2025年9月開始、レッドボックスの無料SSL自動更新サービスとは
ベストカレンダー編集部
2025年8月5日 12:01
Universal SSL提供開始
開催日:9月1日

レッドボックス、Universal SSL for Freeの提供を開始
合同会社レッドボックス(本社:東京都渋谷区、CEO:小川 勝久)は、2025年9月1日より新機能「Universal SSL for Free」の提供を開始することを発表しました。この機能により、レッドボックスのCDNサービスを利用するお客様は、SSL証明書の取得や更新にかかるコストや手間を大幅に削減できるほか、認証局の障害時にもビジネスを止めることなく、高い可用性を持つサイト運営が可能になります。

背景
近年、ウェブサイトの常時SSL化(HTTPS化)は不可欠な要素となっていますが、無料SSL証明書は一般的に単一の認証局(CA)に依存していることが多く、これがリスクとなる場合があります。特に、認証局に大規模な障害や証明書失効が発生した場合、ウェブサイトが表示できなくなるリスクが高まります。
実際に過去数年にわたり、認証局の問題により数百万件規模の証明書が失効する事例が発生しており、こうした課題を解決する必要性が高まっています。レッドボックスは、お客様がより安全で信頼性の高いコンテンツ配信に集中できる環境を提供するために、Universal SSL for Freeの導入を決定しました。
新機能「Universal SSL for Free」の詳細
Universal SSL for Freeは、レッドボックスのCDNエッジにおいて、無料でSSL証明書の発行から設置、自動更新までを行う機能です。お客様側での複雑な作業は一切不要で、手間をかけることなくSSL証明書を利用できます。
以下に、この新機能の主な特徴をまとめます。
- 高い可用性: 認証局の障害にも対応するため、プライマリーの認証局に加え、異なるベンダーによるバックアップの認証局を準備しています。万一の際も自動的にバックアップへ切り替えることで、サービス停止を回避します。
- 無料SSL証明書: CDNサービス「エッジキャッシュ」のMプラン、Lプランをご利用のお客様は、追加費用なしで本機能を利用できます。
- ワイルドカード証明書対応: *.redbox.ne.jp のようなワイルドカード証明書にも対応し、一つの証明書で複数のサブドメインを保護可能です。
- 自動更新機能: SSL証明書の更新はCDNのエッジサーバーで自動的に行われ、手動での更新作業が不要になります。
今後の展望とサービスの拡充
レッドボックスは、今後もお客様の多様なニーズに応じたサービスの開発を続けていく方針です。具体的には、コントロールパネルからの設定機能を強化し、CDNと連携可能なセキュリティ対策を拡充することを検討しています。また、専門知識を必要とせずに高度なセキュリティを手軽に有効化できるサービスの提供も視野に入れています。
さらに、CDNサービスを活用してエンドユーザー様の課題解決を共に推進するパートナー企業様を募集しており、既存のWebサイトやサーバーの構成を大幅に変更することなく導入可能なサービスを提供することを目指しています。
エッジキャッシュCDNについて
レッドボックスは「テクノロジーをより身近に」をミッションに掲げ、Webサイト・動画配信・セキュリティの3つのカテゴリーでサービスを展開しています。その主軸となるサービスがCDNサービス(エッジキャッシュ)です。
CDNサービス(エッジキャッシュ)は、アクセスユーザーとWebサーバーの間に位置し、負荷対策やセキュリティ強化を図るものです。具体的には、複数の拠点に分散配置されたロケーションからコンテンツをコピーし、初回以降のアクセスをエッジサーバーのキャッシュから配信することで、負荷分散と高速化を実現します。
このサービスは、アクセスが集中してWebサイトが見られなくなる、または表示速度が低下するなどのトラブルを解決するために設計されています。お客様の既存サーバーやWebコンテンツを移行・修正することなく、サーバーに大きな負荷がかかるソーシャルゲームや動画配信(VOD・ライブ)を含む様々な用途に対応しています。
企業情報
合同会社レッドボックスの本社所在地は、〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目51−10です。代表者は小川 勝久(Katsuhisa Ogawa)氏で、電話番号は03-6431-0076です。詳細情報は公式サイト(https://www.redbox.ne.jp)をご覧ください。
特徴 | 詳細 |
---|---|
高い可用性 | プライマリーとバックアップの認証局を用意し、障害時の影響を軽減 |
無料SSL証明書 | Mプラン、Lプラン利用者は追加費用なしで利用可能 |
ワイルドカード証明書対応 | 複数のサブドメインを一つの証明書で保護 |
自動更新機能 | 手動での更新作業不要、更新漏れのリスクを回避 |
以上の内容により、レッドボックスのUniversal SSL for Freeは、ウェブサイト運営におけるSSL証明書の管理を大幅に簡素化し、ビジネスの継続性を強化するための重要なサービスとなります。今後もレッドボックスは、お客様のニーズに応じたサービスの拡充を進めていく予定です。
参考リンク: