8月5日開始!家庭用で立体縫製可能なMIRAIミシンが関西万博に登場
ベストカレンダー編集部
2025年7月30日 11:00
MIRAIミシン関西万博出展
開催期間:8月5日〜8月11日
新たな家庭用ミシン『MIRAIミシン』の誕生
株式会社アックスヤマザキは、2025年7月30日、世界初の家庭用ミシン『MIRAIミシン』のプロトタイプが完成したことを発表しました。このミシンは、トヨタ車体株式会社の特許技術を活用し、立体物に対して直接縫えるという画期的な機能を持っています。2025年8月5日から11日まで、大阪・関西万博の「ヘルスケアパビリオン」において、この新しいミシンが出展される予定です。
『MIRAIミシン』は、家庭用としては初めてタグステッチ工法を採用し、一般的なミシンでは難しい立体物の縫製を可能にしました。これにより、ソファや革製品、衣類など、さまざまなアイテムを家庭で簡単にリメイクや補修することができるようになります。
出展概要とMIRAIミシンのコンセプト
出展の詳細は以下の通りです。
- 日時:2025年8月5日(火)~11日(月)
- 会場:大阪・関西万博「ヘルスケアパビリオン」関西大学リボーンチャレンジブース
『MIRAIミシン』の開発には、以下のような重要なコンセプトがあります。
- 世界初のタグステッチ工法による立体物縫製
自動車内装装飾用技術を家庭用ミシンに応用し、立体物に直接縫製できるようにしました。 - モノを「修理し、再び愛着を持つ」文化へ
使い捨てではなく、寿命を延ばす文化の育成を目指しています。 - 地域中小×大手技術の共創
中小企業と大手企業の技術を融合させた新たな挑戦です。
タグステッチ工法の詳細
『MIRAIミシン』の基盤となる技術は、トヨタ車体株式会社が保有する特許技術「タグステッチ工法」です。この工法は、立体物に対して直接加飾縫製を行うことができる唯一の技術として注目されています。
一般的なミシンでは、布地を上下から挟んで縫製しますが、タグステッチ工法では、下糸の代わりにタグを使用し、上から縫製を行います。この方法により、縫製対象物に直接加飾が施され、高級感のある仕上がりを実現します。
開発の背景と今後の展望
『MIRAIミシン』の開発は、トヨタ車体株式会社が自動車部品の生産において安定した品質を求める中で始まりました。特許技術であるタグステッチ工法を、家庭用ミシンに活用することで、より多くの人々に便利さを提供することを目指しています。
アックスヤマザキは、家庭用ミシンの新しい文化を創造し、個人が立体の既製品を自分でリメイクしたり、気軽に補修できる環境を整えます。これにより、一人一人が物を大切にする心を育むことが期待されています。
製品概要と会社情報
『MIRAIミシン』の製品概要は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| コンセプト名 | MIRAIミシン |
| サイズ(予定) | 約全長35.6㎝×幅14㎝×高31㎝(アンテナ含まず、含む場合高43㎝) |
| 重量(予定) | 約2.5kg |
| 電源(予定) | 100V~240V |
| ホームページ | https://www.axeyamazaki.co.jp/products/mirai/ |
株式会社アックスヤマザキは、1946年に創業し、家庭用ミシンを通じて社会課題を解決することを目指しています。代表取締役は山崎一史氏で、大阪府大阪市に本社を構えています。
このように、『MIRAIミシン』は家庭用ミシンの新たな可能性を切り開く製品として注目されています。立体物の縫製が可能となることで、ユーザーはより自由に創造的な活動を楽しむことができるでしょう。
参考リンク: