2025年7月29日発表:楽天家計簿の家計悩み調査結果まとめ
ベストカレンダー編集部
2025年7月29日 15:15
家計の悩み調査発表
開催日:7月29日

「楽天家計簿」が発表した家計の悩みに関する調査結果
楽天グループ株式会社が提供する家計管理アプリ「楽天家計簿」は、2025年7月29日にユーザー541名を対象に実施した「家計の悩みに関する調査」の結果を発表しました。この調査は、物価高や夏の電気代高騰に対する対策を含め、家計に関する様々な悩みを浮き彫りにしました。

調査結果の概要
調査結果の要点は以下の通りです。
- 20~40代は「貯金がなかなか増えない」が最多の悩み
- 50~60代以上は「老後の生活資金に不安がある」が最多の悩み
- 物価高対策として「ポイ活をする」が19.5%で最も多い
- 夏の電気代高騰に対する具体的な対策を行っていない20~40代男性が多い傾向にある
- 自己投資よりも日々の生活や夏休みのイベントへの出費を優先する傾向が見られる

年齢層ごとの家計の悩み
調査では、家計の悩みについて質問したところ、全体で最も多かったのは「貯金がなかなか増えない」で17.6%を占めました。次に多かったのは「老後の生活資金に不安がある」で14.8%、さらに「収入と支出のバランスが悪い」が13.8%という結果でした。
年代別に見ると、20代・30代では「貯金がなかなか増えない」が1位(それぞれ21.4%)であり、40代では17.0%、50代では17.3%、60代以上では14.1%と続きます。特に、50~60代以上は「老後の生活資金に不安がある」という回答が最も多く、年代が上がるにつれて老後に対する関心が高まっていることがわかります。

物価高対策とその傾向
物価高に対する対策についての質問では、「ポイ活をする」が19.5%で最も多く、次いで「家計簿アプリなどを利用して収支を可視化する」が12.1%、さらに「無駄遣いを減らす」が11.2%、そして「クーポンを活用する」が10.6%、「固定費を節約する」が10.3%という結果となりました。
年代別に見ると、20代・30代は上位3位に「固定費を節約する」が入らなかったのに対し、40代以上では「固定費を節約する」がランクインしており、特に40代では12.2%、50代では10.5%、60代以上では11.4%となっており、若年層と比較して40代以上の固定費削減に対する意識が高いことが伺えます。
夏の電気代高騰に対する対策
この夏の電気代高騰に対して、家計での工夫について質問した結果、「扇風機やサーキュレーターを併用する」が18.7%で最も多く、次いで「電気をこまめに消す」が17.4%、そして「エアコンの設定温度を見直す」が16.5%となりました。
性別・年代別に見ると、女性は各年代で具体的な施策を行っているのに対し、男性は20~40代の上位3位に「特に対策は行っていない」がランクインしており、20代では19.5%、30代では14.3%、40代では13.0%となっており、特に20~40代の男性は具体的な対策を行っていない人が多い傾向が見られます。
自己投資と日々の生活に対する出費の優先度
調査では、この夏に最もお金をかけてもよいと考えている項目について質問した結果、「特に予定なし」が25.9%で最も多く、次いで「レジャー・旅行費」が25.7%、さらに「食費」が14.4%、そして「水道・光熱費」が11.8%、最後に「健康・医療費」が8.5%という結果になりました。
自己投資に関する項目は回答数が少ない傾向にあり、日々の生活や夏休みのイベントを優先的に考える人が多いことがわかります。年代別に見ると、20代は「レジャー・旅行費」が31.7%と高く、次いで「交際費」が17.1%、そして「特に予定なし」が14.6%、最後に「食費」が12.2%となっており、他の世代と比較してレジャーや交際関連への出費を優先する傾向が見られます。
調査の目的と「楽天家計簿」の役割
「楽天家計簿」は、今回の調査結果を基にユーザーの消費に関する課題を明確にし、生活者の「お金の悩み」に寄り添うサービス提供を目指しています。最近の生活者は家計において様々な課題に直面しており、この調査が家計改善の一助となることを期待しています。
「楽天家計簿」は、今後もユーザーのライフスタイルに合わせた便利な機能を提供し続け、より豊かな生活をサポートするために取り組んでいく方針です。
調査結果の要約
項目 | 結果 |
---|---|
家計の悩み(20~40代) | 貯金がなかなか増えない(17.6%) |
家計の悩み(50~60代以上) | 老後の生活資金に不安がある(14.8%) |
物価高対策 | ポイ活をする(19.5%) |
夏の電気代対策 | 扇風機やサーキュレーターを併用する(18.7%) |
優先的に考える出費 | 特に予定なし(25.9%) |
以上のように、家計に関する調査結果は、年齢層ごとの悩みや物価高対策、夏の電気代高騰に対する具体的な施策、さらには出費の優先度に至るまで多岐にわたります。これらの情報は、家計管理に役立つ重要なデータとなるでしょう。