2025年7月30日発表:トランスコスモスとCogentがインド市場で戦略的提携
ベストカレンダー編集部
2025年7月30日 16:47
トランスコスモスCogent提携
開催日:7月30日
トランスコスモスとCogentの戦略的パートナーシップ契約
2025年7月30日、トランスコスモス株式会社とCogent E-Services Limitedは、インド市場およびグローバル市場向けのコンタクトセンター業務において、戦略的パートナーシップ契約を締結しました。この契約により、両社はインドの多言語環境において、より質の高いカスタマーエクスペリエンスを提供できる体制を整えました。
トランスコスモスは日本に本社を置く大手BPO企業で、グローバルにサービスを展開しており、Cogentはインドローカルのコンタクトセンター企業です。両社の提携は、インド市場における顧客ニーズに応えるだけでなく、欧米市場への対応力も強化するものです。
インド市場におけるコンタクトセンターサービスの展開
トランスコスモスは2024年3月に、インドに100%子会社であるtranscosmos India Private Limitedを設立しました。その後、インド市場向けのコンタクトセンターサービスを開始し、お客様企業の要望に応じたサービスを提供しています。
インドは多言語国家であり、22の公用語が存在し、数千万人が話す言語も多岐にわたります。このため、Cogentはインド国内12都市に24拠点、16,000人以上の規模のコンタクトセンターを保有し、複数言語に対応できる体制を整えています。これにより、トランスコスモスはインド国内全域に対してコンタクトセンターサービスを提供することが可能となりました。
Cogentの役割と提供するサービス
Cogentは、インド市場で21年以上の経験を持つ企業であり、優れたサービスを提供してきました。今回のパートナーシップにより、Cogentはトランスコスモスがグローバルで取引しているお客様企業のインド法人に容易にアクセスできるようになります。
Cogentは、デジタル時代におけるカスタマーエクスペリエンスマネージメント(CXM)の再定義を支援するCXMソリューションプロバイダーであり、以下のようなサービスを提供しています:
- 自動化、分析、AI/ML活用ソリューションを用いたデジタルソリューション
- 複数言語対応力を活かしたオペレーショナルエクセレンスの提供
- 顧客のビジネスプロセスとパフォーマンス改善の支援
これにより、トランスコスモスは顧客企業に対してより幅広いサービスを提供できるようになります。
両社のコメントと今後の展望
トランスコスモス India Private LimitedのManaging Director & COOである香村洋平氏は、今回のパートナーシップによりインド国内外のコンタクトセンター需要を取り込める体制が整ったと述べています。彼は、アジア各国で培ったノウハウを活かし、多くの言語で新しい顧客体験を提供するCXカンパニーを目指す意向を示しました。
一方、CogentのManaging DirectorであるAbhinav Singh氏は、インド市場での事業運営の経験を活かし、今回のパートナーシップにより世界レベルのコンタクトセンターサービスを提供していくことを強調しています。
トランスコスモスとCogentの企業情報
トランスコスモスは1966年の創業以来、優れた「人」と最新の「技術力」を融合させ、顧客企業の競争力強化に努めてきました。現在ではアジアを中心に36の国と地域、182の拠点でサービスを提供しています。
Cogentは、デジタル時代のCXMソリューションプロバイダーとして、各業界で実績を出し、顧客リレーションを強化するアプローチを提供しています。現在、インド国内12都市でサービスを展開しています。
まとめ
トランスコスモスとCogentの戦略的パートナーシップは、インド市場における多言語対応のコンタクトセンターサービスの提供を強化し、グローバルな顧客企業へのサービス展開を加速するものです。両社の協力により、より質の高いカスタマーエクスペリエンスが実現されることが期待されます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| パートナーシップ締結日 | 2025年7月30日 |
| トランスコスモス設立 | 2024年3月、transcosmos India Private Limited設立 |
| Cogentの拠点数 | インド国内12都市、24拠点 |
| Cogentの従業員数 | 16,000人以上 |
| トランスコスモスのサービス提供地域 | アジアを中心に36の国と地域 |
このように、両社の提携はインド市場の特性を活かしつつ、グローバルなサービス展開を実現するための重要なステップとなります。
参考リンク: