7月24日発表、StoryHubが2.5億円調達でAI編集サービス強化

StoryHub資金調達完了

開催日:7月24日

StoryHub資金調達完了
StoryHubってどんなサービスなの?
StoryHubはAIを活用した編集アシスタントで、良質なコンテンツ制作を効率化し、人間の創造性を補助するオールインワンツールです。
今回の資金調達で何を強化するの?
調達資金はAI編集機能の高度化やファクトチェック機能、インタビュー支援サービス開発、組織体制の拡充などに活用しサービスの質を向上させます。

オールインワンAI編集アシスタントStoryHub、シリーズAラウンドで累計2.5億円調達

StoryHub株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:田島 将太)は、2025年7月24日、Spiral Capitalおよびジェネシア・ベンチャーズを共同リード投資家とし、note株式会社を含む3社を引受先とする第三者割当増資を実施し、シリーズAラウンドで2.2億円の資金調達を完了しました。これにより、エンジェル投資家を引受先としたプレシリーズAラウンドを含めた累計調達額は2.5億円となります。

この資金調達は、現代の情報発信環境における課題を解決するための重要なステップであり、StoryHubのサービス強化を目的としています。

オールインワンAI編集アシスタントStoryHub、シリーズAラウンドで累計2.5億円調達。「価値あるストーリーを共創するハブ」実現のためサービスを強化 画像 2

調達の背景と課題

近年、WebサイトやSNSの普及により、誰もが情報発信を行えるようになりました。日経BPコンサルティングの調査によると、企業の情報発信のために3人に1人がコンテンツ制作を経験するようになったとされています。しかし、情報発信が容易になった一方で、継続的に良質なコンテンツを届けることは依然として大きな課題です。

宣伝会議の調査によれば、広報やオウンドメディアの担当者の4〜5割が「制作の効率化」「コンテンツ制作の人材不足」「コンテンツの質」を課題として挙げています。スマートフォンの普及により配信面が多様化する中、必要な情報を必要な場所で届けることが求められていますが、その負担は大きいのが現状です。

また、二次情報の入手が容易になったことで、いわゆる「こたつ記事」が増加し、コンテンツの均質化が進んでいます。これにより、情報のユニークさが失われる懸念も存在します。

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StoryHubのミッションとサービス内容

StoryHubは「価値あるストーリーを共創するハブになる」というミッションを掲げています。良質なコンテンツ制作には人間の創造性が不可欠であるとの考えから、「AIに全てを丸投げせず、アシスタントとして活用する」というコンセプトでプロダクトを提供しています。

現在、テレビ局、新聞社、出版社、企業のオウンドメディアを中心に80社以上に導入されており、今後のサービス強化を通じて、人間の可能性と創造性を拡張し、良質なストーリーを生み出すプラットフォームへと進化させていく予定です。

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資金調達の使途

今回調達した資金は、以下の取り組みに活用されます。

  • プロダクト・サービスの強化
    • 高度な編集機能:AI生成記事の編集体験を向上させ、ラストワンマイルの品質向上を支援します。
    • リファレンス機能:精度の高いファクトチェックを一画面で表示し、校閲作業をサポートします。
    • コンサルティング・BPO事業の展開:メディア業界だけでなく、企業のオウンドメディアや広報、PR、IR、出版領域などに向けて、良質なコンテンツ制作を支援するサービスを提供します。
    • インタビュー支援サービス:良質な一次情報を生み出す「StoryHubインタビュー(仮)」の開発を予定しており、取材やヒアリングを支援します。
  • 組織体制の拡充・採用強化:エンジニア・ビジネスサイド双方の採用を加速し、価値あるコンテンツをより多く届ける体制を整えます。
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資金調達の概要と投資家のコメント

今回の資金調達の概要は以下の通りです。

調達金額 累計2.5億円
調達方法 第三者割当増資
引受先 Spiral Capital, ジェネシア・ベンチャーズ, note株式会社

投資家からは、以下のようなコメントが寄せられています。

Spiral Capital Principal 直井 聡友氏
StoryHubは、生成AI時代における“個の発信”を支援するツールです。
ジェネシア・ベンチャーズ Principal 河野 優人氏
一次情報と体温を帯びたストーリーは希少資源として価値を高めていくと確信しています。
note株式会社 代表取締役CEO 加藤 貞顕氏
AIを単なる自動化ツールとしてではなく、人間の創造性を拡張する「アシスタント」として活用するという哲学に共感しています。
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オールインワンAI編集アシスタント「StoryHub」とは

「StoryHub」は、高品質なコンテンツを低コスト・効率的に制作できるオールインワンAI編集アシスタントです。特許も取得した制作の全工程を支援する機能により、これから情報発信したい方でも安心して高品質なコンテンツ制作が可能です。

サービス名:StoryHub(ストーリーハブ)
サービスサイト:https://storyhub.jp/service/storyhub
特許番号:第7685132号(登録日:2025年5月21日)

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会社概要

会社名:StoryHub株式会社(旧:ストリーツ株式会社、2025年3月に社名変更)
代表取締役CEO:田島 将太
設立:2022年4月
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目2-2 東宝日比谷ビル 9F
企業サイト:https://storyhub.jp/

今回の資金調達により、StoryHubはメディアから事業会社まで幅広く普及し、日本のコンテンツ産業全体の競争力向上と持続可能性確保に貢献することが期待されています。これにより、より多くの人々が自らの物語を語ることができ、良質なコンテンツが生まれる環境が整うことが期待されます。

参考リンク: