2025年7月22日リリース!ChatSenseのBox連携機能で社内データをAI活用

ChatSense Box連携機能

開催日:7月22日

ChatSense Box連携機能
ChatSenseの新しいBox連携機能って何ができるの?
ChatSenseのBox連携機能では、Boxの指定フォルダ内のワードやPDFなどのファイルをAIが自動で学習し、更新があれば自動的にAIも最新化される機能です。
通常のChatGPTとChatSenseの違いは何?
ChatSenseは法人向けでセキュリティ強化や社内データの追加学習(RAG)が可能で、Box連携など業務効率化に特化した独自機能を備えています。

新機能「ChatSense」のリリースについて

株式会社ナレッジセンスは、2025年7月22日に、社内データを生成AIに追加学習(RAG)できる法人向けChatGPTサービス「ChatSense」に新たなフォルダ連携機能をリリースしたことを発表しました。この機能は、コンテンツクラウド「Box」との連携により、フォルダ内にあるワード、エクセル、PDFファイルなどの社内データを、ChatSense上の「専門家AI」の学習ソースとして活用できるものです。

この新しいBox連携機能を利用することで、企業はクラウドストレージ「Box」内の指定したフォルダの内容をAIに学習させることが可能となります。また、Box上でファイルが更新された場合、ChatSense上の生成AIも自動的に更新されるため、常に最新の情報を基にした回答が得られるという利点があります。

「Box」の社内データを AI が学習・検索できる「ChatSense」、フォルダ連携機能をリリース 画像 2

「ChatSense」の背景とRAG機能の重要性

ナレッジセンスは、業務効率化を目的に多くの企業で導入が進んでいる生成AIチャットボット「ChatGPT」の法人向けバージョンである「ChatSense」を提供しています。特に、RAG(Retrieval-Augmented Generation)機能は、生成AIが社内データに基づいて回答できる仕組みであり、通常の生成AIが学習していない内容でも回答できるようになるメリットがあります。

このRAG機能を活用することにより、特にコンテンツクラウド「Box」を利用している企業は、ChatSenseの「Box連携」機能を通じて、Box上のファイルをAIに学習させ、ファイルが更新されるたびにAIが自動で再学習することが可能になります。これにより、運用コストを削減しつつ、社内データの活用を進めることができます。

「Box」の社内データを AI が学習・検索できる「ChatSense」、フォルダ連携機能をリリース 画像 3

ChatSenseの機能と特徴

「ChatSense」のBox連携機能には、以下のような特徴があります。

  • 簡単なファイル連携: Box上にあるファイルを簡単にRAGの学習ソースとして利用できます。対応するファイル形式には、docx、pdf、xlsx、pptx、txt、csvなどがあります。
  • 自動更新: 一度連携すれば、その後は自動で最新状態に更新されます。Boxでファイルが更新されるたびに、ChatSense上のAIも自動で更新されるため、常に最新の情報を基にした回答が得られます。
  • 画像データの学習: PDF、Word、PowerPointファイルに含まれる画像データも学習可能です。従来のRAGサービスではファイル内の画像を学習させることができませんでしたが、ChatSenseでは独自の技術により、画像やチャートデータも学習対象としています。

これらの機能により、企業は自社のデータを安全に利用し、業務効率を向上させることができます。

「Box」の社内データを AI が学習・検索できる「ChatSense」、フォルダ連携機能をリリース 画像 4

法人向けChatGPTサービス「ChatSense」の概要

「ChatSense」は、2022年秋に米OpenAI社がリリースした大規模言語モデル「ChatGPT」を基にした法人向けサービスです。このサービスは、セキュリティを強化した形でChatGPTを利用し、コスト面でも優位性を持つことが特徴です。以下のような機能があります。

  1. チャット内容をAIの学習から守る機能: エンタープライズプラン、スタンダードプラン、無料のスタータープラン全てで利用可能です。
  2. 豊富な独自機能: プロンプトを社内で共有できる機能や、メンバーの一括管理機能、フォルダ&ドラッグ整理機能などがあり、日々アップデートが行われています。
  3. 初期費用が無料: 最低利用期間の縛りがないため、企業が気軽に導入できる環境が整っています。

これにより、法人や自治体の業務効率を向上させることが期待されています。

ナレッジセンスの企業理念と今後の展望

ナレッジセンスは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、あらゆる社員の生産性を向上させることを目指しています。法人向けChatGPTサービス「ChatSense」をはじめ、生成AIに関する複数のサービスを提供し、グローバルなユーザーに向けて実績を積み重ねています。

また、ナレッジセンスでは、生成AIを活用して業務効率を加速したい企業からの相談を受け付けており、今後もこの分野でのサービス拡充を目指しています。

機能 詳細
Box連携機能 指定したフォルダ内のファイルをAIの学習ソースとして利用可能
自動更新機能 Boxでファイルが更新されるたびに、AIも自動で更新
画像データの学習 PDF・Word・PowerPointファイル内の画像データも学習対象
法人向けのセキュリティ機能 チャット内容をAIの学習から守る機能を提供

以上のように、ナレッジセンスが提供する「ChatSense」は、企業の業務効率を向上させるための強力なツールとして位置付けられています。今後の展開に注目が集まる中、企業はこの新機能を活用してさらなる生産性向上を目指すことが期待されています。

参考リンク: