2025年6月始動、富士駅北口再開発と共創イベントの全貌

富士駅北口再開発始動

開催日:6月1日

富士駅北口の再開発って何が始まるの?
富士駅北口の再開発は、地域住民が主体となり住宅や商業施設、公益施設などを整備するプロジェクトで、2025年6月から解体作業が始まり来年新築工事が予定されています。
エキキタまちおくりってどんなイベントだったの?
エキキタまちおくりは2025年5月に開催され、解体予定の建物を舞台に謎解きやダンス、解体セレモニーなど多彩な催しが行われ、延べ4000人が参加した地域共創イベントです。

富士駅北口再開発の本格始動

静岡県富士市では、富士駅北口第一地区の再開発がいよいよ本格的に始動します。この再開発プロジェクトは、地域住民が主体となり、街の未来を共に創り上げることを目指しています。2025年8月5日13時30分から、再開発に先立ち、地域住民による共創イベント「エキキタまちおくり」が2025年5月に開催されました。

このイベントは、変わりゆく駅前の景色に敬意を表し、その“おわり”を次なる“はじまり”へとつなぐ場として設けられました。解体作業は6月から始まり、来年には新しい建物の着工が予定されています。これまでの取り組みや地域の声を反映させ、駅と街が一体となった再生整備が進められます。

エキキタまちおくりの開催レポート

「エキキタまちおくり」は、2025年5月に富士駅北口第一地区で開催されました。このイベントは、市民がこれまでの風景に別れを告げるだけでなく、新しいまちの構想と接続する機会として、多くの人々が集まりました。実行委員体制には11団体・27社が参加し、延べ4000人が来場しました。

イベントでは、以下のような多彩なコンテンツが実施されました:

  • 謎解きアドベンチャー(解体予定ビルを舞台にまちを巡る)
  • コンテンポラリーダンス(破壊と創造をテーマにしたパフォーマンス)
  • 解体セレモニー(重機を用いた象徴的なお別れ)
  • 本気の被災体験(解体ビルを避難所に見立てた一夜の体験)
  • 今昔写真展(地域の記憶を共有する場)
  • 落書き&テープアート(未来のキャンバスとしてのビル壁面)
  • 新しいエキキタを紹介(解体される建物の図面と完成予想模型の展示)
  • 芝生でくつろぎコーナー(人工芝でのリラックス空間)
  • 富士本町ゴールデン街(地域のグルメと買い物を楽しむ)
  • 公開生放送(中高生によるラジオ放送)

参加者からは、以下のような感想が寄せられました:

「まちに感謝しながら別れられた。こんな見送り方があるとは思わなかった。」

「過去だけでなく“未来のまちに自分が関われる”と気づけたイベントだった。」

このように、「エキキタまちおくり」は、参加者にとって非常に意義深い体験となり、まちの未来に対する意識を高める場となりました。

再開発の概要と今後の展望

富士駅北口第一地区の再開発事業は、JR富士駅北側約1.0haを対象に、分譲住宅、公益施設、商業店舗、駐車場、広場などを一体的に整備するプロジェクトです。この再開発は、地域住民の声を反映した形で進められるため、地域のニーズに応じた施設やサービスが提供されることが期待されています。

これまでの取り組みとしては、「エキキタテラス」や「エキキタものづくりサイエンスDAY」など、地域の担い手たちが実施してきたさまざまなイベントがありました。これにより、地域の人々が主体となったまちづくりが進められてきました。

今後も、地域住民や地元事業者、学校、NPOなど多様な主体が関わる形で、再開発後の富士駅前を舞台にした公共空間の活用や参加型プロジェクトが展開されることが期待されます。駅とまちをつなぎ、人と活動をつなぐ「エキキタ」の挑戦は、まだ始まったばかりです。

まとめ

富士駅北口の再開発は、地域住民が主体となり、未来のまちを共に創り上げるプロジェクトです。「エキキタまちおくり」イベントを通じて、過去の風景に別れを告げ、新しいまちの構想を描く機会が提供されました。これからの富士駅前がどのような日常を描いていくのか、その風景を共に育てていくことが求められています。

以下に、今回の内容をまとめた表を示します。

項目 内容
イベント名 エキキタまちおくり
開催日 2025年5月
来場者数 延べ4000人
主なコンテンツ 謎解きアドベンチャー、解体セレモニー、コンテンポラリーダンスなど
再開発対象エリア JR富士駅北側約1.0ha
再開発の目的 分譲住宅、公益施設、商業店舗、駐車場、広場などの整備

このように、富士駅北口の再開発プロジェクトは、地域の声を反映しながら進められ、未来のまちづくりに向けた重要な一歩となっています。