2025年7月開催!第一園芸チームが国際花大会で世界3位獲得
ベストカレンダー編集部
2025年7月25日 11:59
第一園芸世界3位受賞
開催期間:7月8日〜7月9日

第一園芸チームが世界第3位を受賞
2025年7月25日、第一園芸株式会社は、フランス・ロワール地方で開催された「アート・フローラル国際コンクール2025」に日本代表として出場し、見事に世界第3位を受賞したことを発表しました。この大会は、バラの生産が盛んな地域で行われ、各国のフラワーアーティストが集まり、その技術と芸術性を競い合う国際的なイベントです。
大会は2025年7月8日から9日にかけて行われ、参加したのは12カ国のフラワーアーティストたちです。第一園芸のチームは、監督の新井光史を中心に、川口太聞、久米井夏実、石川桃子、伊勢丹新宿店の店長である市村亨の5名で構成されており、フラワーアートの制作に取り組みました。

アート・フローラル国際コンクールの概要
アート・フローラル国際コンクールは1989年に創設され、フラワーアーティストの可能性を試す場として知られています。毎年、フランスのドゥエ・アン・アンジュで開催され、参加国はその年によって異なりますが、今回は12カ国が参加しました。会場は19世紀まで洞窟住居として使用されていた場所で、選ばれた区画に1,000本のバラを使用したフラワーアートを制作するという条件がありました。
今年のテーマは「バラとコミックス(漫画)」で、各国のアーティストたちがこのテーマに基づいて作品を制作しました。参加者は、与えられた時間内に作品を完成させるために、技術と創造性を駆使しました。

第一園芸チームの受賞の背景
第一園芸チームは、2025年3月に開催された「Flower Art Award 2025 in TOKYO MIDTOWN」でグランプリを受賞した新井光史と川口太聞のペアを中心に結成されました。川口は花の世界に入ってまだ2年ですが、社内コンテストで優秀な成績を収め、今回の国際大会への出場権を勝ち取りました。
チームは第一園芸アカデミーの全面的なバックアップを受け、監督の新井光史が指導にあたりました。作品制作においては、ドゥカン審査委員長から「技術はナンバーワン」と高く評価され、優れた技術力を示すことができました。結果は、優勝がラトビア、2位がイタリア、3位が日本という結果でした。

作品制作のプロセスとチームメンバーの紹介
作品制作は、洞窟内で行われ、1,000本のバラを使用して行われました。監督の新井光史は、作品のテーマを「MANGA」とし、バラを使ってコミックス型のデザインを表現しました。この作品は、日本の文化を象徴するものであり、バラ一輪一輪を丁寧にいけ、最も美しい角度やグラデーションにこだわりました。
以下は、第一園芸チームのメンバーのプロフィールです。
- 新井光史 – 監督。ジャパンカップで内閣総理大臣賞受賞のトップデザイナー。
- 川口太聞 – 2年の経験でコンペティション出場権を獲得。帝国ホテル 大阪フラワースタジオ所属。
- 久米井夏実 – オランダの国家認定資格DFAを保有。ウェディングフラワーコーディネーター。
- 市村亨 – 伊勢丹新宿店店長。幼少期から生け花に触れ、フローリストを志す。
- 石川桃子 – フランス・パリでフラワーアートを学んだ経験を持つフローリスト。

アート・フローラル国際コンクールの意義
アート・フローラル国際コンクールは、単なる花のコンペティションではなく、フラワーアートを通じて国際的な交流を促進する重要なイベントです。この大会では、500品種以上のバラが展示され、一般の人々にも公開されるため、地域の文化や社会活動にも貢献しています。
また、第一園芸では、社内教育機関「第一園芸アカデミー」を通じて、若手フローリストの育成を積極的に行っています。これにより、技術力の向上やコンペティションへの参加を奨励し、フラワーアートの発展に寄与しています。
大会名 | 開催地 | 受賞者 | 受賞内容 |
---|---|---|---|
アート・フローラル国際コンクール2025 | フランス・ロワール地方 | 第一園芸チーム | 世界第3位 |
第一園芸は、花と緑のプロフェッショナルとして、今後も持続可能な社会の実現を目指し、挑戦を続けていくことを宣言しています。これにより、フラワーアートの分野でのさらなる発展が期待されます。
参考リンク: