7月22日開始「こどもごちめし」夏休み5.4万食無償提供の全貌

こどもごちめし無償提供開始

開催日:7月22日

こどもごちめし無償提供開始
こどもごちめしって何?どうやって利用するの?
こどもごちめしは、地域の飲食店で子ども向けに無償食事を提供するサービス。対象店舗で食事チケットを提示し、バーコードを読み取って会計を完了させる仕組みです。
どのくらいの食事が無償提供されるの?対象は誰?
2025年7月22日から全国で合計5.4万食が無償提供されます。対象は中学生までの児童・生徒で、吉野家、モスバーガー、はなまるうどんの各店舗が協力しています。

こどもごちめしで5.4万食を無償提供

NPO法人Kids Future Passport(以下、KFP)は、地域の飲食店をこども食堂化するサービス「こどもごちめし」を運営しています。2025年7月22日(火)より、子どもたちの「夏休み期間中の食の不安」を解消するため、全国で5.4万食の無償提供を開始することを発表しました。この取り組みは、大手飲食企業3社と連携して行われるもので、地域の子どもたちのために温かい食事を届けることを目的としています。

こどもごちめしで5.4万食を無償提供ー子どもの「夏休みの空腹」を社会全体で支える取り組みスタート 画像 2

プロジェクトの背景

夏休み中、給食がないことで毎日の食事に困る子どもたちが少なくありません。特に、認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンが実施した調査によると、低所得のひとり親家庭では、長期休み中に約40%の家庭で「子どもが1日2食以下になる」との回答があり、深刻な実態が浮き彫りになっています。成長期の子どもにとって、食事は体と心を育む大切な基盤です。必要な栄養が不足すれば、健やかな成長が妨げられてしまいます。

この現状を受け、KFPは大手飲食ブランドである吉野家、モスバーガー、はなまるうどんと連携し、クラウドファンディングによる市民の皆さまからのご支援を加え、全国の子どもたちへ温かい食事を届ける取り組みを展開していきます。

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取り組みの概要

このプロジェクトでは、合計5.4万食の無償提供が行われます。内訳は以下の通りです:

  • 吉野家:3.5万食
  • モスバーガー:1万食
  • はなまるうどん:3千食
  • こどもごちめしクラウドファンディング:6.1千食

提供期間は2025年7月22日(火)から開始され、支援を必要とする子どもたちへ食事を提供する仕組みが採用されます。対象者は中学生までの児童・生徒です。

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提供ブランドと利用方法

具体的な提供ブランドとしては、以下の企業が参加しています:

ブランド名 提供食数
吉野家 3.5万食
モスバーガー 1万食
はなまるうどん 3千食

なお、食事チケットは無くなり次第終了しますので、早めの利用が推奨されます。吉野家・モスバーガーは一部店舗を除き、はなまるうどんは東京都内45店舗が対象となります。また、モスバーガーは全メニューが対象ではありません。利用の際は、対象商品から選ぶ必要があります。

利用方法は以下の通りです:

  1. こどもごちめしを選択し、店舗を検索する。
  2. 店舗を選択する。
  3. 使用できる食事チケットを選択し、お店の従業員に画面を提示する。
  4. 表示された情報に誤りがないか確認し、確定ボタンを押下後にバーコードを読み込み、会計を完了する。
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代表者のコメント

KFPの代表理事である中本真理子氏は、夏休みの子どもたちへの食支援活動に賛同した企業や個人の皆様に感謝の意を表しました。彼女は、夏休み期間中の食支援が重要であると考え、この取り組みを行った理由を説明しています。

「子どもたちが待ちに待った夏休みが始まります。しかし学校給食がなくなるこの時期は、子どもたちの「食」に関する課題が顕在化しやすい時期でもあります。そのため、私たちは今回の取り組みを通じて、多くの子どもたちへ温かい食事を提供したいと考えています。この活動を単発で終わらせることなく、すべての子どもたちが笑顔で過ごせる社会を目指して、今後も継続的に取り組んでまいります。」と述べています。

また、会長の今井了介氏も、支援をいただいた企業や寄付者への感謝を表し、地域の飲食店を活用したデジタルプラットフォームである「こどもごちめし」の重要性を強調しました。彼は、給食のない夏休み期間中にお子さまの食事準備が困難な家庭にとって、この取り組みが大きな安心につながると信じています。

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こどもごちめしの概要

「こどもごちめし」は、困窮と向き合う子どもたちにより広くお食事を届けることを目的として、2023年7月にスタートした活動です。これまでのこども食堂の運営はボランティアの力に依存しており、人手や資金不足、定期的な開催の難しさが課題となっていました。

KFPでは、ITデジタルを利活用した“こども食堂のDX化”によって、三方よしの仕組みを用いた「こどもごちめし」を展開し、子どもたちに栄養満点の食事を提供することで、身体的および精神的な幸せを支援しています。

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NPO法人 Kids Future Passportの概要

KFPは、福岡県福岡市博多区に位置し、2023年6月2日に設立されました。代表理事は中本真理子氏で、地域こども支援事業「こどもごちめし」を運営しています。子ども支援活動のために設立されたこのNPO法人は、全ての子どもの健やかな成長を見守る持続可能な仕組みを目指しています。

具体的な事業内容としては、企業や個人からの寄付や支援金を基金として、地域の登録飲食店で子どもたちに食事を提供する活動を行っています。「こどもごちめし」はGigi株式会社が提供するGOCHIプラットフォームを利用しており、地域に根ざした支援を行っています。

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まとめ

今回の「こどもごちめし」に関する取り組みは、子どもたちの食の不安を解消するための大変重要なプロジェクトです。以下に、今回の取り組みの全体像をまとめます。

項目 内容
提供食数 合計5.4万食
提供期間 2025年7月22日(火)〜
対象者 中学生までの児童・生徒
提供ブランド 吉野家、モスバーガー、はなまるうどん
利用方法 店舗検索、チケット選択、提示、会計

このように、地域の飲食店と連携し、子どもたちに安心して食事を提供する取り組みは、今後の社会における重要な支援の形となるでしょう。

参考リンク: