8月20日発売!ジェーン・スーが描く介護未満の父の日常記録
ベストカレンダー編集部
2025年7月28日 11:42
ジェーン・スー新刊発売
開催日:8月20日
ジェーン・スーの新刊『介護未満の父に起きたこと』が8月20日に発売
コラムニストやラジオパーソナリティとして多岐にわたって活躍しているジェーン・スーさんが、唯一の家族である父の生活を支えるための記録をまとめた新書『介護未満の父に起きたこと』が、2025年8月20日に発売されることが決定しました。この本は、彼女が父のケアに奔走した5年間の詳細な記録をもとにしており、介護の現実をリアルに描写しています。
父の生活の変化とその背景
5年前、ジェーン・スーさんの82歳の父は、突然一人での生活を余儀なくされました。幸いにも健康には問題がなかったものの、家事がほとんどできない「昭和の男」としての生活に黄信号が灯ります。彼女は、そんな父のピンチに一念発起し、毎食の手配から大掃除まで、あらゆるサポートを行うことになります。
この本では、父が直面する様々な困難が描かれています。例えば、「ペットボトルが開けられない」「明日の予定がわからない」といった日常的な問題が次々と発生し、父の生活は日に日に厳しさを増していきます。ジェーン・スーさんは、これらの出来事を通じて、介護未満の状態にある高齢者がどのような支援を必要とするのかを考察しています。
合言葉は「ビジネスライクに」
この本における重要なテーマの一つは、「ビジネスライクに」という合言葉です。ジェーン・スーさんは、感情的にならず、冷静に父をサポートすることを心がけていました。これにより、彼女自身もストレスを軽減しつつ、父に対する適切な支援を行うことができたのです。
このアプローチは、特に高齢者のケアにおいて重要です。感情的な負担を軽減することで、より効率的にサポートができるという点が強調されています。
著者からのメッセージ
ジェーン・スーさんは、著書の中で「人はいきなり『要介護』になるわけではない」と述べています。彼女の父が示したように、要介護未満の状態が続く中で、どのように生活を支えていくのかが重要なテーマとなります。
彼女は、父との関係を深める中で「喧嘩しない」を最大のテーマに掲げ、遠隔サポートの試行錯誤を記録しています。このような試行錯誤は、同じような状況にある人々にとって、非常に参考になる内容です。
書籍の内容紹介
『介護未満の父に起きたこと』は、82歳の父が突然ひとり暮らしを始めたことから始まります。健康に問題はないものの、家事ができないため、生活は次第に厳しくなります。唯一の家族である娘は、父の生活を支えるために、ビジネスライクなアプローチでサポートを行います。
この本では、父が直面する様々な課題や、介護未満の高齢者に必要なケアと心構えについて詳しく述べられています。特に、父の「介護前夜」における日々の奮闘がリアルに描かれています。
著者紹介
ジェーン・スーさんは、1973年に東京で生まれたコラムニストおよびラジオパーソナリティです。TBSラジオの「ジェーン・スー 生活は踊る」や、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」のMCを務めています。
彼女の著書には、2015年に第31回講談社エッセイ賞を受賞した『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』や、『生きるとか死ぬとか父親とか』などがあります。これらの作品を通じて、彼女の独自の視点や経験が多くの読者に支持されています。
書籍データ
| タイトル | 介護未満の父に起きたこと |
|---|---|
| 著者名 | ジェーン・スー |
| 発売日 | 8月20日 |
| 造本 | 三方断ちソフトカバー(新書版) |
| 定価 | 990円(税込) |
| ISBN | 978-4106110986 |
| 関連リンク | 新潮社の公式ページ |
ジェーン・スーさんの新刊『介護未満の父に起きたこと』は、介護に関する新たな視点を提供する一冊です。高齢者の生活を支えるための具体的な方法や心構えが描かれており、同じような状況にある人々にとって非常に有益な内容となっています。介護の現実を直視し、どのように対処していくべきかを考えるきっかけとなるでしょう。
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