2023年6月発売の防カビ仕様ダイロートン吸音板の特徴と効果

ダイロートン防カビリニューアル

開催日:6月23日

ダイロートン防カビリニューアル
ダイロートンの防カビ仕様って何がすごいの?
ダイロートンの防カビ仕様は、表面に塗布された薬剤がカビの菌糸の分裂を阻害し、湿気の多い場所でもカビの増殖を抑制。衛生的な空間を長持ちさせます。
この吸音板は音環境にも効果あるの?
はい。ダイロートンは表面に多数の吸音穴があり、残響音を抑えて声が聞き取りやすい快適な音環境を作り出します。医療施設やオフィスに適しています。

ロックウール吸音板『ダイロートン』の防カビ仕様リニューアル

大建工業株式会社は、2025年7月23日に、医療施設やオフィス、店舗などの非住宅市場向けにロックウール吸音板『ダイロートン』を防カビ仕様にリニューアルし、2023年6月23日から販売を開始しました。この新しい製品は、カビ問題に悩む施設において、衛生的な環境を提供することを目的としています。

非住宅物件において、カビの発生は深刻な問題となっており、特に医療施設や飲食店などでは、衛生管理が重要視されています。大建工業は、この課題に対処するために、ロックウール吸音板『ダイロートン』を防カビ性能を持たせた新しい仕様に改良しました。

ロックウール吸音板『ダイロートン』を防カビ仕様にリニューアル 画像 2

背景と製品の特長

大建工業は、長年にわたり公共・商業建築分野向けの天井材として、ロックウール吸音板『ダイロートン』を提供してきました。この製品は、吸音性能や防火性能、断熱性能に優れており、オフィスや医療施設、文教施設など多くの非住宅物件で採用されています。

近年、空気の乾燥を防ぐために加湿器を使用するケースが増えており、また大型商業施設やコンビニエンスストアでは、高湿度の環境が生じやすいことから、天井のカビ発生が問題視されています。これにより、定期的なメンテナンスが必要となり、手間や費用がかかるため、これを解決するために新たに防カビ仕様が導入されました。

ロックウール吸音板『ダイロートン』を防カビ仕様にリニューアル 画像 3

防カビ性能の詳細

リニューアルされた『ダイロートン』の最大の特長は、防カビ性能です。表面に塗布された薬剤がカビの菌糸に作用し、分裂を阻害することでカビの増殖を防ぎます。この防カビ性能は特に湿気の多い場所での使用において効果を発揮します。

以下は防カビ性能に関する試験結果の概要です:

試験条件 試験内容
平板培地上に設置した試料にカビを接種 29℃で4週間培養し、カビの発育状態を観察

なお、試験結果は測定値であり、実際の空間では様々な条件により性能が異なることがあります。特定のカビに対する試験結果であり、すべてのカビに対して同様の結果が得られるものではありません。

ロックウール吸音板『ダイロートン』を防カビ仕様にリニューアル 画像 4

快適な音環境の提供

『ダイロートン』は、耳障りな音や反響を抑える効果も持っています。表面に数多くの吸音穴が設けられており、残響音を抑えることで快適な音環境を創出します。特に、声が聞き取りにくくなることを防ぎ、公共の場におけるコミュニケーションを円滑にします。

安全性と省エネ性能

さらに、『ダイロートン』は万一の火災に対しても強い特性を持っています。国土交通大臣認定の不燃材であり、燃えにくく、また有毒ガスの発生も抑えられています。これにより、万が一の火災時にも安全性が確保されています。

また、冷暖房のロスを抑える効果もあり、塩ビクロス張り石膏ボードと比較して約5倍の断熱性能を誇ります。これにより、室内外の熱の出入りを抑え、冷暖房効果を保つことができます。

販売目標と今後の展望

大建工業は、非住宅向けのロックウール吸音板『ダイロートン』全体で、2025年度に20億円の販売を目指しています。これにより、より多くの施設において衛生的で快適な空間を提供し、健康的な公共空間の普及に寄与していく考えです。

まとめ

大建工業がリニューアルしたロックウール吸音板『ダイロートン』は、以下の特長を持っています:

特長 詳細
防カビ性能 カビの増殖を防ぐ薬剤を使用
音環境の改善 残響音を抑える吸音穴が多数
安全性 国土交通大臣認定の不燃材
省エネ性能 冷暖房のロスを抑える断熱性能

このように、リニューアルされた『ダイロートン』は、医療施設や商業施設において重要な役割を果たす製品であり、今後の展開が期待されます。詳細な情報は、公式ウェブサイトやお客様センターを通じて入手可能です。

参考リンク: