2025年8月2日開催 岡山大学わくわく科学塾で科学体験
ベストカレンダー編集部
2025年8月2日 18:51
わくわく科学塾出展
開催日:8月2日

岡山大学総合技術部が「令和7年度わくわく科学塾」に出展
2025年8月2日、国立大学法人岡山大学は、岡崎嘉平太記念館で開催された「令和7年度わくわく科学塾」に出展しました。このイベントは、岡山大学の技術統括監理本部を構成する総合技術部が主催し、吉備中央町の小学校から約50人の子どもたちが参加しました。科学の楽しさを体験することを目的としたこのイベントでは、さまざまな科学実験が用意されました。

多彩な科学実験テーマ
総合技術部は、以下の8つのテーマを通じて参加者に科学の魅力を伝えました。
- ペットボトル万華鏡を作ろう
- クロマトアートでしおりを作ろう
- 入浴剤を作ろう
- スライムで遊ぼう
- 人工いくらをつくろう
- 星箱を作ろう
- ストローとゴムで作ってみよう
- コマ回し
これらのテーマは、子どもたちが楽しみながら科学に触れることができるように設計されています。参加者たちは、友達と協力しながら、各ブースを回って多くの体験を楽しみました。

ペットボトル万華鏡の制作
「ペットボトル万華鏡を作ろう」のコーナーでは、総合技術部の職員が工夫を凝らして、事前にカットされたペットボトルを使用しました。また、本学の工作センターの機器を活用した治具を利用することで、低学年の子どもたちでも安全に、短時間で多くの体験ができるよう配慮されました。

科学反応を楽しむ
「クロマトアートでしおりを作ろう」では、子どもたちがスポイトを使って水性ペンの色が分かれて広がる様子を観察し、驚きの表情を見せていました。特に「入浴剤を作ろう」や「スライムで遊ぼう」、「人工いくらをつくろう」といったテーマは高い人気を誇り、多くの子どもたちが化学反応の不思議を体験しました。

参加者の反応と専門家のコメント
「星箱を作ろう」では、手のひらサイズの宇宙を覗き込む子どもたちの目が輝いていました。また、「ストローとゴムで作ってみよう」は、少し難易度が高かったようですが、多面体の完成に向けて奮闘する姿が見られました。「コマ回し」では、色を塗った紙を貼り付けたコマを回し、回転時と静止時の色の違いを楽しむ場面がありました。
テクニカルリサーチャー(TR)の涌水庸史技術補佐員は、「子どもたちが描いた模様を駒に貼り付け、回転させるとどのような模様が見えるのかという体験をお手伝いさせていただきました。子どもたちが予想した模様と違う模様になって驚いている様子が印象的で、そのような驚きが科学に興味を持つきっかけになってほしいと思います」と述べました。

岡山大学の地域貢献と今後の展望
今回の活動について、総合技術部本部長である佐藤法仁副理事・副学長・副技術総監・上級URAは、「昨年度に引き続き参加させていただきましたこと、関係者のみなさまに厚く御礼申し上げます。さまざま科学実験の体験を通じてワクワクドキドキを醸成し、今後もいろいろなことに興味、関心を持っていただけたらと思います。地域の中核となる研究大学である岡山大学として、今後も地域とともに歩みを続け、科学技術・イノベーションの振興を行っていきます」とコメントしました。
岡山大学の総合技術部は、地域貢献・科学啓発活動を本学工学部との共催で実施しており、学内外を問わず様々な場面で活動を行っています。特に、次世代を担う子どもたちが楽しく科学に触れられるよう、さまざまなテーマを精力的に実施しています。

まとめ
テーマ | 内容 |
---|---|
ペットボトル万華鏡を作ろう | 安全に体験できる万華鏡制作 |
クロマトアートでしおりを作ろう | 色の分離を観察 |
入浴剤を作ろう | 化学反応を楽しむ |
スライムで遊ぼう | 科学の不思議を体験 |
人工いくらをつくろう | 楽しい化学実験 |
星箱を作ろう | 宇宙を覗く体験 |
ストローとゴムで作ってみよう | 難易度の高い制作 |
コマ回し | 色の違いを楽しむ |
岡山大学の総合技術部は、地域と共に歩みながら、科学技術の振興に努めています。今後の活動にも期待が寄せられます。
参考リンク: