2026年春開業予定の広島サイクリング複合施設とホテルの全貌

競輪とアーバンサイクルスポーツが融合する新たな複合施設

広島市において、競輪とアーバンサイクルスポーツが融合した複合施設「アーバンサイクルパークス広島」が整備されることが発表されました。この施設内に新設される選手宿舎兼ホテル棟「せとうちサイクルステイズ広島宇品」の運営事業者が、株式会社せとうちジャーニーに決定しました。これにより、広島市は新たな観光名所としての発展が期待されています。

この複合施設は、広島競輪場の再整備事業の一環として実施され、アーバンサイクルスポーツを楽しむための環境が整備されることになります。特に、BMXやスケートボード、キックバイクなどが楽しめる「アーバンサイクルスポーツパーク」が併設される点が特徴です。

「せとうちサイクルステイズ広島宇品」の特徴

新設される「せとうちサイクルステイズ広島宇品」は、サイクリストフレンドリーなホテルとして設計されています。このホテルは、広島港に繋がる船旅の拠点としても機能し、地域の人々が集う交流の場としての役割も果たすことを目指しています。

競輪開催時には選手宿舎として利用され、開催期間外には一般宿泊客が利用可能なホテルとして運営される予定です。なお、選手と接触のないエリアに限り、競輪開催中でも一般の宿泊利用が可能です。

ホテルのブランドコンセプト

本ホテルのブランドコンセプトは「The Answer is “BICYCLE”」であり、自転車を利用した旅の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。施設デザインは「SIDETRACK（寄り道）」をテーマにしており、旅の途中で立ち寄りたくなるような空間を提供します。

都市と自然、自転車文化が調和するデザインにより、サイクリストや地域の人々が交わる開かれた場を創出することが期待されています。

ヴィクトワール広島との連携

広島を拠点とするプロサイクルロードレースチーム「ヴィクトワール広島」との連携も注目されています。本ホテル内には、ヴィクトワール広島が運営するバイクショップが併設され、プロチームとしての知見を活かしたサービスが提供される予定です。

また、宿泊プランにはサイクリスト向けの特別なプランが用意され、広島市内やしまなみ海道を巡る周遊型観光ツアーの提供も計画されています。これにより、幅広い世代が自転車を楽しむ文化の促進を目指しています。

ヴィクトワール広島代表のコメント

ヴィクトワール広島の代表である中山卓士氏は、「日本一強く、日本一愛されるチームづくり」を目指しており、地域密着型の活動にも力を注いでいると述べています。ホテルとバイクショップが一体となることで、サイクリストにとって安心で快適な環境を提供できると確信しているとコメントしています。

また、宿泊・観光・スポーツが連動するこのプロジェクトは、広島の新たな魅力を体験できるきっかけになると考えています。

「せとうちサイクルステイズ広島宇品」の施設概要

「せとうちサイクルステイズ広島宇品」の施設概要は以下の通りです。

このように、様々な施設が整備される「せとうちサイクルステイズ広島宇品」は、サイクリストにとって快適な滞在を提供することを目指しています。

アーバンサイクルパークス広島の概要

「アーバンサイクルパークス広島」は、競輪だけでなく多様なスポーツやレジャーを楽しめる複合施設として整備されます。競輪選手の宿舎も兼ねたホテル棟や、地域に開かれた公園エリア、アーバンスポーツが楽しめるエリアなどが整備され、地域の活性化が期待されています。

2025年6月にはスタンド棟が先行オープンし、同年11月には広島競輪場での市営競輪が再開される予定です。さらに、2026年3月にはエリアの整備が完了し、リニューアルオープンを迎える計画です。

まとめ

「せとうちサイクルステイズ広島宇品」は、広島市における競輪とアーバンサイクルスポーツの融合を象徴する施設として期待されています。サイクリストフレンドリーな環境を提供し、地域の観光活性化にも寄与することを目指しています。以下に、本ホテルと関連施設の情報をまとめます。

このように、広島の新たなランドマークとしての「せとうちサイクルステイズ広島宇品」の開業が待たれます。地域の自転車文化の発展や観光促進に寄与することが期待されており、今後の動向に注目が集まります。