2025年7月28日発売!学研の江戸古典まんが2冊同時登場
ベストカレンダー編集部
2025年7月23日 10:33
学研古典まんが新刊発売
開催日:7月28日
学研学習まんがシリーズから江戸の名作が登場
古典文学は難解であるという先入観を持つ人々にとって、古典名作を楽しむ手段として「まんが」は非常に効果的です。株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社Gakkenは、2025年7月28日(月)に学研学習まんがシリーズから『まんがで読む四谷怪談・雨月物語』と『まんがで読む南総里見八犬伝』の2冊を同時発売します。これにより、古典作品をより身近に感じ、楽しみながら学ぶことができる機会が提供されます。
夏にぴったりの怪談物語『まんがで読む四谷怪談・雨月物語』
『まんがで読む四谷怪談・雨月物語』は、鶴屋南北による「東海道四谷怪談」を基にした作品です。この物語は、日本三大怪談の一つとして広く知られており、江戸時代の公開当初から多くの人々に親しまれてきました。
物語の主人公である浪人・民谷伊右衛門は、元妻のお岩の父を殺害し、その仇を討つ名目で再びお岩と結婚します。しかし、生活が困窮すると彼はお岩と赤ん坊を疎ましく思い、裕福な家の若い娘との結婚を企てます。真実を知ったお岩は恨みを抱えながら死んでしまい、その結果、伊右衛門は恐ろしい呪われた日々を送ることになるのです。この物語は、単なる怖い話にとどまらず、もの悲しさや教訓が含まれた江戸期の名作として、多くの人々に感動を与えています。
物語の魅力と教訓
- 教訓: 人間関係の複雑さや恨みがもたらす悲劇を描いている。
- 感情: 恨みや悲しみが生む恐怖を体感できる。
- 文化: 江戸時代の歌舞伎文化を反映した作品。
日本ファンタジーの源流『まんがで読む南総里見八犬伝』
次に紹介する『まんがで読む南総里見八犬伝』は、滝沢馬琴による江戸時代の大ベストセラーを基にしています。この作品は106冊にも及ぶ長大なストーリーを持ち、その重要部分を迫力のまんがとして再現しています。
物語は、過去の因縁から怨霊「玉梓」に狙われる里見家を中心に展開します。特別な少女「伏姫」の死に際に、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の8つの文字が刻まれた数珠玉が放たれ、珠に選ばれた8人の男子が里見家の因縁に決着をつけるために戦いを繰り広げます。このように、八犬士たちの活躍を通じて、友情や勇気、戦いの物語が描かれています。
物語の魅力とテーマ
- 友情: 8人の男子が互いに支え合いながら成長する姿が描かれている。
- 勇気: 因縁を乗り越えるための戦いがテーマ。
- ファンタジー: 日本の伝説や神話が色濃く反映されている。
まんがで古典を楽しむ新たな方法
学研学習まんがシリーズは、教科書でも取り上げられる日本の代表的な古典作品を、まんがと解説を通じてわかりやすく紹介します。まんがを通じて古典の世界をビジュアルで楽しむことができ、各場面の補足説明や時代背景の解説を通じて、物語をより深く理解することができます。
特に、これから古文を始める小学生や古文に苦手意識のある中高生にとって、このシリーズは非常に有益です。まんがによる視覚的な表現は、古典文学の難しさを軽減し、興味を引き出す効果があります。
コラムによる深い理解
まんがには、緻密な原作再現と本編の内容に絡めたコラムが付属しており、物語をより深く楽しむことができます。コラムを通じて、作品への興味や理解が広がり、読者はさらに多くの知識を得ることができるでしょう。
商品概要と購入情報
以下に、今回発売される2冊の詳細情報をまとめます。
| 書籍名 | 編 | まんが | 定価 | 発売日 | ISBN | 購入リンク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| まんがで読む四谷怪談・雨月物語 | Gakken | 上地優歩、カトーナオ、渡まかな | 1,320円(税込) | 2025年7月28日 | 978-4-05-206175-2 | 購入リンク |
| まんがで読む南総里見八犬伝 | Gakken | 柊ゆたか、小金瓜ちり、上地優歩 | 1,320円(税込) | 2025年7月28日 | 978-4-05-206174-5 | 購入リンク |
これらの作品を通じて、古典文学に対する理解や興味が深まることが期待されます。まんが形式での再現は、読者に新たな視点を提供し、古典作品の魅力を再発見する手助けとなるでしょう。
参考リンク: