2025年7月31日発表:400FとSBI証券が資本業務提携で金融サービス強化
ベストカレンダー編集部
2025年7月31日 18:41
400FとSBI資本提携
開催日:7月31日

株式会社400FとSBIグループの資本業務提携に向けた基本合意
2025年7月31日、株式会社400F(以下「400F」)は、株式会社SBI証券(以下「SBI証券」)およびその子会社であるSBIマネープラザ株式会社(以下「SBIマネープラザ」)と資本業務提携に向けた基本合意書を締結したことを発表しました。この提携により、両社はそれぞれの強みを活かし、金融サービスの向上を目指します。
400Fは、2017年11月に設立され、「お金の問題を出会いで解決する」というミッションを掲げて、ユーザーに対して金融商品や転職、不動産などを仲介するサービスを提供しています。一方、SBI証券は1,400万を超える顧客基盤を持つオンライン総合証券であり、「顧客中心主義」を理念に掲げ、業界最低水準の手数料で多様な金融商品を提供しています。
資本業務提携の目的と背景
今回の資本業務提携の目的は、400FとSBIグループが持つリソースを結集し、オンラインと対面の両方でシナジーを生み出すことです。400Fは、ユーザーとのコミュニケーションを最適化するエンタープライズ事業を展開しており、SBI証券とSBIマネープラザはそれぞれの金融商品を提供しています。
この提携により、400FはSBI証券の連結対象となり、関係当局の承認を前提としています。これにより、両社はさらなる企業価値の向上を目指し、資産運用アドバイザーによるコンサルティングの強化や共同マーケティングを実施していく予定です。
業務提携の具体的内容
業務提携の内容は以下の通りです。
- 資産運用アドバイザーによるコンサルティング強化: 400FとSBI証券は、これまで実施してきたオンライン投資相談サービスを拡充し、お客さまがSBI証券のサービスや取引ツールの利用方法について400Fの資産運用アドバイザーと相談できる環境を整備します。また、SBIマネープラザでも対面での相談環境を強化します。
- 企業価値向上に向けた協働: 400Fが提供する「オカネコPartners」などのAIを活用した金融機関向けツールをSBI証券で活用し、さらにSBIグループの取引先である金融法人にも展開します。
- 共同マーケティング: オンラインサービス「オカネコ」とオウンドメディア「オカネコマガジン」を通じて、パーソナライズされたマーケティングを共同で実施します。これにより、400Fが培ったデータ分析やAI活用のノウハウをSBI証券に提供し、金融サービスの高度化を図ります。
各社の概要
ここでは、提携に関与する各社の概要を紹介します。
名称 | 代表者 | 本社所在地 | 設立 | 資本金 | 業務内容 | URL |
---|---|---|---|---|---|---|
株式会社400F | 代表取締役社長 CEO 中村 仁 | 東京都中央区日本橋兜町9-1 兜町第2平和ビル FinGATE BLOOM 4F | 2017年11月1日 | 1億円 | オカネコの運営、顧客接点最適化サービスの運営、オウンドメディアの運営など | https://400f.jp/about |
株式会社SBI証券 | 代表取締役社長 髙村 正人 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 | 1999年 | 543億円 | オンライン総合証券 | https://www.sbisec.co.jp/ |
SBIマネープラザ株式会社 | 代表取締役執行役員社長 太田 智彦 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 | 2008年3月31日 | 1億円 | 金融商品仲介業、投資助言・代理業など | https://www.sbi-moneyplaza.co.jp/ |
この提携は、400FとSBIグループが持つそれぞれのリソースを最大限に活用し、金融サービスの質を向上させることを目指しています。今後の展開に注目が集まります。
参考リンク: