2025年7月31日発表|Z世代の半数以上が推し選手を身近に感じる理由

Z世代スポーツ推し活調査

開催日:7月31日

Z世代スポーツ推し活調査
Z世代はスポーツ選手をどんなふうに感じてるの?
調査では、Z世代の55.0%が推しのスポーツ選手を「親しみのある存在」と感じており、単なる憧れ以上に身近に感じていることがわかりました。
Z世代はどんな方法で推しのスポーツ選手を知っているの?
62.2%がテレビで知り、YouTubeやSNSも40%以上がきっかけとして挙げており、映像メディアやSNSが認知に大きな役割を果たしています。

Z世代のスポーツ選手に対する親しみの深さ

エイスリーグループは、2025年7月31日にZ世代(20歳〜28歳)を対象にした「スポーツ推し活調査」を実施しました。この調査では、スポーツ選手を推している111名のZ世代がどのようにスポーツ選手と関わり、どのような感情を抱いているのかを探りました。

調査結果によると、推しのスポーツ選手に対する感情として「親しみ」と回答した人が55.0%に達し、次いで「憧れ」が49.5%、そして「尊い」が34.2%となっています。特に「親しみ」が最も多く、「憧れ」を上回った点が注目されます。これは、Z世代がスポーツ選手を単なるアイドルや憧れの存在として捉えるだけでなく、より身近な存在として感じていることを示しています。

Z世代の2人に1人が推しのスポーツ選手を「親しい存在」と回答【Z世代のスポーツ推し活調査】 画像 2

推し選手の知名度とそのきっかけ

調査では、推しのスポーツ選手を知ったきっかけについても質問が行われました。その結果、62.2%が「テレビで知った」と回答し、次いで「YouTubeで知った」が42.3%、また「SNSで知った」が40.5%という結果が得られました。これにより、テレビや動画配信サービスがZ世代におけるスポーツ選手の認知において重要な役割を果たしていることが明らかになりました。

以下は、推しのスポーツ選手を知ったきっかけの詳細です:

  • テレビで知った:62.2%
  • YouTubeで知った:42.3%
  • SNSで知った:40.5%
  • 動画配信サービスで知った:39.6%
  • 現地観戦/スポーツイベントで知った:26.1%
  • アニメ・ゲーム・漫画で知った:16.2%
  • 家族や友人・知人経由で知った:8.1%
  • その他:0.0%
  • わからない/覚えていない:3.6%
Z世代の2人に1人が推しのスポーツ選手を「親しい存在」と回答【Z世代のスポーツ推し活調査】 画像 3

推し選手への支持とその理由

調査の中で、Z世代が推しのスポーツ選手のどのような部分を好んでいるかについても聞かれました。その結果、「スキル・実績」が59.5%で最も多く、次いで「見た目・ビジュアル」が55.0%、そして「人間性」が37.8%となりました。これは、競技力だけでなく選手の人間性や見た目にも注目が集まっていることを示しています。

推し選手の好きな部分に関する詳細は以下の通りです:

  • スキル・実績:59.5%
  • 見た目・ビジュアル:55.0%
  • 人間性:37.8%
  • ファンとの距離の近さ:34.2%
  • SNSでの発信力:27.9%
  • パフォーマンス・演出:27.9%
  • チームワーク・仲間との関係性:19.8%
  • ストーリー性・ドラマ性:14.4%
  • その他:0.9%
  • わからない/答えられない:1.8%
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推し活の実施状況とその影響

さらに、Z世代が実施している推し活の具体的な内容についても調査が行われました。「オンライン配信・中継の視聴」が54.1%で最も多く、次いで「試合の現地観戦」が45.9%となりました。これにより、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型の推し活が主流であることがわかります。

推し活の内容に関する詳細は以下の通りです:

  • オンライン配信・中継の視聴:54.1%
  • 試合の現地観戦:45.9%
  • SNS活動(フォロー・投稿・コメントなど):36.0%
  • ファンアート・動画制作ファン同士の交流:36.0%
  • 公式グッズの購入:31.5%
  • 友人・知人への布教:18.0%
  • 推しと同じスポーツの実践:18.0%
  • その他:0.0%
  • わからない/答えられない:3.6%
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推し活がもたらす感情的な影響

調査では、推し活を通じてZ世代がどのような感情的な変化を実感しているかについても質問がありました。その結果、64.0%が「試合結果で一喜一憂し、感情が豊かになる」と回答し、次いで「目標や夢ができた」が40.5%、そして「応援することで自分も頑張れる・励まされる」が37.8%となりました。これにより、推し活がZ世代の感情や生活にポジティブな影響を与えていることが示されました。

以下は、推し活による感情的な変化の詳細です:

  • 試合結果で一喜一憂し、感情が豊かになる:64.0%
  • 目標や夢ができた:40.5%
  • 応援することで自分も頑張れる・励まされる:37.8%
  • 選手の活躍が自己肯定感につながる:30.6%
  • 健康的な生活を心がけるようになった:14.4%
  • その他:0.0%
  • 特にない:2.7%
  • わからない/答えられない:0.9%
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まとめと今後の展望

今回の調査結果から、Z世代のスポーツ選手に対する親しみや推し活の実施状況が明らかになりました。特に、推し選手への「親しみ」が「憧れ」を上回ったことは、選手の人間性や日常の姿が重要視されていることを示しています。また、スポーツとエンタメの融合企画への高い参加意向も見られ、今後は「体験参加型」や「共創型」のコンテンツが求められることが示唆されます。

以下は、本調査の主な結果をまとめた表です:

項目 結果
推し選手への親しみ 55.0%
推し選手を知ったきっかけ(テレビ) 62.2%
推し選手の好きな部分(スキル・実績) 59.5%
推し活の実施内容(オンライン配信視聴) 54.1%
感情的変化(感情が豊かになる) 64.0%

このように、Z世代のスポーツ推し活は「観戦」から「共感・共体験・共創」へと進化していることがわかります。選手本人とスポーツ団体がこれらの要素を意識した発信を続けることが、若年層ファン基盤の強化につながるでしょう。

参考リンク: