2025年7月29日発表|TOKYO EPICが9,000万円資金調達しAIアニメ事業拡大へ

TOKYO EPIC資金調達

開催日:7月29日

TOKYO EPIC資金調達
TOKYO EPICってどんな会社なの?
TOKYO EPICはAI技術を活用した次世代ショートアニメスタジオ「PocketANIME」を運営し、約2分の縦型ショートアニメを高速制作・配信しています。
今回の資金調達は何に使われるの?
調達した9,000万円は優秀な人材の獲得・育成、制作体制の強化、オリジナルIP制作の拡大、グローバル展開の推進に活用されます。

東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)への入居と資金調達の概要

2025年7月29日、株式会社ツクリエが運営する東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)に入居予定の株式会社TOKYO EPICが、総額9,000万円のシードラウンド資金調達を実施したことが発表されました。この資金調達は、インキュベイトファンドをリードインベスターとする第三者割当増資と、過去2回にわたる新株予約権の行使を通じて行われました。

TOKYO EPICは、TCICが主催する「TCIC Ideation Program 2024」に参加し、コンテンツ・エンタメ関連のIPアイデアをビジネス化するためのアクセラレーションプログラムに取り組んでいます。2025年2月には、その成果を発表するミートアップイベントが予定されており、ベンチャーキャピタルの注目を集めることが期待されています。

コンテンツ・スタートアップ拠点:東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)に入居予定の「TOKYO EPIC」、総額9,000万円のシードラウンド資金調達を実施 画像 2

PocketANIMEのビジョンと事業内容

TOKYO EPICが展開する「PocketANIME」は、AIと創造性を融合させた次世代ショートアニメスタジオです。このスタジオは、約2分の縦型ショートアニメを生成・配信することを目指しており、従来のアニメ制作の常識を超えたスピードで制作からSNS展開までを行います。

PocketANIMEの主な事業内容は以下の通りです:

  • オリジナルIP制作
  • 既存IPのショートアニメ化・グローバル展開
  • クリエイター支援・教育(AI ANIME Lab)

このように、PocketANIMEは新しいアニメ制作の仕組みを確立し、短尺SNSアニメという新市場を切り拓くことを目指しています。AI技術を活用することで、制作のスピードと柔軟性を向上させ、視聴者の反応データをもとにIPを磨き上げることが可能です。

コンテンツ・スタートアップ拠点:東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)に入居予定の「TOKYO EPIC」、総額9,000万円のシードラウンド資金調達を実施 画像 3

資金調達の目的と今後の展望

TOKYO EPICは、「Next Gen- Animation IP Powerhouse」を掲げており、AIを活用した制作工程の改善を図っています。今回の資金調達により、優秀な人材を獲得・育成し、組織の強化を図るとともに、制作パイプラインの拡張やオリジナルIP制作体制の確立を目指しています。

今後の展望としては、PocketANIMEオリジナルの良質なコンテンツを大量生産するほか、既存IPとのコラボによるショートアニメの展開、2026年にはAIとアニメをテーマにした大型イベントの開催を予定しています。また、IPOを視野に入れたグローバルIPエコシステムの構築も目指しています。

コンテンツ・スタートアップ拠点:東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)に入居予定の「TOKYO EPIC」、総額9,000万円のシードラウンド資金調達を実施 画像 4

代表取締役のコメントとPocketANIMEの理念

TOKYO EPICの代表取締役である和田亮一氏は、PocketANIMEを通じて創造性とテクノロジーの融合を推進することを目指しています。彼は、自身が子どもの頃に見たアニメから多くのことを学び、その感動をより多くの人に届けたいという思いを抱いています。

和田氏は、AIという新たな技術を手に入れたことで、創造のスピードや物語の広がりをこれまでの常識を超えて実現できると述べています。しかし、AIを使いこなすのは人間のクリエイターであり、血の通ったストーリーテリングが重要であると強調しています。

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PocketANIMEの創業メンバーとそのビジョン

PocketANIMEの創業メンバーには、COOの井上勇人氏がいます。彼は、子どもの頃の創造の喜びを再び灯す場所を作りたいと考え、AIアニメ制作のオペレーション構築やプロダクション体制の整備に力を注いでいます。

井上氏は、AIを導入することで作業が速くなるという誤解があるが、実際には人間のディレクション力と哲学が必要であると指摘しています。彼は、視聴データを起点にIPを育て、クロスメディア展開へと昇華させる「IPインキュベーションモデル」をPocketANIMEの本質として位置づけています。

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まとめ

TOKYO EPICが実施した9,000万円の資金調達は、次世代アニメ制作の実現に向けた重要なステップです。PocketANIMEは、AI技術を活用し、短尺アニメという新しい市場を切り拓くことで、グローバルなエンターテイメントシーンにおいて新たな価値を提供することを目指しています。今後の展開に期待が寄せられています。

項目 内容
企業名 TOKYO EPIC
資金調達額 9,000万円
入居予定場所 東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)
事業内容 PocketANIMEによるショートアニメ制作
今後の展望 オリジナルIP制作、AIとアニメをテーマにしたイベント、IPOを目指すグローバルIPエコシステム構築

このように、TOKYO EPICとPocketANIMEの取り組みは、アニメ産業の未来を切り開くものとして注目されています。今後の動向から目が離せません。

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