8月2日開催『父と暮せば』こまつ座岩国公演の見どころ

父と暮せば岩国公演

開催日:8月2日

父と暮せば岩国公演
『父と暮せば』ってどんな話なの?
原爆投下から3年後の広島を舞台に、父を亡くした娘・美津江が亡き父と心の交流を通じて命の輝きや絆を再発見する感動の物語です。
岩国公演はいつどこで見られるの?
2025年8月2日(土)14:30からシンフォニア岩国コンサートホールで開催されます。全席指定で学生割引もあります。

こまつ座「父と暮せば」岩国公演の概要

2025年8月2日(土)、シンフォニア岩国にて、井上ひさしの代表作『父と暮せば』の公演が行われます。この作品は、全国3か所(東京・茨城・岩国)でのみ開催され、東京公演は15日間にわたって行われました。東京公演では、演出家や主演俳優が熱演を見せ、多くのメディアに取り上げられました。その反響もあり、岩国での最終公演に向けて多くのお申込みが寄せられています。

こまつ座「父と暮せば」岩国公演 8月2日開催 画像 2

作品の背景とあらすじ

本作は、原爆投下から3年後の広島を舞台にしています。主人公・福吉美津江は、幼いころに母を亡くし、原爆で父を失った23歳の女性です。彼女は図書館で働きながらひっそりと暮らしており、最近、図書館にやってきた青年に淡い恋心を抱いています。しかし、美津江は「自分だけが生き残ってしまって申し訳ない」と思い、恋心を封じ込めています。

そんな美津江の前に、亡くなったはずの父・竹造が現れ、彼女の恋を応援するために陽気に話しかけます。「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」と美津江は抵抗を試みますが、竹造の存在が彼女の心に変化をもたらします。この物語は、原爆というテーマを背景にしながらも、父娘の軽妙なやりとりを通じて、観る人に命の輝きや絆を再発見させる心温まる作品です。

こまつ座「父と暮せば」岩国公演 8月2日開催 画像 3

東京公演の反響と評価

東京公演では、観客から多くの称賛の声が寄せられました。SNS上では以下のような感想が見られました。

  • 「殺伐とした今の時代だからこそ、前向きに生きていく力になる、そんな舞台だ」
  • 「観たことない方は、絶対みてほしいです!面白くって、そして人を想う気持ちを考えられる作品です!」
  • 「初めて観る作品だったのですが、ユーモアもありつつ戦争とはどういうものかを改めて突き付けられた」
  • 「未来について考えて、一歩踏み出そうと思える作品でした」
  • 「当時の広島の方々が経験されたであろう“日常”に惹き込まれました!」

これらの感想は、作品が持つ力強いメッセージや、演技の素晴らしさを物語っています。特に、松角洋平さんと瀬戸さおりさんの演技は高く評価されています。

キャストと演出について

本作の演出は、日本を代表する演出家・鵜山仁が担当しています。鵜山は、1994年の初演からこの作品に携わり、31年目となる今回は新たなキャストとともに新しい演出で届けられます。

主要キャストは以下の通りです。

松角 洋平(まつかど ようへい)
長崎生まれ、山口育ちの被爆3世。主な舞台や映画、テレビで活躍中。
瀬戸さおり(せと さおり)
福岡県出身で、多くの舞台や映画、テレビでの経験を持つ実力派女優。

彼らの演技は、観客に深い感動を与えることでしょう。

公演の詳細情報

公演の詳細は以下の通りです。

項目 詳細
公演日時 2025年8月2日(土)14:30開演(13:45開場)
会場 シンフォニア岩国 コンサートホール
料金 全席指定4,000円/25歳以下の学生2,000円(未就学児の入場不可)
主催 シンフォニア岩国 指定管理者サントリーパブリシティサービスグループ
後援 山口県、山口県教育委員会、山口県文化連盟、岩国市、岩国市教育委員会、岩国市文化協会、yab山口朝日放送
お問い合わせ シンフォニア岩国(TEL: 0827-29-1600)

この公演は、戦後80年の今年、多くの方にご覧いただきたい作品です。井上ひさしの名作がどのように表現されるのか、期待が高まります。

以上の情報をもとに、こまつ座の『父と暮せば』岩国公演について、詳細をお伝えしました。作品の持つ深いメッセージや、キャストの演技に注目しながら、観劇を楽しむことができるでしょう。

参考リンク: