2025年8月発売 在宅介護向け介護ベッド「楽匠Fit」新登場
ベストカレンダー編集部
2025年7月30日 18:47
楽匠Fit発売
開催日:8月31日

在宅向け介護ベッド「楽匠Fit」シリーズの発売
パラマウントベッド株式会社は、2025年7月30日に新製品「楽匠Fit(フィット)」シリーズを発表しました。この製品は、8月末に発売される予定で、在宅療養のニーズの高まりに応えるために開発されました。高齢化が進む中、誰もが快適に過ごせる療養環境の実現を目指しています。
「楽匠Fit」シリーズは、2020年に発売された「楽匠プラス」シリーズの後継機種であり、これまでに23万台以上の販売実績があります。この新しいシリーズは、在宅療養環境の質をさらに高めることを目的としています。

環境に配慮した素材の使用
「楽匠Fit」シリーズでは、再生された樹脂材を含む樹脂ボードが採用されています。この樹脂ボードは、広域認定制度を活用して回収した使用済み樹脂ボードを再生する「水平リサイクル」によって製造されており、日本初の事例となります。環境への配慮を重視した製品設計がなされています。
以下は、楽匠Fitシリーズの主な特長です:
- 新構造「フィットラインボトム」: ずれ軽減と体圧分散を強化した設計。
- 直感的な操作が可能な「液晶タッチパネル手元スイッチ」: スマートフォンに近いサイズ感で、片手操作にも配慮。
- 安心感に配慮したデザイン: パノラマデザインや停電時のバックアップ機能を搭載。
- 福祉用具貸与事業者への貢献: 在庫効率や稼働率向上を実現。
- ベッド操作アプリとの連携: 操作性向上やコミュニケーションの円滑化。

新構造「フィットラインボトム」の特長
「楽匠Fit」シリーズに搭載されている新構造「フィットラインボトム」は、従来のラクリアモーションを継承しながら、ずれ軽減と体圧分散をさらに強化しています。この構造は、骨盤をしっかりと支える背上げ機能や、腰部のサポート形状によって、安定した姿勢保持を実現します。
また、ボトム臀部付近に搭載された凹形状は、仰臥位や背上げ時の仙骨部圧力を軽減し、床ずれリスクの低減にも寄与します。このように、利用者の快適性と安全性を両立させた設計が施されています。
直感的に使える操作性
新たに採用された「液晶タッチパネル手元スイッチ」は、片手操作を考慮したサイズ感で設計されており、操作ボタンの表示やサイズを一人ひとりに合わせて調整可能です。高齢者でも扱いやすいように工夫されており、操作時には振動するため、直感的に使いやすい設計となっています。
このような操作性の向上は、介護を受ける方にとっての利便性を高めるだけでなく、介護を支える方にとっても大きな助けとなります。
福祉用具貸与事業者へのサポート
「楽匠Fit」シリーズは、福祉用具貸与事業者にとっても大きなメリットを提供します。ユニット共通化を徹底することで、在庫効率や稼働率の向上に寄与します。ボトム部の長さ(Mini/Regular/Long)や幅(91cm/83cm)の共通化、さらに手元スイッチの共通化により、低稼働率機種の在庫リスクを軽減し、欠品による機会損失を防ぐことができます。
また、当社製品専用の「ベッド操作アプリ」では、呼出操作の履歴確認や操作性の向上が図られており、Bluetoothによる簡易接続で家族や介護者とのコミュニケーションもスムーズになります。これにより、介護現場での業務効率化が期待されます。
今後の展望とまとめ
「楽匠Fit」シリーズは、オープン価格で販売され、今年度の販売目標台数は3万4000台です。日本産業規格(JIS)も取得済みで、品質の確保にも努めています。
介護の現場に寄り添い、「WELL-BEING for all beings」というブランドメッセージのもと、介護を受ける方だけでなく、介護を支える方にもやさしい環境の創出を目指しています。
製品の特長を整理
特長 | 説明 |
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新構造「フィットラインボトム」 | ずれ軽減と体圧分散を強化した設計 |
液晶タッチパネル手元スイッチ | 直感的な操作が可能で、片手操作に配慮 |
安心感に配慮したデザイン | パノラマデザインや停電時のバックアップ機能を搭載 |
福祉用具貸与事業者への貢献 | 在庫効率や稼働率向上を実現 |
ベッド操作アプリとの連携 | 操作性向上やコミュニケーションの円滑化 |
以上のように、「楽匠Fit」シリーズは、在宅介護における多様なニーズに応えるために設計されており、快適で安全な療養環境を提供することを目指しています。
参考リンク: