2025年7月19日開催 大阪・関西万博で共生社会体験イベント

大阪・関西万博2025に向けた共生社会体験イベントの開催

一般社団法人tsunahari（AOiプロジェクト／代表：吾妻勇吹）は、2025年に開催される大阪・関西万博において、障がい当事者と医療・福祉・介護の従事者が共に参加する共創イベントを開催することを発表しました。このイベントは、2025年7月19日の19時から行われ、「一歩踏み出すきっかけ」をテーマに、誰もが安心して挑戦できる社会の実現を目指しています。

現在、イベントの実施に向けてクラウドファンディングを行っており、多くの方々からの支援を募っています。イベントの目的は、障がい当事者と医療従事者が共に時間を過ごし、「支援」ではなく「共生」の視点を育むことです。

共に遊ぶことで見える新しい医療・福祉のかたち

本企画は、病院や施設という枠を超え、障がい当事者と医療従事者が一緒にアトラクションやイベントを楽しむ体験を通じて、参加者に「できないから行けない」のではなく、「知らないから不安だっただけ」という気づきを提供します。

イベントの舞台は、大阪・関西万博の公式ステージ「ポップアップステージ東外」です。医療・福祉の専門職が寄り添いながら、参加者同士の交流を促進し、共に楽しむ時間を提供します。これにより、参加者は新たな視点を得ることができ、社会の中での役割や可能性を再認識する機会を得ることができます。

AOi（アオイ）プロジェクトの活動内容

AOiは、障がいを理由に外出や旅行を諦めていた方々に対し、「できない」を「できる」へと変えるきっかけを提供してきた団体です。活動はテーマパークへの外出支援から始まり、現在では毎回100名規模のイベントを実施しています。

この団体の特長は、支える側・支えられる側という役割を取り払い、「一緒に過ごす」ことで互いの可能性を広げることです。参加者は、医療従事者と共に楽しい時間を過ごす中で、互いの理解を深め、共生の重要性を実感することができます。

イベントのもうひとつの柱「FLOWSHIKI（フローシキ）」

本イベントでは、日本発のインクルーシブなヨガメソッド「FLOWSHIKI」も導入されます。このヨガメソッドは、年齢や障がいの有無、体の柔軟性に関係なく、自分自身を優しく包み込む時間を提供します。

講師には、インド政府公認ヨガインストラクターであり、NHK番組の企画経験も持つ37company代表のArica氏が務めます。医療監修には理学療法士の吾妻勇吹氏が参加し、心と身体の結び直しを行います。これにより、参加者は身体的な健康だけでなく、メンタル面でもリフレッシュできる時間を得ることができます。

登壇・主催者プロフィール

• 吾妻勇吹（AOi代表） – 認定理学療法士であり、メディシェアJAPANの創設者。医療用インソール事業など、多数のヘルスケアプロジェクトを主導。
• 松川力也（共同代表） – 言語聴覚士であり、脳出血の後遺症を乗り越え起業。就労支援・地域福祉事業を全国展開する若手起業家。
• Arica（FLOWSHIKI考案者） – NHK制作出身のヨガ講師であり、エシカルブランドを主宰。スリランカアーユルヴェーダ病院のセラピストでもある。

クラウドファンディングの目的と使途

大阪・関西万博「ポップアップステージ東外」でのイベント開催に伴い、交通費、会場費、運営人件費などが必要となります。また、環境的に一歩を踏み出しにくい障がい当事者や医療学生に向けて、無料招待枠の設置も予定しており、その費用も含めて支援を募っています。

このクラウドファンディングを通じて、より多くの方々にこのイベントに参加していただくことを目指しています。支援が集まることで、より充実したイベントを実現することが可能となります。

優しい社会の入り口を、一緒につくるために

AOiが目指すのは、特別な誰かのためのイベントではなく、「誰もが一歩踏み出せる社会」の入り口を創ることです。このプロジェクトは、障がい者支援にとどまらず、医療・福祉のあり方を見直すきっかけでもあります。

“共に遊ぶ”という非日常の中で生まれるつながりが、やがて社会のしなやかさにつながることを期待しています。参加者が互いに理解し合い、共に成長できる場を提供することが、今後の社会にとって重要な一歩となるでしょう。

このような活動を通じて、障がい当事者と医療・福祉従事者が共に創る“共生社会”の実現を目指す取り組みが進められています。イベントの詳細やクラウドファンディングについては、上記のリンクを参照してください。