2025年6月中古一戸建て価格、首都圏と近畿圏で最高値更新
ベストカレンダー編集部
2025年7月25日 11:26
中古一戸建て価格上昇
開催日:7月25日
2025年6月の中古一戸建て価格動向
2025年7月25日、株式会社LIFULLが発表した「LIFULL HOME’Sマーケットレポート」によると、首都圏および近畿圏の中古一戸建ての掲載価格が大幅に上昇しています。特に、首都圏では18ヶ月ぶりに3,700万円台に回復し、近畿圏では26か月ぶりに過去最高価格を更新しました。
このレポートは、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」での掲載物件データおよびユーザーによる不動産会社への問い合わせデータを基に、毎月集計され、翌月25日頃に公開されています。詳細なエリア別データは、LIFULL HOME’S PRESSで確認できます。
首都圏の価格動向
首都圏における中古一戸建ての平均掲載価格は、2025年6月時点で3,726万円となり、前年同月比で104.5%の上昇を示しています。この価格は2023年12月以来、18ヶ月ぶりに3,700万円台に回復したことを意味します。
特に注目すべきは、東京23区の平均価格が8,302万円(前年同月比109.2%)に達し、また「横浜市・川崎市」も4,564万円(前年同月比103.7%)と、いずれも2021年2月の計測開始以降で過去最高価格を記録しています。これにより、都心部が平均価格の上昇を牽引していることが明らかになっています。
首都圏エリア別の価格
- 東京23区: 8,302万円 (前年同月比 109.2%)
- 横浜市・川崎市: 4,564万円 (前年同月比 103.7%)
- 埼玉県: 詳細データはLIFULL HOME’S PRESSをご参照ください。
- 千葉県: 詳細データはLIFULL HOME’S PRESSをご参照ください。
近畿圏の価格動向
近畿圏では、中古一戸建ての平均掲載価格が2,524万円(前年同月比102.4%)となり、2023年4月以来、26か月ぶりに過去最高価格を更新しました。この上昇は、大阪市が3,516万円(前年同月比114.8%)と、7か月連続で過去最高価格を更新していることが影響しています。
近畿圏でも都心部が平均価格の上昇を牽引しており、特に大阪市の価格上昇は顕著です。これにより、首都圏と同様に、都心部の需要が高まっていることが示されています。
近畿圏エリア別の価格
- 大阪市: 3,516万円 (前年同月比 114.8%)
- 兵庫県: 詳細データはLIFULL HOME’S PRESSをご参照ください。
- 京都府: 詳細データはLIFULL HOME’S PRESSをご参照ください。
LIFULL HOME’Sマーケットレポートの活用
LIFULL HOME’Sマーケットレポートは、不動産市場の動向を把握するための重要な情報源です。毎月発表されるデータは、賃料動向や中古マンション価格動向とともに、中古一戸建ての市場状況を詳しく知る手助けとなります。
レポートは、特定のエリアや物件タイプに関する詳細なデータを提供しており、ユーザーは自分のニーズに合った情報を得ることができます。これにより、より良い住まい選びが可能となります。
今後のデータ提供について
LIFULL HOME’Sでは、2025年度における賃料動向や中古マンション価格動向なども引き続き発表していく予定です。これらの情報を通じて、ユーザーは市場の変化を敏感に捉え、適切な判断を行うことができるでしょう。
まとめ
2025年6月のLIFULL HOME’Sマーケットレポートでは、首都圏と近畿圏の中古一戸建て価格がそれぞれ回復し、過去最高価格を更新したことが明らかになりました。特に都心部の価格上昇が顕著であり、今後の市場動向に注目が集まります。
| 地域 | 平均掲載価格 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 首都圏 | 3,726万円 | 104.5% |
| 東京23区 | 8,302万円 | 109.2% |
| 近畿圏 | 2,524万円 | 102.4% |
| 大阪市 | 3,516万円 | 114.8% |
これらの情報は、今後の不動産市場の動向を考える上で非常に重要です。LIFULL HOME’Sでは、引き続き市場のデータを提供し、ユーザーが自信を持って住まい選びを行えるようサポートしています。
参考リンク: