2025年8月4日開始 障がい者向けITキャリア支援プログラム始動

障がい者のキャリア支援にITを活用する新たな取り組み

株式会社TechBowl（本社：東京都千代田区、代表取締役：小澤政生）が運営するTechTrainは、株式会社綜合キャリアトラストが展開する就労移行支援事業所SAKURAと連携し、障がいのある方を対象とした新たなキャリア支援プロジェクト「SAKURA TechBloom」を開始しました。このプロジェクトは、障がいのある方々が自分らしい働き方を実現し、キャリアの選択肢を広げることを目的としています。

本取り組みでは、未経験者から経験者まで幅広く対応するオンライン学習コンテンツを提供し、現役エンジニアによる指導を通じて、ITスキルの習得を支援します。さらに、SAKURAセンターの専門スタッフによる個別サポートも組み合わせ、学びと働くの実践的なプログラムを実施します。

SAKURA TechBloomの概要

「SAKURA TechBloom」は、障がいのある方の「働きたい」という想いに寄り添い、テクノロジーを通じてできることを増やすことを目指しています。このプログラムは、SAKURAセンターに通所されている方が無料で受講できるため、安心して学びに取り組むことができます。

プログラミング教材「TechTrain」では、現役エンジニアからのメンター指導を受けながら、プログラミングスキルを習得することが可能です。さらに、生成AIを活用した業務効率化やデータ活用といった実務に即したスキルも学ぶことができます。

学習支援の特徴

SAKURA TechBloomでは、学習の継続を支えるために、以下のようなサポートを提供します。

• 自己管理スキルの育成：SAKURAの専門スタッフが学習の進捗を管理し、受講者が自己管理スキルを身につける手助けをします。
• ソーシャルスキルの向上：メンターとのコミュニケーションを通じて、必要なソーシャルスキルを育成します。
• ビジネスマナー研修：就労後の定着支援を見据えたビジネスマナー研修を実施します。
• 面接対策：実際の就職活動に向けた面接対策も行います。

これにより、受講者はITスキルにとどまらない実践的な成長機会を得ることができます。

全国展開と今後の展望

現在、SAKURA TechBloomは新宿、蒲田、長野の3つのセンターでプログラムを開始していますが、今後は全国16か所のSAKURA各センターへの展開を視野に入れています。この取り組みを通じて、障がいのある方々が自立し、社会で活躍できる環境を整備していく方針です。

デジタル化が進む現代社会において、全ての人がテクノロジーにアクセスし、活用できる社会の実現が求められています。日本では、障がいのある方のIT就労機会は依然として限定的であり、個別ニーズに対応した育成環境が不足しています。このプログラムは、障がいのある方が自身の可能性をITスキルによって広げ、社会で自立・活躍するための新たな選択肢を提供するものです。

取り組み実績と参加者の声

6月6日には、就労移行支援事業所SAKURAが主催したオンライン説明会が開催され、プログラムに関心のある方々へ概要と利用方法が案内されました。このセミナーは、未経験からでもITスキルを身につけてキャリアの選択肢を広げることを目的としており、高校生から社会人まで幅広い年代・背景を持つ参加者が集まりました。

参加者からは、「自分にもできるかもしれない」と前向きに感じられる機会が得られたとの声が寄せられています。

企業のコメントと今後の方向性

株式会社TechBowlの代表取締役である小澤政生氏は、「就労移行支援の分野で豊富な実績を持つSAKURAセンター様とご一緒できることを大変光栄に思います。受講者一人ひとりが前向きにチャレンジできるきっかけになればと願っています」とコメントしています。

また、株式会社綜合キャリアトラストの代表取締役である伊藤努氏は、「TechBowl様との協業は、障がいのある方々がIT分野で輝くための新たな扉を開くものと確信しています。利用者一人ひとりの強みを最大限に引き出し、実務に直結するスキルと自信を身につけていただけます」と述べています。

まとめ

「SAKURA TechBloom」プロジェクトは、障がいのある方がITスキルを学び、キャリアの選択肢を広げるための重要な取り組みです。テクノロジーを通じて社会参加を促進し、インクルーシブな未来を実現するための支援が今後も続けられます。

以下に、この記事で取り上げた内容をまとめます。

このプログラムを通じて、障がいのある方々がテクノロジーを活用し、社会で自立・活躍できる未来が期待されます。