岡山大学で7月28日開催、初心者向けデジタル技術講座の全貌
ベストカレンダー編集部
2025年8月3日 05:44
岡山大学デジタル技術講座
開催日:7月28日

岡山大学が開催した初心者向けデジタル技術講座
2025年7月28日、国立大学法人岡山大学は津島キャンパスにて、初心者向けのデジタル技術講座「Tech Study Lab Okayama」を初めて開催しました。この講座は、文系・理系を問わずプログラミング未経験の学生を対象に、約30人が参加しました。講座では、小型コンピューターRaspberry Piを一人一台使用し、Pythonによる基礎的なプログラミングや生成AIの仕組みについて、ハンズオン形式で学ぶ機会が提供されました。

講座の概要と目的
この講座は、内閣府が支援する「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施されており、岡山大学産学官連携本部とおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)が主催しています。さらに、岡山大学の学生団体「桃下村塾」の運営協力のもと、AIやプログラミングへの関心を持つ学生に対して、Raspberry Piを活用したAIアプリ開発の基礎を学ぶ実践的な学びの場を提供しています。

講座の内容
講座では、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域の小寺雄太准教授が講師を務めました。初めに行われたセッションでは、Raspberry Piの初期設定や簡単なコードの実行を通じて、コンピューターの仕組みを直感的に理解することが目指されました。続いて、Pythonを用いて現在の時刻を表示するプログラムを構築する実習が行われました。
- 初期設定の手順
- 簡単なコードの実行
- プログラムの構築と動作確認
参加者はコードの意味や動作を丁寧に確認しながら、プログラミングの楽しさと可能性に触れることができました。

参加者の声
参加者からは次のような感想が寄せられました。
- 「初めてRaspberry Piを触ってみて、自分でパソコンを組み立てているようでとても楽しかった」
- 「自分でもAIを使ったアプリを作ってみたくなった」
これらの声からも、参加者が実際に手を動かして学ぶことの楽しさを感じている様子が伺えます。

次回の講座と今後の展望
同講座は次回、8月6日に「ローカルLLMによる生成AI体験」をテーマに第2回を開催予定です。この回では、チャットボット開発や画像生成など、より発展的な応用にも挑戦します。両日とも受講することで、AI技術の基礎から応用までを一貫して体験できる内容となっています。
今後も岡山大学では、KIBINOVEを拠点に地域の学生が最新の技術に触れ、実践的なスキルを身につける機会を継続的に提供していく方針です。地域中核・特色ある研究大学としての取り組みが期待されています。

おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)
OI-Startは、産学官が連携してデジタル技術を活用したイノベーションを創出し、その実践を通じて人材を育成するプラットフォームです。岡山大学が事務局を務め、県内企業や自治体、大学等の研究者および学生が組織や分野の枠を超えて共創する場を提供しています。

OI-Startの目的
- 県内企業の生産性や魅力の向上
- 若者の県内定着・還流の推進
- デジタル技術を活用したイノベーションの創出

まとめ
今回の「Tech Study Lab Okayama」では、Raspberry Piを用いたプログラミングや生成AIの基礎を学ぶ貴重な機会が提供されました。参加者は実際に手を動かしながら学ぶことで、プログラミングの楽しさやAI技術の可能性を実感しました。今後も岡山大学は、地域の学生に向けた実践的な学びの場を提供し続けることを目指します。
講座名 | 開催日 | 内容 | 講師 |
---|---|---|---|
Tech Study Lab Okayama | 2025年7月28日 | Raspberry PiとPythonによるプログラミング基礎 | 小寺雄太准教授 |
Tech Study Lab Okayama 第2回 | 2025年8月6日 | ローカルLLMによる生成AI体験 | 未定 |
これらの活動を通じて、岡山大学は地域の学生にデジタル技術の基礎を学ぶ機会を提供し、次世代の人材育成を推進しています。
参考リンク: