2027年3月開業予定「ENOSHIMA COAST LIFE PARK」計画が始動
ベストカレンダー編集部
2025年8月1日 05:48
かながわ女性センター跡地利活用
開催日:3月31日

藤沢市の公募「かながわ女性センター跡地利活用事業」の概要
2025年7月31日、江ノ島電鉄株式会社と小田急電鉄株式会社、株式会社フジタによる共同事業体が、藤沢市の公募「かながわ女性センター跡地利活用事業」において優先交渉権者に選定されました。この事業は、江の島の東部エリアにおいて地域とともに新たな賑わいを創出し、宿泊機能を通じて自然の魅力を一層満喫できる環境を整えることを目的としています。
江の島は観光名所として知られ、特に西部エリアには「江島神社」や「江の島弁財天仲見世通り」といった多くの観光スポットがあります。一方、東部エリアにはヨットハーバーや駐車場が広がっており、早朝や夕刻には特有の美しい情景が広がります。しかし、宿泊機能が少ないため、訪れる方々がその美しさを十分に体感する機会が限られています。

新たな賑わいを創出する「ENOSHIMA COAST LIFE PARK」
このプロジェクトでは、「(仮称)ENOSHIMA COAST LIFE PARK~江の島らしさを体感できるみんなの広場~」というコンセプトを提案しています。この施設では、地産の魚介や野菜を活用した飲食店を夜間も営業し、地域事業者と連携して様々なコンテンツを提供する予定です。
具体的には、以下のような体験を提供することを目指しています:
- 家族や友人と共に調理を楽しむことができる飲食体験
- 海風を感じながらの芝生広場でのマルシェ開催
- 地域の特産品を活かしたイベントや体験型プログラム
これらの活動を通じて、新たな賑わいを創出し、訪れる人々が江の島の魅力を全身で体感できるようにします。
宿泊機能の導入と災害対策
このプロジェクトでは、宿泊機能も取り入れることにより、島内での滞在時間を拡大し、訪れる方々が江の島の様々な情景を楽しむことができるようにします。また、災害対策として、地盤高10m以上の津波避難タワーを計画しています。
津波避難タワー以外の建物については、景観に配慮しつつ、自然と共生する優しい建築を目指す方針です。低層の簡易建築を検討することで、周囲の自然環境との調和を図ります。
地域活性化と今後の展望
本提案は、100年以上にわたり湘南・江の島とともに歩んできた江ノ島電鉄を中心に、地域の魅力を最大限に引き出す機会を創出するものです。地域事業者同士の連携を強化し、今まで以上に地域に賑わいをもたらすことを目指しています。
正式に事業者として決定された場合、2027年度末頃の施設開業を目標に、江ノ島電鉄を含む小田急グループの交通インフラを最大限に活用し、来訪者の利便性向上と地域活性化を図ります。
まとめ
藤沢市の「かながわ女性センター跡地利活用事業」において、江ノ島電鉄株式会社を中心とした共同事業体が優先交渉権者に選定されたことにより、江の島の東部エリアに新たな賑わいを創出する計画が進行しています。以下に、この記事で紹介した主要な内容をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
事業名 | かながわ女性センター跡地利活用事業 |
優先交渉権者 | 江ノ島電鉄株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社フジタ |
施設名(仮称) | ENOSHIMA COAST LIFE PARK |
宿泊機能 | 導入予定 |
災害対策 | 地盤高10m以上の津波避難タワー計画 |
開業目標 | 2027年度末頃 |
この取り組みにより、江の島の魅力がさらに引き出され、地域全体の活性化が期待されます。