2025年8月2日発表 津南醸造『GO SPARKLING』がミラノでGood Design賞受賞
ベストカレンダー編集部
2025年8月2日 11:50
GO SPARKLING受賞
開催日:8月2日

津南醸造の『GO SPARKLING』がミラノ酒チャレンジ2025で「Good Design賞」を受賞
新潟県津南町に本社を構える津南醸造株式会社(代表取締役:鈴木健吾)は、2025年8月2日、イタリアのミラノで開催された「Milano Sake Challenge 2025」において、スパークリング日本酒『GO SPARKLING』が「Good Design賞」を受賞したと発表しました。この受賞は、モダンでミニマルなデザインが国境を越えて評価された結果です。
『GO SPARKLING』は、発泡性のある爽やかな味わいと洗練されたボトルデザインが融合した新感覚の日本酒です。今回の受賞においては、審査を行ったソムリエやデザイナーから、「ミニマルかつ現代的」「日常の中でも映える存在感」といった点が高く評価されました。特に、ヨーロッパ市場において受け入れられるデザイン的な魅力が際立っているとされています。

受賞の背景とデザインの評価
審査では、ボトルの形状と色彩の洗練さに注目が集まりました。特に日本語の表記は「付加価値」または「中立的」としてポジティブに受け止められました。一部の審査員からは「日本的なアイデンティティがやや希薄」との意見も見られましたが、むしろそのグローバルに親しみやすいスタイルこそが評価される要因となりました。
このようなデザインの評価は、今後のヨーロッパ市場における『GO SPARKLING』の展開に大きな影響を与えると考えられています。具体的には、欧州における価格帯は10〜20ユーロ前後が想定されており、スーパーマーケットやワインショップ、デザイナーズショップなど多様な販路での展開が予測されています。

『GO SPARKLING』の商品情報
名称 | カテゴリー | 内容量 | 特徴 | 製造元 |
---|---|---|---|---|
GO SPARKLING | スパークリング日本酒 | 300ml | 軽快でフルーティな味わい、繊細な泡立ち | 津南醸造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町) |
このように、『GO SPARKLING』は日本酒の新たなライフスタイル提案として、今後のグローバル市場での広がりが期待されています。

津南醸造のテロワールへの取り組み
津南醸造が目指す「テロワール(Terroir)」とは、本来フランス語で「土地」を意味し、ワイン文化を中心に用いられてきた概念です。近年では、日本酒にもその概念が広がりを見せています。テロワールは、気候、土壌、水、そしてその土地に根付く人々の知恵や文化といった要素が複合的に作用して生まれる風味や個性を指します。
津南醸造が用いる魚沼産コシヒカリは、豪雪地・津南の風土や水資源が育む米であり、その土地に根ざした素材と技によって醸された日本酒は、まさに“テロワールの体現”といえます。豪雪地である津南では、低温での作業が可能な酒蔵があり、雪解け水を由来とした軟水で日本酒が造られています。

津南醸造について
津南醸造株式会社は、新潟県中魚沼郡津南町に本社を構える日本酒を生産する酒蔵です。日本有数の豪雪地帯に位置し、地元産の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りは、自然との共生と革新を融合させたスタイルを特徴としています。また、2025年には、醸造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」において、新潟県知事賞(第1位)を受賞しました。
津南醸造の公式ウェブサイトは、こちらからご覧いただけます:津南醸造株式会社
まとめ
津南醸造の『GO SPARKLING』がミラノ酒チャレンジ2025において受賞した「Good Design賞」は、デザイン性と味わいの両面から評価された結果です。日本酒の新たな可能性を提示するこの商品は、特にヨーロッパ市場において注目されています。
受賞情報 | 商品情報 | テロワールの意義 |
---|---|---|
Good Design賞 | GO SPARKLING(300ml、軽快でフルーティな味わい) | 地域の風味や個性を表現 |
今後も津南醸造は、日本酒の新たな可能性をグローバルに広げていくことが期待されます。
参考リンク: