7月19日開催、女性起業家育成プログラム第2期の集中講座をレポート
ベストカレンダー編集部
2025年7月24日 14:32
女性起業家育成プログラム
開催期間:7月19日〜7月21日

女性起業家育成プログラム「Female Founders Door」第2期のキックオフイベント開催
株式会社Sworkers(スワーカーズ)は、2025年7月19日から21日までの3日間、東京・渋谷において女性起業家をゼロから育成するプログラム「Female Founders Door」第2期のフェーズ1「Founders Boot Camp」を実施しました。このプログラムには、選ばれた受講生44名が参加し、合計30時間以上の集中プログラムを通じて、起業家としての基礎スキルとマインドセットを徹底的に鍛え上げました。

「Female Founders Door」の概要と目的
「Female Founders Door」は、女性の起業家を増やし、社会のルールをつくる女性を育成するための取り組み「Project:F」の一環として、2024年12月にスタートしました。このプログラムは、起業を志す女性に対して起業のきっかけを提供する伴走型の起業プログラムであり、受講者が事業アイデアを起案するところから、プロダクト開発、資金調達まで、現役の起業家を中心とした運営メンバーが最長9ヶ月間徹底的にサポートします。
本プログラムは、東京都が運営する多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」に採択されており、第1期では応募者235名のうち178名が審査を通過し、105名が6ヶ月間のプログラムを完了しました。第2期では、第1期の学びを活かし、支援内容をさらに進化させています。

プログラムの理念
起業を考える際には、多くの人が「誰と始めようか?」「ビジョンはどうするか?」「経営スキルを身につけてから起業するべきか?」などの悩みを抱えます。しかし、起業の本質は事業を通じて誰かの課題を解決することです。このプログラムでは、受講者がその事業が本当に誰かの課題を解決するのかを厳しく見つめ、資金調達まで徹底的に伴走します。必要なのは経営スキルやビジョンではなく、未来の顧客の課題を解決するという強い気持ちです。

第2期Founders Boot Campの内容
第2期の「Founders Boot Camp」では、44名の受講者がオフラインで参加し、合計30時間以上にわたる講義やワークショップ、課題に取り組みました。この集中カリキュラムは、起業家に不可欠な「事業アイデアの着想力」を体系的かつ実践的に鍛えることを目的としています。
具体的には、本格的な事業アイデアを構築する力や事業の実現可能性を多角的に評価する方法、株式についての考え方など、今後経営者として必要になる知識を実務レベルで習得する講義とワークショップが実施されました。講義時間外には課題にも取り組み、学んだフレームワークを即座に活用する環境が提供されました。

トークセッションと体験談
さらに、Female Founders Door 学長の松村とSworkers代表でProject:F主宰の坡山によるトークセッションも行われました。両者の起業家としての実体験に基づいたマインドセットの醸成や、スタートアップ特有のプロダクト・サービス開発の本質について深く学ぶ機会が提供されました。また、第1期生が6ヶ月間のプログラムを通じて実際に創り上げたプロダクトの発表セッションも開催され、受講生は起業プロセスの具体的なイメージを獲得し、自身の将来像を明確化することができました。

参加者の声と今後の展開
参加者からは以下のような声が寄せられました:
- 起業家という生き方が身近になった3日間だった。
- 一瞬たりとも話を聞き逃したくなくて、人生で一番真剣に取り組んだ。半年後の自分を楽しみに、次も頑張る。
- 優秀な皆さんと一緒に沢山の学びを収穫できて本当に良かった。
また、X(旧Twitter)での反響も多く、受講生たちの熱意が伝わってきました。
Sworkersは、「Female Founders Door」を通じて多くの女性起業家を生み出し、ルールをつくる女性たちを輩出していくことを目指しています。第2期の次のフェーズであるAdvanced Programは2025年8月にキックオフを予定しており、最終的には資金調達まで支援するFinance Programまで、最長9ヶ月間の充実したサポートを提供する予定です。

主催者のコメント
Project:F主宰の坂山里帆は、「ルールをつくる女性を、ふやす。」という想いから始まった「Project:F」を体現するプログラムが「Female Founders Door」であると述べています。1期生の成長も素晴らしく、今回の2期生も熱量あふれる顔ぶれが揃いました。このプログラムを通じて、世界中に届くプロダクトを生み出す起業家となり、ルールメイカーな女性へと共に成長していくことを期待しています。
また、Female Founders Door 学長の松村は、3連休のフル参加が必要になるハードなプログラムにもかかわらず、44人全員が欠けることなく完走したことを嬉しく思っており、次のAdvanced Programへの応募も想定を大幅に上回ることに驚いているとコメントしています。

「Project:F」と「Female Founders Conference」について
「Project:F」は、女性起業家を増やし、社会のルールをつくる女性を育成するための一連の取り組みです。女性起業家が増えることによって、女性が起案したルールが作られ、雇用と共にそのルールが広まり、さらにはそこから次の女性起業家が生まれていくという新たな流れを作り出すことを目指しています。
また、2025年11月22日には、女性向けのスタートアップカンファレンス「Female Founders Conference」の開催も予定されています。このカンファレンスは、女性が自身のキャリアを主体的にデザインし、自信を持って人生を歩むための後押しを目的としています。

カンファレンスの概要
第1回のカンファレンスでは2,000名以上の女性からお申し込みをいただき、参加者から高い評価を得ました。第2回目では、世代別に第一線で活躍する女性リーダーやキャリアを切り拓いてきた方をゲストに招き、転職や起業など女性のキャリアに関わるテーマを深く取り上げる予定です。

まとめ
イベント名 | 開催日 | 参加者数 | プログラム内容 | 次のフェーズ |
---|---|---|---|---|
Female Founders Door 第2期 Founders Boot Camp | 2025年7月19日〜21日 | 44名 | 事業アイデアの着想力を鍛える集中カリキュラム | Advanced Program(2025年8月予定) |
今回の「Female Founders Door」第2期は、女性起業家育成に向けた重要なステップとなりました。参加者たちは、多くの学びを得て、起業家としての道を歩むための準備を整えています。今後の展開にも注目が集まります。
参考リンク: