2025年8月30日開催｜リバティ150周年記念展が大阪・関西万博で開幕

リバティ150周年記念特別展「I Am. We Are. Liberty.」の開催について

株式会社リバティジャパンは、2025年8月30日より9月12日まで、大阪・関西万博の英国パビリオンにおいて、リバティの150年にわたる芸術、文化、デザインの歴史を称える特別展「I Am. We Are. Liberty.」を開催します。本展は、リバティが持つ創造性と文化交流、革新をテーマにした画期的なエキシビションであり、訪れる人々にとって貴重な体験を提供します。

リバティは、世界的に名高い小売業者兼デザインハウスとして知られており、今年で創業150周年を迎えます。この特別展では、リバティの重要かつ多様なデザインアーカイブを間近で体感できる機会が提供されます。展覧会は、今年4月から7月末までリージェント・ストリートにあるリバティ旗艦店で開催され、多くの訪問者を迎えました。これを受けて、大阪・関西万博の英国パビリオンへと移されることになりました。

展示内容とアーカイブの魅力

本展では、1800年代に遡る希少なアートワークやテキスタイルデザイン、パターンブックを含む300点以上の注目アーカイブ作品を展示します。これらはリバティが世界のデザインに与え続けてきた影響を物語り、芸術、商業、革新が交差する先駆的な精神を体現しています。

特に注目すべきは、著名な美術史家エスター・コーエンがキュレーションを手がけている点です。彼女の手による「I Am. We Are. Liberty.」では、リバティと日本との深い結びつきが紹介されます。リバティ創業者アーサー・ラセンビィ・リバティが1889年に日本を訪れた際の体験が、リバティの創造哲学に大きな影響を与えたことを示す資料も展示されます。

リバティと日本の関係

アーサー・ラセンビィ・リバティとその妻エマは、ジャポニスムが盛んだった時代に日本各地を訪れました。この旅はリバティのデザインに深い影響を与え、その後の作品に日本美学が反映されることとなります。展示では、初期のテキスタイル作品や、アーサーの妻エマが記録した旅行記などの貴重な資料も公開される予定です。

現在、日本はリバティにとって世界で第2位の販売市場となっており、1980年代からリバティの日本法人が設立されています。日本市場向けにオリジナルおよびアレンジされたプリントを手がける専用のデザインスタジオも設置されており、デザイナー・皆川明とのコラボレーションや、『ハローキティ』や『ピーナッツ』をフィーチャーしたパターン、日本の植物図鑑に着想を得た繊細な花柄のデザインなどが展開されています。

リバティ150周年記念特別展の開催概要

リバティ150周年記念特別展「I Am. We Are. Liberty.」の開催に際して、リバティ マネージングディレクターのアンドレア・ペトーキ氏と、大阪・関西万博英国総代表のキャロリン・デイビッドソン氏がコメントを寄せています。

アンドレア・ペトーキ氏は、「リバティが芸術、文化、デザインに捧げてきた150周年を迎えるにあたり、2025年大阪・関西万博の英国パビリオンと協力して、リバティのデザインを厳選した展示と祝賀エキシビション『I Am. We Are. Liberty.』を開催できることを大変光栄に思います。」と述べています。

また、キャロリン・デイビッドソン氏は、「リバティは、英国の創造的な独創性と世界的な文化的影響力を象徴する存在です。本展は、大阪・関西万博の英国パビリオンが掲げる理念そのものであり、我々の遺産を讃えつつ、共に歩む未来を形作る革新を推進するものです。」と語っています。

展示の詳細情報

リバティ150周年記念特別展「I Am. We Are. Liberty.」の開催概要は以下の通りです。

イベントの詳細は、英国パビリオン公式サイトで確認することができます。日本語版と英語版が用意されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

リバティの文化と未来への展望

リバティは、1875年の創業以来、革新の最前線に立つクリエイターたちとのグローバルなネットワークを築いてきました。デヴィッド・ボウイやビートルズといった音楽界の伝説が身に纏ったプリントから、世界中の学生や新進デザイナーとのコラボレーション、持続可能なテキスタイル製造に向けた未来志向の取り組みまで、多彩な展開を続けています。

本展示会は、文化と商業の交差点に位置するリバティの独自の立ち位置を浮き彫りにし、その卓越したクラフトマンシップ、厳選されたキュレーション、そして職人技を駆使したデザインによって築かれた名声を支える、アーティストやデザイナー、ものづくりに携わる職人たちとのつながりを称えます。

さらに、訪れた方々が英国デザインの遺産の一端を持ち帰ることができるよう、英国パビリオンでは厳選されたリバティプリントのスカーフが販売されるほか、京都の老舗丹後ちりめん製造会社、丸仙との協働による限定風呂敷も用意されています。

まとめ

リバティ150周年を祝う特別展「I Am. We Are. Liberty.」は、リバティの豊かな歴史とその影響力を再確認する絶好の機会です。リバティが持つアートやデザインの魅力、そして日本との深い結びつきを体感することで、訪れる人々は新たな視点を得ることができるでしょう。展示の詳細や関連情報は、公式サイトで確認することができます。

この特別展は、リバティのデザインや文化、そして日本との関係を深く理解するための貴重な機会となるでしょう。