2025年7月22日開始、島根銀行の次世代バンキングシステム稼働

次世代バンキング稼働開始

開催日:7月22日

次世代バンキング稼働開始
次世代バンキングシステムって何がすごいの?
次世代バンキングシステムはフルオープンAPI搭載で外部連携が迅速。業務効率化やリアルタイムデータ活用で地域金融機関のDXを推進します。
島根銀行でこのシステム導入すると何が変わるの?
島根銀行は業務のデジタル化でコスト削減と効率化を実現。営業・融資業務もワンストップ化し、地域活性化の推進力になります。

フューチャーアーキテクト、島根銀行に導入した「次世代バンキングシステム」が稼働開始

フューチャーアーキテクト株式会社(以下、フューチャーアーキテクト)は、2025年7月22日に株式会社島根銀行(以下、島根銀行)に「次世代バンキングシステム」を導入し、安定的な稼働を開始したことを発表しました。このシステムは、フルオープンAPIを備えた勘定系システムであり、地域金融機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現することを目指しています。

今回の導入は、フューチャーアーキテクトが手掛けたプロジェクトにおいて2行目となり、初めて導入した福島銀行の稼働からわずか1年で実現したものです。このシステムによって、金融機関はこれまで「維持・保守」に集中していたシステム投資から「戦略」中心に切り替えることができるようになります。

次世代バンキングシステムの特徴

次世代バンキングシステムは、フューチャーアーキテクトが全国30行以上の地域金融機関の改革を支援してきた実績とノウハウをもとに構築されました。以下にその主要な特徴を詳述します。

  • フルオープンAPIの導入: すべてのバンキングサービスがAPIで提供されるため、外部との連携が迅速に行えます。これにより、制度変更や新しいサービスの拡充にも柔軟かつスピーディに対応可能です。
  • シンプルなアーキテクチャ: 勘定系コア機能をシンプルにし、業務プロセスを整理することで、効率的な運用が実現されます。
  • リアルタイムデータの活用: 顧客情報を一元化し、リアルタイムデータを活用した経営分析や戦略立案が可能となります。
  • デジタル化による業務効率化: 窓口用の専用端末を不要とし、店舗業務のデジタル化を進めることで、コスト削減を図ります。

島根銀行の新中期経営計画

島根銀行は、2025年4月に新中期経営計画を開始し、「ふるさと山陰活性化プロジェクト」を掲げています。このプロジェクトでは、地域との関わりや地域社会との連携を意味する「ローカルエンゲージメント」の向上を目指しています。フューチャーアーキテクトは、島根銀行のIT戦略パートナーとして、銀行業務とシステムの理想像をともに描き、次世代バンキングシステムを構築しました。

このシステムは、デジタルシフトによる「事務の効率化・省力化」、「人員の再配置」、「営業体制の効率化」を実現し、地域活性化のエンジンとしての役割を果たします。

次世代バンキングシステムの主要システムと機能

次世代バンキングシステムは、以下の主要システムで構成されています。これにより、地域金融機関に求められる業務機能の全域をカバーしています。

主要システム 機能
勘定系システム スリムかつコンパクトな設計
情報系システム リアルタイムデータを提供する統合データマート
FutureBANK 営業・融資業務の効率化
外部API基盤 顧客チャネル拡大に柔軟に対応
インターネットバンキング スマートフォンやタブレットに最適化されたUIを提供

システムの特長

次世代バンキングシステムは、以下の特長を持っています。

  1. ビジネスの変化に柔軟かつスピーディに対応: 勘定系コア機能をシンプルかつスリム化し、変化に強い先進的なアーキテクチャを採用。
  2. バンキングサービスのAPI化: すべてのバンキングサービスがAPIで提供され、提携事業者に様々な金融サービスを提供。
  3. 営業・融資業務をワンストップに: 店舗業務のデジタル化により、業務効率化を実現。
  4. リアルタイムデータの活用: 統合データマートにより、マーケティングや経営戦略策定を支援。

まとめ

フューチャーアーキテクトが島根銀行に導入した「次世代バンキングシステム」は、地域金融機関のDXを実現し、業務効率化やコスト削減を図ることが期待されています。このシステムは、フルオープンAPIを備えた勘定系システムとして、地域金融機関に求められるバンキングサービスを再定義し、効率的な運用を実現するものです。

以下に、この記事で紹介した内容をまとめた表を示します。

内容 詳細
導入企業 株式会社島根銀行
システム名 次世代バンキングシステム
稼働開始日 2025年7月22日
特徴 フルオープンAPI、シンプルなアーキテクチャ、リアルタイムデータの活用、業務のデジタル化

フューチャーアーキテクトは、今後も地域金融機関のビジネス変革や経営戦略の実現を支援し、新たな価値を創造していくことを目指しています。

参考リンク: