2025年8月2日始動！ハノイに高島屋複合ビル起工式

ベトナム・ハノイにおける新たな複合ビル計画

2025年8月5日、株式会社高島屋の連結子会社である東神開発株式会社は、ベトナム・ハノイ市において進行中の大規模タウンシップ開発「スターレイクプロジェクト」の一環として、大規模複合ビル「Westlake Square Hanoi（ウエストレイクスクエアハノイ）」の起工式を8月2日（土）に執り行ったことを発表しました。この計画は、ハノイ初出店となる高島屋の百貨店と専門店を含む商業フロア、オフィスフロアを備えた地下3階・地上10階建ての複合ビルの建設を目指しています。

「Westlake Square Hanoi」の第Ⅰ期計画では、地下1階から6階に「Hanoi Takashimaya S.C.（ハノイタカシマヤショッピングセンター）」が設置され、7階から10階にはオフィスフロアが配置される予定です。特に、環境に配慮した設計が求められる中で、米グリーンビルディング協会が開発した建物の環境評価システム「LEED認証」で最高レベルの「プラチナ」の取得を目指しています。

起工式の詳細と今後の展望

起工式には、高島屋ベトナム及び本工事に関わる関係者が出席し、安全で円滑な工事の遂行と完遂を祈願しました。このプロジェクトは、2027年秋に予定される第Ⅰ期計画の開業に向けて進行中であり、高島屋グループでは海外事業を成長戦略の柱として位置付けています。特に、ベトナムの高い経済成長と消費ポテンシャルを見込んでおり、2030年以降には第Ⅱ期計画の開業も視野に入れています。

今後、Westlake Square Hanoiの工事は本格化し、ハノイ市内における重要な商業・オフィスエリアの一翼を担うことが期待されています。高島屋グループは、地域の発展に寄与することを目指し、プロジェクトの推進に全力を尽くす方針です。

スターレイクプロジェクトの概要

スターレイクプロジェクトは、ハノイ市中心部から北西約6kmに位置し、面積約186haの大規模都市開発プロジェクトです。この地区は、将来的にハノイの新都心としての役割を果たすことが期待されています。タイ湖沿岸の高級住宅地区に近く、各国大使館エリアにも隣接していることから、行政機関の移転や都市鉄道の敷設が計画されています。

この地域は、都心および空港へのアクセスが良好で、住宅、商業、オフィス、公共施設を計画的に配置した街づくりが進められています。スターレイクプロジェクトの実現により、ハノイはさらなる発展を遂げることが期待されます。

東神開発の事業計画と今後の施設展開

東神開発株式会社は、スターレイクプロジェクト内で複数の事業を計画しています。プロジェクト敷地内の2区画（A・B）において、A区画（面積2.1ha）では現地の教育事業を行うエデュフィット社と共同で、バイリンガルスクール「THE DEWEY SCHOOL Tay Ho Tay」を2021年2月に開校しました。

また、B区画（面積1.7ha）においては、プロジェクトのマスターデベロッパーである韓国系建設会社大宇建設のベトナム子会社から土地使用権を取得し、2027年秋には商業施設を核とする複合ビルの開業を予定しています。

Westlake Square Hanoiの具体的な計画内容

「Westlake Square Hanoi」の具体的な計画内容は以下の通りです：

このプロジェクトは、商業施設とオフィスを融合させた新しいライフスタイルの提供を目指しており、地域住民や訪問者にとって魅力的な空間を創出することが期待されています。

以上の内容を踏まえ、ベトナム・ハノイでの「Westlake Square Hanoi」プロジェクトは、地域経済の活性化や新たなビジネスチャンスの創出に寄与することが期待されます。今後の進展に注目が集まることでしょう。