7月21日開催!STU48朗読劇『炎夏の花』で平和を考える

STU48朗読劇炎夏の花

開催日:7月21日

STU48朗読劇炎夏の花
STU48の朗読劇『炎夏の花』ってどんな内容なの?
『炎夏の花』は被爆80年の節目に、現代の女子高校生が原爆で命を奪われた少女たちと出会い、平和の意味を考えるオリジナル朗読劇です。
この朗読劇の開催日はいつでどこで観られるの?
2025年7月21日に広島のエディオン紙屋町ホールで開催され、7月25日には東京・池袋のSTU48東京劇場で再演予定です。

STU48オリジナル朗読劇『炎夏の花』の開催

2025年7月21日(月・祝)、広島・エディオン紙屋町ホールにて、STU48個人ファンクラブ主催のオリジナル朗読劇『炎夏の花』が開催されました。この公演は、被爆80年という特別な年に、平和への願いを朗読劇として届けることを目的に企画されました。出演者は、尾崎世里花、信濃宙花、高雄さやか、原田清花の4名です。

物語は、現代の女子高校生であるそら(信濃)とせり(尾崎)が、原爆で命を奪われた少女・さえ(高雄)ときよ(原田)に出会い、交流を通じて“平和”の意味を考えていくという内容です。この朗読劇は、単なるエンターテインメントではなく、観客に深い問いを投げかける重要なメッセージを持っています。

STU48 個人ファンクラブ主催オリジナル朗読劇『炎夏の花』~被爆80年の節目に、平和への願いを朗読劇として届ける~ 画像 2

物語の内容とメッセージ

朗読劇『炎夏の花』では、原爆ドームがかつて「産業奨励館」と呼ばれ、日常生活の中心であったことが描かれています。物語を通じて、少女たちの会話が織りなす中で、平和学習に興味がなかった高校生たちが、歴史の重みを徐々に理解していく姿が描かれています。この過程は、現代の観客にとっても非常に重要な視点を提供します。

特に、原爆投下直後の描写では、言葉と声のみで表現される壮絶な情景が、観客の想像力を刺激し、感情を揺さぶる演出となっています。終盤では、戦時下を生きた少女たちが「ここは世界で初めて原子爆弾が落とされた場所だって有名になってしもうたけど、うちにとっては、うちが生まれ育った場所で、ごく普通の生活をしとった場所で、ここにも、当たり前の暮らしがあったんよ…。そのことを知ってほしかったんよ。ほいで、どうか忘れんでほしいいんよ」と語る場面があり、観客に深い余韻を残します。

STU48 個人ファンクラブ主催オリジナル朗読劇『炎夏の花』~被爆80年の節目に、平和への願いを朗読劇として届ける~ 画像 3

キャストの思いと平和への願い

終演後、キャストのメンバーはそれぞれ、作品を通じて感じた思いや平和への願いを語りました。

  • 高雄さやか: 「被爆から80年という大きな節目の年に、平和を見つめる物語を届けることを目的に、この朗読劇を上演させていただきました。演じながら勝手に涙が溢れてしまって…。さやという役柄に自然と気持ちが重なった気がしています。」
  • 信濃宙花: 「現代の女子高生という役を通して、この作品から学ぶことがたくさんありました。劇中でも思わず涙がこぼれてしまったのですが、1人でも多くの方に平和について考えていただけたら嬉しいです。」
  • 尾崎世里花: 「平和について知る“きっかけ”になる存在になることが、私の一つの目標でした。今回、この作品に携われたことをとても嬉しく思っています。」
  • 原田清花: 「被爆80年という節目の年に、平和について考え、伝える機会をいただけたことに、心から感謝しています。」

彼女たちの言葉からは、平和についての深い思いと、未来への責任感が伝わってきます。

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公演の意義と今後の展開

朗読劇『炎夏の花』を通じて、メンバーたちは“平和”と真摯に向き合い、命の尊さや過去の記憶を次世代へつなぐメッセージを観客に届けました。この作品が、今を生きる私たち一人ひとりにとって、平和と命、そしてこれからの未来を見つめ直すきっかけとなることを願っています。

また、本公演のグッズ収益の一部は、広島の被爆に関する支援・継承活動のため、関係団体へ寄付される予定です。さらに、この朗読劇は2025年7月25日(金)に東京・池袋のSTU48東京劇場で再演される予定であり、瀬戸内から東京へ、平和への想いをのせた物語は、より多くの人々の心へ届いていくでしょう。

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公演概要

タイトル STU48オリジナル朗読劇「炎夏の花」
日時 2025年7月21日(月・祝) 1部:開場13:45/開演14:15 2部:開場16:45/開演17:15
場所 エディオン紙屋町ホール(広島市中区紙屋町2-1-18 東棟9F)
出演 尾崎世里花・信濃宙花・高雄さやか・原田清花
演出 田邊俊喜
脚本 月森葵

このように、STU48の朗読劇『炎夏の花』は、ただのエンターテインメントではなく、観客に平和の重要性を考えさせる作品として大きな意義を持っています。平和の尊さや命の大切さを改めて考える機会を提供するこの朗読劇は、今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。

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