8月8日リユースの日に大阪で不要品が世界のごはんに変わる体験イベント開催
ベストカレンダー編集部
2025年7月23日 11:55
WORLD EXCHANGE TABLE
開催日:8月8日
リユースの日に開催される「WORLD EXCHANGE TABLE」イベントの概要
2025年8月8日、リユースの日に、大阪・梅田で開催される体験型イベント「WORLD EXCHANGE TABLE」は、不要品が“世界のごはん”に変わる新しい試みです。このイベントは、ピープルポート株式会社が主催し、地域から始まるグローバルな変革をテーマにしたトークセッションも行われます。
参加者は、不要になったPCやスマホ、子ども服、文房具などを持参することで、収集量に応じて、難民の方々の出身地にちなんだ料理やおやつと交換することができます。このように、不要なものが新たな価値を生む瞬間を体験できるイベントです。
開催の背景と電子廃棄物の現状
現在、電子機器廃棄物(E-waste)は、世界的に深刻な環境問題となっています。国連の報告によると、2024年には6,200万トンの電子廃棄物が発生し、2030年には8,200万トンに達する見込みです。しかし、リサイクル率はわずか22%にとどまっています。この状況は、環境破壊や資源の争奪を引き起こす要因となっています。
日本では、廃プラスチックの再利用率は87%と高いものの、電子廃棄物のリユースは遅れています。これに対処するため、ZERO PCは「環境負担ゼロ・難民ゼロ」を掲げ、電子廃棄物の再生を通じて循環型社会の実現を目指しています。再生業務には、日本に避難してきた難民の方々が関わっており、彼らに安心して働ける環境を提供しています。
イベントの詳細とプログラム
「WORLD EXCHANGE TABLE」は、2024年8月8日(金)にBlooming Campで開催されます。イベントは二部構成で、第一部は11:00から17:00まで自由入場で行われ、不要なものが“世界のごはんやおやつ”に変わる体験を提供します。
第二部は18:00から20:00までのトークセッションと交流会が予定されており、事前登録が必要です。このセッションでは、タンザニア、南スーダン、パレスチナ、ミャンマーから来日したチェンジメーカーたちが地域から始まるグローバルな変革について語ります。
トークセッションのスピーカーには、タンザニアでIT Bootcampを通じて若者支援に取り組む角田弥央氏、南スーダン出身のDeng氏、パレスチナで起業家教育に取り組む社会起業家のRula氏(予定)、ミャンマーから日本に逃れたTin Win氏(予定)が参加します。
協力団体と関連情報
本イベントは、ピープルポート株式会社が主催し、クリエイティブチーム「kaiwamono」と株式会社Darajapanとのコラボレーションにより実施されます。これにより、リユースの楽しさを広め、地域での会話を生む場を提供します。
また、イベントに関する詳細は、以下のリンクから確認することができます。
ピープルポート株式会社とその取り組み
ピープルポート株式会社は、再生パソコンブランド「ZERO PC」を運営し、不要なPCや周辺機器の回収からデータ消去、再生・販売までを行っています。再生作業には、日本に避難してきた難民の方々が関わっており、彼らの社会参画を支援しています。企業の詳細は、公式サイトやSNSでも確認できます。
具体的な情報は以下の通りです:
| 会社名 | 設立 | 所在地 | 代表者 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| ピープルポート株式会社 | 2017年12月12日 | 横浜市港北区菊名6-14-7 | 代表取締役社長 青山 明弘 | https://zeropc.jp/ |
このように、ピープルポートは環境負荷を抑えつつ、リーズナブルなPCを提供し、社会的な課題解決に取り組んでいます。イベントを通じて、リユースの重要性を再認識し、誰もが参加できる循環型社会の実現に向けた一歩を踏み出すことが期待されます。