7月14日寄贈|RKKCSが南阿蘇産お米を熊本子ども食堂へ支援

災害備蓄米寄贈活動

開催日:7月14日

災害備蓄米寄贈活動
なんでRKKCSはお米を子ども食堂に寄付したの?
RKKCSは災害備蓄米を使わなかった場合、地域貢献に活かす独自の循環型社会貢献活動として、子どもたちの食を支援するために寄付しています。
今回寄付されたお米はどこから来たの?
寄付されたお米は南阿蘇村産の無農薬栽培された2024年産「ヒノヒカリ」で、熊本県内の子ども食堂50か所に配布される予定です。

お米の価格高騰とRKKCSの取り組み

株式会社RKKCS(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:金子 篤)は、2025年7月14日(月)に、災害備蓄米として保管していた南阿蘇村産のお米150kgを、熊本県こども食堂ネットワークを通じて県内の子ども食堂に寄贈しました。この寄贈は、昨年9月より始動した「農村の景観・生業と社員・地域を守るプロジェクト」に基づいて行われました。現在、全国的にお米の価格が高騰しており、家計や福祉施設への影響が懸念されています。このような状況の中で、子どもたちの食を支援するための重要な取り組みとなっています。

寄贈式は、熊本県こども食堂ネットワーク事務局にて執り行われ、南阿蘇村から太田吉弘村長もご臨席されました。寄贈されたお米は、2024年の南阿蘇村産「ヒノヒカリ」で、150kg(3kg×50袋)が、希望する熊本県内の子ども食堂50か所に配布される予定です。

お米の価格高騰が続くなか、RKKCSが災害備蓄米を熊本県内の子ども食堂に寄贈 画像 2

寄贈式の様子と関係者の挨拶

寄贈式では、まず南阿蘇村の太田吉弘村長が挨拶を行い、企業版ふるさと納税への感謝を述べました。彼は「昨年から天候不順で米不足が叫ばれる中、本村としては安定した持続可能な米作り、そして生産者が安心して生産できるような体制をつくっていきたい」と語りました。

続いて、RKKCSの取締役・経営管理本部長の落石考紀が寄贈者として挨拶を行い、「企業として実施している災害備蓄を、社会課題に貢献するものにつなげようと昨年よりこの取り組みを開始しました。南阿蘇の自然や農業環境、そして健康で明るい子どもの未来につながればと思っています」と述べました。

最後に、熊本県こども食堂ネットワークの島田万里代表理事からは「子ども食堂の運営が厳しい環境にある中で、このようにたくさんのお米を寄贈いただき、改めて御礼を申し上げます」との言葉がありました。彼は、5年前にネットワークを立ち上げた際には31の会員食堂があったが、現在は97まで増えたことを報告しました。

お米の価格高騰が続くなか、RKKCSが災害備蓄米を熊本県内の子ども食堂に寄贈 画像 3

「農村の景観・生業と社員・地域を守るプロジェクト」の概要

RKKCSが推進する「農村の景観・生業と社員・地域を守るプロジェクト」は、南阿蘇農業みらい公社から購入した無農薬栽培米を災害備蓄米として保管する取り組みです。このプロジェクトでは、災害等で使用しなかった場合には、新しいお米の購入と入れ替えで子ども食堂へ寄付するという独自の循環型社会貢献活動が行われています。

具体的には、以下のようなプロセスを経て寄贈が実現しています:

  • 南阿蘇農業みらい公社から無農薬栽培のお米を年間300kg購入(150kg×年2回)
  • 購入したお米を災害備蓄米として保管
  • 災害備蓄米を使用しなかった場合、熊本県こども食堂ネットワークを通じて寄付

この取り組みは、企業の危機管理として備えたものが地域貢献へとその役割を変える、持続可能な仕組みです。社員のための災害備蓄米が、南阿蘇の農業支援、そして子どもたちの食の支援へとつながっています。

お米の価格高騰が続くなか、RKKCSが災害備蓄米を熊本県内の子ども食堂に寄贈 画像 4

地域活性化と子ども食堂の支援

熊本県内の子ども食堂の数は、2017年に9か所だったものが、2025年3月末時点では206か所に増加しました。そのうち97の子ども食堂が、今回の備蓄米の寄贈先である一般社団法人熊本県子ども食堂ネットワークに加盟しています。この寄贈は、特にボランティアで運営されている高齢者にとって、申請手続きの煩雑さや納品までの時間が課題となっている中での支援となります。

寄贈された備蓄米は、希望した50の食堂に配布される予定です。子ども食堂では、国の備蓄米も活用されていますが、手続きが煩雑なため、今回の寄贈は大きな助けとなるでしょう。

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RKKCSのサステナビリティへの取り組み

RKKCSは『人も、まちも、しあわせに。』をサステナビリティステートメントとして掲げ、事業活動以外にもサステナビリティアクションを行っています。これまで、災害時用の備蓄米を含む保存食を使用しなかった場合にはフードバンク等に寄贈する取り組みを行ってきましたが、今回のプロジェクトは、より広い社会課題の解決につなげることを目指しています。

提携を結んだ南阿蘇村は、草原を未来につなげる様々な活動を行っており、「オーガニックビレッジ宣言」や「SDGs未来都市の認定」といった実績があります。これにより、地域のコミュニティ活性化にも寄与しています。

項目 内容
寄贈先 一般社団法人熊本県こども食堂ネットワーク
寄贈内容 災害備蓄米 2024年南阿蘇村産「ヒノヒカリ」150kg (3kg×50袋)
配布先 希望する熊本県こども食堂ネットワーク加盟の子ども食堂50か所
プロジェクト名 農村の景観・生業と社員・地域を守るプロジェクト
プロジェクトの目的 災害備蓄米の寄付を通じた地域貢献

このように、RKKCSは地域の農業支援や子どもたちの食の支援を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。企業の活動が地域にどのように貢献できるかを示す良い例となっていると言えるでしょう。

参考リンク: