12月末までに三菱UFJ銀行がK2 Pictures映画ファンドへ出資開始
ベストカレンダー編集部
2025年7月31日 11:21
映画製作ファンド資金調達
開催日:12月31日
K2 Picturesが映画製作ファンドに資金調達
株式会社K2 Pictures(東京都目黒区、代表取締役 紀伊宗之)は、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社である株式会社三菱UFJ銀行(東京都千代田区、取締役頭取執行役員 半沢 淳一)から、同社が運用する映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」への投資を受けることを発表しました。この投資は、三菱UFJ銀行にとって本ファンドへの初めての出資となります。
本ファンドは2025年12月末にファイナルクローズを予定しており、三菱UFJ銀行からはその期間までに順次投資を受けることが計画されています。この資金調達は、映画製作における新たなビジネスモデルの構築を目指すK2 Picturesにとって重要なステップとなります。
新たな映画製作の形を模索
K2 Picturesは2023年8月に新たな映画会社として事業を開始し、昨年5月にはカンヌ国際映画祭の期間中に「日本映画の新しい生態系をつくる」というビジョンを掲げて「K2P Film Fund Ⅰ」の立ち上げを発表しました。このファンドの目的は、国内外の新しい投資家が日本映画産業に参入しやすくすることです。
具体的には、以下のような取り組みが行われています:
- 新たな国内外投資家の参入を促進するための資金調達
- 従来の手数料率を下げ、投資家へのリターンを迅速化
- クリエイターへの利益還元を強化するための成功報酬制度の導入
これらの取り組みにより、多くの才能が日本映画産業に夢を持ち続けられるような体制を整えています。
三菱UFJ銀行の役割と期待
三菱UFJ銀行は、K2 Picturesが計画する数多くの映画製作に出資することで、映画製作におけるビジネスモデルやリスク構造への理解を深めることを目指しています。具体的には、映画産業への資金提供に向けた適切なリスクテイク手法の確立が期待されています。
この投資を通じて、両社は積極的な作品制作を進めるとともに、新たなファイナンスの形についても議論を重ねていく予定です。これにより、日本映画産業における資金調達の選択肢を増やし、世界市場での競争力を高めることを目指します。
会社概要
以下は、K2 Picturesと三菱UFJ銀行の会社概要です。
会社名 | 代表者 | 所在地 | 資本金 | 事業開始 | URL |
---|---|---|---|---|---|
株式会社K2 Pictures | 代表取締役CEO 紀伊宗之 | 東京都目黒区青葉台1−11−16 | 388,570,000円(資本準備金も含む) | 2023年8月 | 公式サイト |
株式会社三菱UFJ銀行 | 取締役頭取執行役員 半沢淳一 | 東京都千代田区丸の内1-4-5 | 1兆7,119億円 | 1919年8月 | 公式サイト |
K2 Picturesと三菱UFJ銀行の連携は、映画製作における新たな可能性を開くものと期待されています。今後の展開に注目が集まります。
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