8月24日開催!所沢牛直売会に高校生が地域と挑む新モデル
ベストカレンダー編集部
2025年8月2日 14:51
所沢牛直売会開催
開催日:8月24日

所沢高校の生徒有志が挑む地域の畜産業
埼玉県所沢市にある所沢高校の生徒たちが、地域の特産品である幻のブランド牛「所沢牛」の飼育と販売に挑戦するプロジェクトを立ち上げました。株式会社さんぷくが運営する地域密着型レストラン「カジュアルオーベルジュ樹樹」と「和ごころふれんち樹樹HANARE」は、この取り組みを支援し、地域の資源を守るための新たな循環モデルを構築しています。
所沢牛は、広大な牛舎で丁寧に育てられる希少なブランド牛であり、肉質の評価が高い一方で、現在市内に生産者が一人しか存在しないという厳しい現状に直面しています。高齢化や人手不足が影響し、存続の危機が叫ばれています。これに対抗するため、高校生たちが自ら手を挙げ、餌やりや飼育補助、さらには加工・販売体験まで参加する仕組みが誕生しました。

所沢牛直売会の開催
プロジェクトの第一弾として、所沢牛の精肉直売会が「和ごころふれんち樹樹HANARE」で開催されます。この直売会では、高校生たちが店舗スタッフと共に接客や販売補助を担当し、地域の課題に対して自分たちの手で関わる新しいモデルとして注目されています。
直売会の詳細は以下の通りです:
- 日時:8月24日(日)11:30-16:00
- 会場:和ごころふれんち樹樹HANARE(所沢市西所沢1-12-4 北斗西所沢駅前ビル2F)
- 販売内容:所沢牛精肉、加工肉(完全予約制)
- 参加:所沢高校の生徒有志が販売サポートとして参加

地域での食の循環を目指す取り組み
株式会社さんぷくは、「地域の食資源を、地域で循環させる」ことを基本理念に掲げ、様々な取り組みを行っています。所沢牛を使ったフレンチや創作和食の提供、農業体験を組み込んだ宿泊プランの実施、地元農家の野菜や果物を取り入れた旬を感じるメニューづくりなど、地域の魅力を発信する活動を続けています。
今回のプロジェクトは、地域の食文化を次世代に繋ぐ重要なステップとなります。高校生たちが食の現場に関わることで、地域と共にブランドを守ることが期待されています。

今後の展望と持続可能な支援体制の構築
今後は、所沢高校をはじめとする他校との連携や、視察・協力の受け入れを行いながら、「食」「教育」「地域」がつながる新たな仕組みを育てていく方針です。地域全体でブランドを守るこの取り組みが、いずれは所沢発のモデルとして他地域にも広がることが期待されています。
このプロジェクトは、地域の畜産業の持続可能な発展に寄与するだけでなく、若者たちが地域の問題に関心を持ち、積極的に参加する機会を提供するものです。所沢牛の保全と普及を通じて、地域の食文化を次世代へと引き継ぐ重要な役割を果たしています。

プロジェクトの要点まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
プロジェクト名 | 所沢牛の飼育・販売プロジェクト |
主催 | 株式会社さんぷく |
参加者 | 所沢高校の生徒有志 |
直売会日時 | 8月24日(日)11:30-16:00 |
会場 | 和ごころふれんち樹樹HANARE |
販売内容 | 所沢牛精肉、加工肉(完全予約制) |
理念 | 地域の食資源を地域で循環させる |
このように、所沢高校の生徒たちが地域の畜産業の未来を担うために立ち上がった取り組みは、地域全体を巻き込んだ新たなモデルとなることが期待されます。所沢牛の保全と普及を通じて、地域の食文化を次世代へと引き継ぐ重要な役割を果たすこのプロジェクトに、今後も注目が集まります。