2025年8月5日発表|エンジニアのミカタが4.5億円資金調達で業界改革へ
ベストカレンダー編集部
2025年8月5日 16:41
資金調達発表
開催日:8月5日

エンジニアの搾取構造を打破するスタートアップ「エンジニアのミカタ」
株式会社エンジニアのミカタは、SES(システムエンジニアリングサービス)業界における多重下請け構造や搾取構造を解消し、エンジニアの生涯所得を1億円向上させることを目指しています。2025年8月5日、同社は本田圭佑氏が率いるX&KSKをリード投資家として、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、DawnCapital、ボードルアの藤井和也氏を含む複数の投資家から、シリーズAラウンドとして総額4.5億円の資金調達を実施したことを発表しました。
この資金調達は、エンジニアの生涯所得最大化を実現するための事業体制の構築に向けたものであり、営業体制の強化やエンジニアのスキルアップ支援、AIマッチングシステムをはじめとする業務効率化ツールの開発に活用される予定です。

資金調達の背景と目的
SES業界は、エンジニアが企業に対して提供するサービスの対価が適正に評価されない多重下請け構造が存在し、これがエンジニアの所得に悪影響を及ぼしています。株式会社エンジニアのミカタは、こうした構造を打破するために、圧倒的な営業力を活用して高単価案件を獲得し、業界最高水準の還元率を実現することを目指しています。
調達した資金は、以下のような具体的な施策に活用される予定です:
- 営業体制の強化
- エンジニアのスキルアップ支援
- AIマッチングシステムの開発
- 業務効率化ツールの追加開発
これにより、エンジニアがより高い報酬を得られる環境を整え、業界全体の構造改革を促進することを目指します。

X&KSKの役割と本田圭佑氏のコメント
X&KSKは、本田圭佑氏が率いるファンドであり、日本初のデカコーン創出を目指しています。シリーズAを中心に企業の発掘・支援を行っており、著名企業家とのネットワークを活用した海外展開支援にも強みを持っています。
本田圭佑氏は、今回の資金調達に関して次のようにコメントしています:
「エンジニアのミカタの資金調達に、リード投資家として参画できることを大変光栄に思います。田代さんとの対話を通じて、彼の高い視座とビジョン実現への情熱に感銘を受けました。」
本田氏は、エンジニアのミカタの事業拡大と、エンジニアが輝ける未来の創造を全力でサポートする意向を示しています。

投資家からの期待とエンジニアのミカタのビジョン
SMBCベンチャーキャピタルの安田純也氏は、エンジニアのミカタがSES業界における多重下請け構造の課題を解消し、「エンジニアの生涯所得1億円アップ」というビジョンに挑む姿勢に共感したと述べています。特に、チームの高い視座と行動力が業界変革の原動力になると確信しています。
Dawn Capitalの山﨑大世氏も、田代さんの圧倒的な行動力と貪欲さに魅了されたと述べ、同じ船に乗ることができたことを嬉しく思うとコメントしています。
株式会社ボードルアの藤井和也氏は、田代社長の人柄と実行力に共感し、エンジニアに寄り添う姿勢が日本経済に良い影響を与えることを期待しています。

エンジニアのミカタの会社概要と今後の展望
株式会社エンジニアのミカタは、2020年5月に設立され、東京都新宿区に本社を置いています。資本金は2億円で、主に高還元システムエンジニアリングサービス事業、ITコンサルティング事業、DX事業、一般労働者派遣事業を展開しています。
同社は、今後もエンジニアの生涯所得を向上させるための取り組みを続けていく方針であり、業界の構造的課題を解決するために全力を尽くすとしています。また、事業拡大に伴い、エンジニアや営業の求人も積極的に行っており、様々な職種での人材を募集しています。

まとめ
株式会社エンジニアのミカタは、SES業界における多重下請け構造や搾取構造を解消し、エンジニアの生涯所得を1億円向上させることを目指して資金調達を実施しました。リード投資家として本田圭佑氏が率いるX&KSKが関与し、SMBCベンチャーキャピタル、DawnCapital、ボードルアなどの投資家が支援しています。
今後は、営業体制の強化やエンジニアのスキルアップ支援、AIマッチングシステムの開発を通じて、エンジニアがより高い報酬を得られる環境を整えていく予定です。以下に、今回の情報をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社エンジニアのミカタ |
設立 | 2020年5月 |
資本金 | 2億円 |
事業内容 | 高還元システムエンジニアリングサービス事業、ITコンサルティング事業、DX事業、一般労働者派遣事業 |
資金調達額 | 4.5億円 |
リード投資家 | X&KSK(本田圭佑氏) |
エンジニアのミカタは、今後もエンジニアの生涯所得を向上させるために尽力し、業界の構造的課題を解決するために全力で取り組んでいくことを表明しています。