2026年後半開設予定の有楽町YURAKUCHO PARK、日本文化の新発信拠点に

YURAKUCHO PARK開設

開催日:10月1日

YURAKUCHO PARK開設
YURAKUCHO PARKって何ができる場所なの?
YURAKUCHO PARKは東京・有楽町駅前にできる日本カルチャーの発信拠点で、イベントや文化活動を通じて日本の食やアート、ファッションを体験できる都市空間です。
JAPA VALLEY TOKYOってどんなプロジェクト?
JAPA VALLEY TOKYOはファレル・ウィリアムスとNIGO®が手掛ける、日本酒や日本文化をテーマにしたアート・商業・ホスピタリティ複合空間で、2027年にYURAKUCHO PARK内にオープン予定です。

日本カルチャーの発信拠点「YURAKUCHO PARK」の開設について

三菱地所株式会社は、2026年度後半に東京・有楽町駅前に約1ヘクタール(約10,800㎡)の敷地を利用して「YURAKUCHO PARK」を開設することを発表しました。このプロジェクトは、解体工事中の「有楽町ビル」「新有楽町ビル」跡地に位置し、日本文化を世界に発信する拠点となることを目指しています。

「YURAKUCHO PARK」では、NOT A HOTEL株式会社の新プロジェクト「JAPA VALLEY TOKYO」が共同で開催され、世界的なクリエイターであるファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)やNIGO®が関与します。特に、現代アートの第一人者であるKAWSの作品がシンボルアートとして採用される予定で、アートとともに育まれた有楽町の都市空間を国際的な日本カルチャーの発信の舞台へと変えていくことが期待されています。

日本カルチャーの発信拠点「YURAKUCHO PARK」有楽町駅前の敷地1ヘクタールに2026年度に開設 画像 2

三菱地所のまちづくりの歴史と「YURAKUCHO PARK」の位置づけ

三菱地所は、1890年に明治政府から土地の払下げを受けて以来、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)の開発や再開発に取り組んできました。1998年には「丸の内再構築」を公表し、約10年ごとに「第1ステージ」「第2ステージ」「NEXTステージ」と段階を踏んでまちづくりを推進しています。

現在、「NEXTステージ」として常盤橋と有楽町のエリアで地域連携やアーティストとの共創を進め、多様性あふれるまちづくりを展開中です。常盤橋では「TOKYO TORCH」街区に「Torch Tower」が2028年5月末に竣工予定で、有楽町では「YURAKUCHO PARK」を含む複数のプロジェクトが進行中です。

日本カルチャーの発信拠点「YURAKUCHO PARK」有楽町駅前の敷地1ヘクタールに2026年度に開設 画像 3

「YURAKUCHO PARK」の具体的な特徴とコンセプト

「YURAKUCHO PARK」は、単なる緑地や広場ではなく、イベントや文化活動を通じて人々が関わり合う都市の舞台として位置づけられています。ここでは、日本カルチャーを世界に発信し、見るだけではなく、感じることができるカルチャー体験を提供することを目指します。

有楽町駅前という重要な街区において、建物解体後すぐに新たな建物を建設するのではなく、準備期間を利用して「まちの進化を体験できる空間」として来街者に楽しんでもらうことを重視しています。

日本カルチャーの発信拠点「YURAKUCHO PARK」有楽町駅前の敷地1ヘクタールに2026年度に開設 画像 4

「YURAKUCHO PARK」のロゴデザイン

「YURAKUCHO PARK」のロゴは、有楽町の「楽」という文字を基にデザインされています。中央に集まる4つのパーツは、人や情報、コンテンツが集積し、そこから再び世界へ飛び出していくダイナミズムを象徴しています。

このロゴは、都市と人、人とカルチャーが交わる国際的拠点としての姿勢や未来への躍動感をビジュアルで表現しており、単なるアイコンにとどまらない意味を持っています。

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「JAPA VALLEY TOKYO」の概要と展望

「JAPA VALLEY」は、ファレル・ウィリアムスとNIGO®が手がけるアート・商業・ホスピタリティ複合空間です。カリフォルニアのナパ・バレーをインスパイアし、「ワイン醸造」を「日本酒の匠の技」に置き換えることで、観光モデルを再解釈します。

このプロジェクトでは、日本酒を中心に日本の食やファッション文化を融合させ、KAWSとのコラボレーションを実現。新しい観光拠点を作ることを目指しています。「YURAKUCHO PARK」で展開される「JAPA VALLEY TOKYO」は、2027年にオープン予定で、都市の中心での展開により、グローバルな情報発信力を高めることを狙っています。

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「JAPA VALLEY TOKYO」の特徴と展開予定

  • 建築・空間設計には、三菱地所設計とファレル・ウィリアムス、NIGO®がディレクションするクリエイティブチームが参加。
  • KAWSとのコラボレーション作品を新たなシンボルとして展示予定。
  • アート・食・ファッションのポップアップストアやイベントスペースを開設予定。
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「YURAKUCHO PARK」計画の概要

「YURAKUCHO PARK」の計画概要は以下の通りです。

項目 詳細
事業者 三菱地所株式会社
設計者 株式会社三菱地所設計
敷地面積 約10,800㎡
開業予定時期 2026年度後半

このように、「YURAKUCHO PARK」は日本カルチャーの発信拠点として、丸の内エリア全体の価値創造に寄与することを目指しています。新たな都市開発のあり方を示すこのプロジェクトは、来街者に驚きと楽しさを提供することを計画しており、未来への期待が高まります。

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