7月21日開始!レポサク日報機能がスマホで簡単操作に進化
ベストカレンダー編集部
2025年7月21日 18:48
レポサク日報機能刷新
開催日:7月21日

農業DX「レポサク」の新機能について
エゾウィン株式会社は、2025年7月21日に、農業DX「レポサク」の「日報作成機能」を大幅にアップデートすることを発表しました。このアップデートは、農業現場から寄せられていた「スマートフォンからの提出が難しい」「連続したGPSデータから時間を切り分けて登録できない」といった課題を解決することを目的としています。新機能により、農作業の記録や管理業務が効率化され、より柔軟に日報を作成できるようになります。
今回のリニューアルでは、農機の走行軌跡から作業した圃場と時間を自動で判定し、ほとんど“お膳立て”された日報を、現場のスマートフォンで簡単に確認・微調整するだけで提出できるようになります。この機能により、農作業の記録がより正確に、そして迅速に行えるようになります。

新機能の詳細
新しく追加される機能は、以下の3つのポイントに集約されます。
- 高精度GPSログを活用した作業登録
スマートフォンの画面で、その日に走行した高精度なGPSログ(軌跡)を確認しながら、作業内容を登録・編集することが可能です。これにより、視覚的に作業を振り返ることができ、記憶に頼ることなく正確な記録が実現します。 - 連続した作業の時間切り分け
複数の圃場を連続して作業した場合でも、GPSログ上で作業したい区間を任意に選択し、時間を切り分けて登録できます。これにより、一つの連続したデータから、複数の正確な作業記録を作成することができます。 - 作業の途中追加が簡単に
記録し忘れた作業があった場合でも、後から簡単に追加・編集が可能です。休憩時間や急な機械のメンテナンスなどのイレギュラーな作業記録も、正確な時系列で残すことができます。

農業DX「レポサク」の特徴
「レポサク」には、日報作成機能の他にも多くの特徴があります。以下にその主な特徴を示します。
- 超高精度な作業記録
準天頂衛星みちびきのCLASに対応したGPSロガーが、誤差12cmの精度で位置情報を1秒単位で自動記録します。車両の電源に接続するだけで、オペレーターの操作は一切不要です。 - リアルタイムな進捗の可視化
数十台の車両位置や圃場ごとの進捗率を地図上でリアルタイムに確認できます。進捗確認のための無線連絡が不要となり、コミュニケーションストレスを軽減します。 - データに基づく運用改善と技術継承
自動作成される日報や稼働データ(実稼働・アイドリング等)の分析により、車両や人員の最適配置、投資判断の材料を提供します。熟練者の作業履歴(軌跡データ)は、若手や新規就農者にとって貴重な参考資料となり、早期育成を支援します。

エゾウィン株式会社の概要
エゾウィン株式会社は、北海道標津町に本社を置き、2019年に設立されました。日本最大の酪農地帯が広がるこの地域で、農業の効率化と生産性向上を目指して様々な取り組みを行っています。
同社は、以下のような受賞歴があります。
- 2022年:令和4年度農林水産技術会議会長賞を受賞
- 2023年:J-Startup HOKKAIDOに選定
- 2023年:イチBizアワード最優秀賞を受賞
- 2024年:CEATEC AWARD 2024『コ・クリエイション(共創)部門賞』を受賞
同社のミッションは、「2021年に130万人いた農業従事者は、2040年には35万人にまで減少。日本の食糧生産は危機に瀕しています。エゾウィンは、北海道から国内最大の完全自動化農場を目指し、日本の食を支えます。」というものです。

まとめ
エゾウィン株式会社が提供する農業DX「レポサク」は、日報作成機能のアップデートにより、農作業の記録や管理業務の効率化を図ります。新機能により、スマートフォンを使用して高精度なGPSログを活用し、作業内容を簡単に登録・編集できる環境が整います。これにより、農業現場での業務が大幅に改善されることが期待されます。
項目 | 内容 |
---|---|
新機能の概要 | 高精度GPSログを活用した作業内容の登録、連続した作業の時間切り分け、作業の途中追加が可能 |
主な特徴 | 超高精度な作業記録、リアルタイムな進捗の可視化、データに基づく運用改善と技術継承 |
会社名 | エゾウィン株式会社 |
設立年 | 2019年 |
受賞歴 | 農林水産技術会議会長賞、J-Startup HOKKAIDO、イチBizアワード最優秀賞、CEATEC AWARD 2024 |
このように、エゾウィンの「レポサク」は、農業のデジタル化を進め、現場の声を反映した機能を提供することで、農業従事者の負担を軽減し、より効率的な農作業を実現することを目指しています。