7月25日開催「ジョブズ」で議論された配属ガチャ問題の実態

新卒未来フォーラム「ジョブズ」開催レポート

2025年7月31日、good luck株式会社が主催する新卒未来フォーラム「ジョブズ」が7月25日（金）に開催されました。このイベントは、新卒採用における「ポジション確約採用」を提案するgood luck株式会社が、今後の新卒採用や就職活動のあり方を議論する場として設けられています。特に、今回は学生と企業の間で注目されている「配属ガチャ問題」をテーマに、現役大学生と企業の人事や採用責任者が集まり、活発な議論が展開されました。

ジョブズとは

ジョブズは、毎月開催されるイベントであり、新卒採用に関する現状の課題を議論することを目的としています。人事や採用責任者が集まり、相互に意見を交わしながら、新卒採用や就職活動の改善に向けた議論や仮説検証を行います。このフォーラムは、絶対的な解がない領域である新卒採用や就職活動の分野を改善するための重要な場となっています。

詳細は公式サイトで確認できます：ジョブズ公式サイト

配属ガチャ問題に関する議論の内容

今回のイベントでは、学生と企業の双方から「配属ガチャ問題」について様々な意見が出されました。以下に、主な議論の内容をまとめます。

1. なぜ配属ガチャは学生の間で話題になるのか

• 仕事のやりがいを重視するため、配属先への関心が高まっている。
• 就職後の職種やプライベートのイメージを描くための情報が不足している。
• 企業への信頼が薄れ、自分のキャリアを自分で描きたいという意識が高まっている。

これらの意見から、配属ガチャが学生の間で話題になる理由が明らかになりました。

2. 配属ガチャの原因は企業か、学生か？

議論の中では、配属ガチャの原因について「学生側に問題がある」という意見や「学生と企業の双方に責任がある」との意見が出ました。具体的には、以下のような意見が挙げられました。

• 学生側の課題：やりたいことの解像度を上げるための自己分析が不足している。
• 学生側の課題：企業研究が不足している。
• 企業側の課題：情報提供が不足している。
• 企業側の課題：学生とのパーソナルな対話機会が不足している。

これらの課題を解決するためには、長期インターンシップなどを通じた相互理解が必要であるとの意見がありました。

3. 配属ガチャについて本音でどう思っているか

参加した学生からは、配属ガチャに関する様々な本音が飛び出しました。以下にその一部を紹介します。

• 「早期離職やミスマッチの観点から、配属ガチャは縮小・廃止すべき。」
• 「学生と企業がフェアな関係でポジションを確約できるのが理想。」
• 「信頼できる企業に委ねる方法として配属ガチャを残すのもあり。」
• 「納得感の有無は重要。」

このように、配属ガチャに対する意見は多様であり、学生と企業の信頼関係構築が重要であるとの意見が見られました。

参加者のコメント

今回の議論に参加した現役大学生の永島氏は、「配属ガチャは単純に企業側の制度的な問題だけではなく、学生側にも要因があるのではないか」との意見を述べました。さらに、学生自身が何をやりたいかが明確でない場合も多く、企業が「配属ガチャ」を言い訳にしている可能性も指摘しました。

また、学生が内定を承諾する際の「納得感」の重要性が強調され、企業は学生との双方向の対話を通じて相互理解を深めることが不可欠であると結論づけられました。

イベント開催概要

以下は、今回のイベントに関する基本情報です。

次回イベント告知

次回のジョブズについての開催情報は以下の通りです。

• 開催日時：2025年8月26日（火）19:00-21:00
• 開催場所：パーソルキャリア株式会社 本社オフィス（麻布台ヒルズ）
• メインテーマ：企業版！配属ガチャをなくすために企業ができる工夫とは何があるか？
• 申込みリンク：申込みフォーム

会社概要

good luck株式会社は、「誰もが望むキャリアを実現できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、日本の新卒採用や就活にイノベーションを起こすことを目指しています。具体的には、職歴のある学生とポジション確約求人がマッチングする「仕事塾」、現役大学生が採用活動を支援する「学生人事」、学生向けWEBメディア「Work Rise」などを展開しています。

会社情報は以下の通りです。

今回のイベントを通じて、配属ガチャ問題に関する学生のリアルな声が多く聞かれ、今後のサービス向上に向けた具体的な方向性が見えてきました。学生目線に立った議論は、今後も続けていく予定です。