2025年7月31日開始、甲子園審判に手のひら冷却パック寄贈で熱中症対策強化

甲子園審判手のひら冷却寄贈

開催日:7月31日

甲子園審判手のひら冷却寄贈
手のひら冷却パックって何がすごいの?
手のひら冷却パックは、手のひらのAVA血管を約10~15℃に冷やし、体の深部体温を効率的に下げることで熱中症のリスクを軽減できる特殊な冷却グッズです。
どうして甲子園の審判にこの冷却パックを寄贈したの?
猛暑の中で試合を運営する審判の熱中症予防と安全確保が目的で、持ち運びやすく試合中も使いやすい特殊冷却パックを提供し大会の安全運営を支援しています。

猛暑対策の新常識、手のひら冷却パックを寄贈

2025年7月31日、アルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神雄介)は、第107回全国高校野球選手権大会(以下「甲子園大会」)の審判委員に対し、特殊冷却パック200個を寄贈しました。この取り組みは、近年の猛暑による熱中症対策の一環として行われており、特に審判委員が安全に試合を運営できるよう支援することを目的としています。

アルフレッサが寄贈した特殊冷却パックは、一般的な保冷剤とは異なり、深部体温を効果的に下げるために開発されたアイテムです。手のひらを冷却することで、体の内部温度を下げることができるこの方法は、近年の研究によってその効果が証明されています。

灼熱の甲子園 審判委員に“手のひら冷却”パック200個を寄贈 画像 2

AVA血管冷却(手のひら冷却)とは

手のひら冷却、またはAVA血管冷却とは、手のひらに存在する動静脈吻合(AVA)を利用して体の深部体温を下げる方法です。手のひらを約10~15℃に冷却することで、効率的に深部体温を下げ、熱中症のリスクを軽減することが可能です。これは、従来の体表面の冷却法に比べて、より効果的な熱中症予防策とされています。

従来の冷却方法では、洗面器に水をためて手のひらを浸したり、冷たい飲み物が入ったペットボトルや保冷剤をタオルで包んで握るなどの方法が一般的でしたが、これらは試合中やスポーツ中には実施が難しいという課題がありました。それに対し、アルフレッサの特殊冷却パックは、持ち運びが容易で、現場での使用が可能なため、審判委員にも好評を得ています。

灼熱の甲子園 審判委員に“手のひら冷却”パック200個を寄贈 画像 3

特殊冷却パックの特長と効果

アルフレッサが提供する特殊冷却パックは、以下の特長を持っています:

  • 温度管理技術:このパックは、最適なAVA血管冷却温度(10~15℃)を、気温30℃の環境でも3時間以上維持することができます。
  • 持ち運びの利便性:軽量でコンパクトなため、審判委員が試合中に簡単に持ち運ぶことができます。
  • 家庭用冷凍庫での準備:家庭用冷凍庫で簡単に冷却が可能で、現場での利便性が高く評価されています。

これらの特長により、審判委員は試合中に必要に応じて冷却パックを使用することができ、熱中症のリスクを軽減することが期待されています。甲子園球場内の複数の場所に設置されており、使用方法も明示されています。

寄贈の詳細と期待される効果

寄贈の具体的な内容は以下の通りです:

寄贈先 第107回全国高等学校野球選手権大会 審判委員
寄贈物 特殊冷却パック 200個
目的 熱中症予防を通じた安全な大会運営の支援および、AVA血管冷却の認知拡大

夏の甲子園大会は、毎年約67万人の観客を動員し、決勝戦のテレビ視聴者数は約1,114万人に達します。この大会で審判委員がAVA血管冷却を実践する姿が報道されることで、多くの人々にこの新たな予防法が知られることが期待されています。

アルフレッサ株式会社の企業情報

アルフレッサ株式会社は、1949年に設立され、医療用医薬品の卸売事業を中心に、医療機器や検査試薬、栄養食品などを提供しています。全国約170拠点を持つネットワークを活かし、地域包括ケアシステムの構築をサポートし、医療現場の業務効率化や医療の質向上に寄与する活動を行っています。

以下に、アルフレッサ株式会社の概要をまとめます:

名称 アルフレッサ株式会社
代表取締役社長 福神 雄介
事業内容 医療用医薬品、医療機器、医療用検査試薬、介護用品、健康食品、一般用医薬品等の卸売販売
設立 1949年8月
資本金 4,000百万円
従業員数 5,821人(2025年3月31日現在)
本社所在地 〒101-8512 東京都千代田区神田美土代町7番地
企業URL アルフレッサ株式会社

アルフレッサは、医療やヘルスケアに関わる社会の一員として、健康課題の解決に取り組み、今後も人々の健やかな暮らしを支える活動を続けていく方針です。

このように、特殊冷却パックの寄贈は、熱中症対策として重要な意味を持ち、甲子園大会の安全な運営に寄与することが期待されています。今後もこの取り組みが広がることで、より多くの人々に熱中症予防の重要性が伝わることが望まれます。

参考リンク: