布施明の日本武道館60周年記念公演を7/27WOWOW独占放送
ベストカレンダー編集部
2025年7月23日 18:12
布施明武道館公演
開催日:5月7日

布施明の日本武道館公演の魅力をレポート
2025年5月7日、布施明がデビュー60周年を記念して開催した日本武道館公演の模様が、WOWOWによって独占放送されることが発表されました。この公演は、彼にとって初めての日本武道館でのコンサートであり、8000人の来場者が詰めかける中、圧巻のパフォーマンスが繰り広げられました。
布施明は1965年に歌手デビューし、以来数多くの名曲を世に送り出してきました。彼の歌声は、洋楽のスタンダード・ナンバーに日本語の歌詞を載せたポップスとしても知られており、その魅力は時代を超えて多くの人々に愛されています。

公演の開始と布施明の登場
公演は、厳かな鐘の音と共に始まり、力強い太鼓の響きが会場の空気を揺らしました。ステージの後方から登場した布施明は、黒いジャケットに白のシャツ、青のネクタイというフォーマルな装いで、観客の視線を一瞬にして引きつけます。彼がノーマイクで歌った「MY WAY」のア・カペラは、息遣いまで伝わる見事なもので、観客はその瞬間に息を飲みました。
その後、ホーンセクションが華やかに彩る「君は薔薇より美しい」では、布施明が軽快にステップを踏み、オーディエンスの熱気が一気に高まりました。彼の真骨頂ともいえるロングトーンが響くと、会場は一層の盛り上がりを見せました。

感動的なパフォーマンスと新曲の披露
公演の中で、布施明は「追憶」を熱唱した後、唱歌「故郷(ふるさと)」のフレーズをハーモニカで奏でるという演出もありました。続いて新曲「旅のいのり」では、“歌うことの意味”を高らかに謳い上げ、バッハの「G線上のアリア」が流れる中で天を仰ぎ、両手を広げる姿は印象的でした。
また、「武蔵野 On My Mind」ではアコースティックギターの伴奏にのせて郷愁を歌い上げ、観客を望郷へと誘う感動的な瞬間がありました。布施明は「ようこそお越し下さいまして、ありがとうございます」と頭を下げ、感謝の意を示し、満場の拍手を浴びました。

名曲メドレーとドラマティックな演出
60周年ツアーのタイトルにもなった「Voyage<旅路>」は、スケールの大きなバラードであり、布施明の活動の軌跡と聴衆が過ごしてきた日々とのシンクロニシティを感じさせるものでした。また、トニー・ベネットの「Because of You」やシャルル・アズナブールの「帰り来ぬ青春」のカヴァーも披露され、観客はその歌声に酔いしれました。
特にオリジナルシングル曲をフィーチャーしたメドレーコーナーでは、彼のヒット曲が次々と歌われ、客席からは感嘆の声が漏れていました。「少年よ」や「愛は不死鳥」、「シクラメンのかほり」など、布施明の音楽の幅広さとその力量が改めて示されました。

終盤の感動と再登場
コンサートは終盤に差し掛かり、布施明が「道はまだまだ先に伸びております。ですから、この道をもう少し歩いていきたいと思っています」という力強い言葉を発しました。続いて、ドラマティックなバラード「慟哭」や「1万回のありがとう」、自身の生き様を歌った「次の一歩へ」を披露し、観客の心を掴みました。
感謝の意を込めて深く頭を下げた布施明は、再びステージに戻り、フルコーラスで「MY WAY」を歌い上げました。その後、「You Raise Me Up」へと続き、観客は彼の歌声に心を奪われました。金銀の紙吹雪が舞い落ちる中、布施明は静かに舞台を後にしました。

コンサートのまとめとWOWOWでの放送情報
布施明の日本武道館公演は、全身全霊をかけたパフォーマンスであり、観る者すべての魂を揺さぶるものでした。彼の歌声はますます奥深さを増し、観衆との美しい絆を感じさせるものでした。歌うことが彼にとっての祈りであり、その純度の高さが聴く者の心に溶け込んでいく様子が印象的でした。
この公演の模様は、WOWOWにて7月27日(日)午後2時から放送される予定です。また、放送・配信終了後には1カ月間のアーカイブ配信も行われます。布施明のデビュー60周年を記念した特別なコンサートをぜひご覧いただきたい。
公演名 | 布施明 デビュー60周年記念コンサート at 日本武道館 |
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収録日 | 2025年5月7日 |
収録場所 | 東京 日本武道館 |
放送日 | 2025年7月27日(日)午後2:00~ |
放送・配信 | WOWOWライブ / WOWOWオンデマンド |
布施明の圧巻のパフォーマンスと、彼が届ける音楽の真髄をぜひ体験してください。
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