ロレアル、2025年8月1日に7カ国で障がい者インクルージョン最高評価獲得
ベストカレンダー編集部
2025年8月1日 13:14
ロレアル7カ国最高評価獲得
開催日:8月1日

ロレアル、Disability Index®において7カ国で最高評価を獲得
日本ロレアル株式会社は、2025年8月1日11時00分に発表したプレスリリースにおいて、世界最大の化粧品会社であるロレアルグループが、障がい者のインクルージョンに関する取り組みで高い評価を受けたことを報告しました。具体的には、Disability : INが開発した「Disability Index®」において、7カ国で最高評価を獲得したことが明らかになりました。
このDisability Indexは、企業が障がい者のインクルージョンに関する方針やプログラムを評価するための、第三者機関による独立したベンチマークツールです。現在、日本、ブラジル、カナダ、インド、フィリピン、米国、英国の企業が参加資格を有し、評価を受けています。2026年には、このインデックスが全ての国に開放され、さらなるグローバル化が進む予定です。
Disability Indexの評価基準
2025年のDisability Indexでは、評価される領域は多岐にわたります。具体的には、以下の項目が含まれています。
- 文化とリーダーシップ
- 全社的なアクセス
- 雇用慣行(福利厚生、採用、雇用、教育、定着・昇進、合理的配慮を含む)
- コミュニティへの貢献意欲
- 責任ある調達
これらの評価項目を通じて、企業としての障がい者インクルージョンに対する取り組みが測られます。今年、ロレアルの日本、ブラジル、カナダ、インド、フィリピン、英国、米国の各拠点は、「障がい者インクルージョンにおける最高の職場(Best Place to Work for Disability Inclusion)」として認定されました。これは、ロレアルが障がい者インクルージョンの推進に真摯に取り組んでいる証です。
障がい者の社会参加の重要性
障がい者の社会参加を推進することは、真にインクルーシブな職場環境を育むために不可欠です。世界中には、推定で13億人、つまり世界人口の約16%が何らかの障がいを抱えて生活しています。さらに、障がいの80%は、労働年齢にあたる18歳から64歳の間に生じるとされています。
障がいは、年齢や性別、性的指向、社会経済的背景、多文化的な出自など、様々な人口統計学的属性を超えて存在します。ロレアルは、こうした多様性を尊重し、全ての社員が長期的な成功を推進できる職場環境を構築することを目指しています。
ロレアルの取り組みと今後の展望
ロレアルは20年以上にわたり、社員や生活者、コミュニティの身体的、精神的、社会的な幸福にコミットしてきました。特に、障がい者インクルージョンを加速させる取り組みを強化しており、目に見える障がいと見えない障がい、精神疾患、慢性疾患、ニューロダイバーシティを含む様々な障がいに対応しています。
ロレアルグループは、全ての事業展開国において障がい者の直接雇用の最低目標を達成することを目指し、偏見を打ち破り、全てのステークホルダーにとってのアクセスしやすさを促進することに力を入れています。
複数の国でDisability Indexに参加することは、ロレアルのインクルーシブな職場環境を促進するための戦略的コミットメントを強化するものです。これにより、時間の経過とともに進捗を追跡し、将来に向けた具体的かつ測定可能な目標を設定するためのベンチマークを提供しています。
ロレアルグループの概要
ロレアルは115年にわたり、美容・化粧品業界のリーダーとして、世界の消費者の美への希求とニーズに応えることに専念してきました。当社のパーパス「世界をつき動かす美の創造」は、社会や環境に対してサステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で貢献していく姿勢を表現しています。
ロレアルは、37の国際ブランドを含む多様なブランドポートフォリオを持ち、持続的発展と環境を守るための「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じて、美の無限の多様性を賛美しています。2024年のグループ売上高は434億8千万ユーロに達すると見込まれています。
まとめ
ロレアルグループは、障がい者インクルージョンにおいて高い評価を受け、Disability Indexにおいて7カ国で最高評価を獲得しました。これにより、ロレアルは全ての社員が成功を推進できる職場環境の構築を目指し、障がい者の社会参加を積極的に推進しています。今後もロレアルは、インクルーシブな取り組みを強化し、すべての人々にとってのアクセスしやすさを促進していくことが期待されます。
項目 | 詳細 |
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最高評価を獲得した国 | 日本、ブラジル、カナダ、インド、フィリピン、米国、英国 |
評価基準 | 文化とリーダーシップ、全社的なアクセス、雇用慣行、コミュニティへの貢献意欲、責任ある調達 |
障がい者の社会参加推進の重要性 | 世界人口の約16%が障がいを抱える |
ロレアルの目標 | 全ての事業展開国で障がい者の直接雇用の最低目標を達成 |
このように、ロレアルは障がい者インクルージョンにおいて確固たる取り組みを続けており、企業としての社会的責任を果たしています。詳細については、ロレアルの公式ウェブサイトをご覧ください。
参考リンク: