2025年大阪・関西万博「ノモの国」ファサードを2027年にリユース

ノモの国リユース計画

開催日:7月29日

ノモの国リユース計画
ノモの国のファサードって何でリユースするの?
ノモの国のファサードは2027年の国際園芸博覧会で再利用されます。環境負荷軽減と資源循環を促進し、持続可能な社会の実現に寄与するためです。
パナソニックのリユースの狙いは何?
パナソニックは環境問題の解決を目指し、資源循環型の展示物を活用。98.1%のリサイクル率達成に貢献し、未来への思いも継承する狙いがあります。

2025年大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」のリユースについて

パナソニック ホールディングス株式会社は、2025年に開催される大阪・関西万博に出展するパナソニックグループパビリオン「ノモの国」のファサードを、2027年に開催予定の国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)でリユースすることを決定しました。この取り組みは、環境問題への配慮と持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。

具体的には、「ノモの国」のファサード(736個)、照明(40台)、スピーカー(12台)、ミスト設備がリユースされる予定です。これにより、パナソニックグループは、資源の循環利用を促進し、環境負荷の低減に寄与することを目指しています。

「ノモの国」パビリオンのテーマと理念

「ノモの国」パビリオンは、「循環」をテーマに掲げており、ひとの営みと自然の営みが相互に作用し合う様子を表現しています。具体的には、360°の循環が作用し合ってひとめぐりする“720°の循環”の中で、訪れる人々が「つながる世界の中の自分」と「ソウゾウする力」に気づく体験を提供することを目指しています。

また、パビリオンの建築においても「資源循環型のパビリオン」として、リサイクル材料の活用を推進しています。これにより、環境に配慮した持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。

GREEN×EXPO 2027との親和性

2027年に開催される国際園芸博覧会は、「幸せを創る明日の風景 -Scenery of the Future for Happiness-」をテーマにしています。このイベントでは、自然との共生や幸福感を新たな明日の風景として可視化することを目指しています。パナソニックグループが掲げる「循環」というテーマは、GREEN×EXPO 2027の理念と非常に親和性が高いとされています。

そのため、「ノモの国」で使用されるファサードや照明、スピーカー、ミスト設備をリユースすることは、単なる物の継承にとどまらず、「ノモの国」に込められた思いをも引き継ぐことにつながります。

リユースの意義と環境への貢献

パナソニックグループは、リユースやリサイクルの取り組みを通じて、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が設定した98.1%(重量ベース)のリサイクル率の達成に貢献することを目指しています。この目標に向けて、今後も様々な施策を検討していく方針です。

リユースは、環境への負荷を軽減するだけでなく、次世代に向けた持続可能な社会の構築に寄与します。特に、資源の無駄遣いを防ぎ、限りある資源を大切にする姿勢が求められる現代において、この取り組みは非常に重要です。

具体的なリユース計画

以下は、リユース対象となる具体的な設備の一覧です。

設備名 数量
ファサード 736個
照明 40台
スピーカー 12台
ミスト設備 1式

これらの設備は、国際園芸博覧会において新たな価値を生み出すことが期待されています。

まとめ

パナソニックグループが2025年大阪・関西万博の「ノモの国」パビリオンで使用したファサードや照明、スピーカー、ミスト設備のリユースは、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。リユースの取り組みは、単なる物の継承にとどまらず、未来への「思い」をも引き継ぐことにつながります。

このような取り組みを通じて、パナソニックグループは地球環境問題の解決に貢献し、次世代に向けた持続可能な社会の実現を目指しています。

項目 内容
イベント名 2025年大阪・関西万博
リユース対象設備 ファサード、照明、スピーカー、ミスト設備
リユース先 GREEN×EXPO 2027
リサイクル率目標 98.1%(重量ベース)

このように、パナソニックグループは環境への配慮を重視し、未来に向けた持続可能な社会の構築に向けて積極的に取り組んでいます。

参考リンク: