7月30日開催「かながわ次世代型太陽電池普及プロジェクト」始動
ベストカレンダー編集部
2025年7月19日 09:41
次世代型太陽電池普及
開催日:7月30日

次世代型太陽電池の早期普及を推進する神奈川県の取り組み
神奈川県では、2025年7月18日より、「薄くて、軽くて、曲げられる」という特長を持つ次世代型太陽電池、特にペロブスカイト太陽電池の早期普及を強力に推進することを発表しました。この取り組みは、県民や事業者に次世代型太陽電池の特性を理解してもらうための「見える化」を図ることを目的としています。
この度、県内各地で実施予定の実証事業が5件採択され、次世代型太陽電池の実用化に向けた第一歩を踏み出しました。これにより、県内での次世代型太陽電池の実証実験が行われ、実際の運用状況や性能を確認することが期待されています。

実証事業の詳細
採択された実証事業は以下の5件です。各事業の概要は次の通りです。
代表申請者 | 実証場所 |
---|---|
神奈川中央交通株式会社 | 路線バス(平塚営業所管内) |
日産自動車株式会社 | 日産神奈川販売株式会社 R1東戸塚店 |
株式会社PXP | FUN+TECH LABO、県庁渡り廊下 |
株式会社ベイサン | 神奈川県総合防災センター等 |
株式会社マクニカ | 箱根湯本駅、早雲山駅 |
これらの実証事業は、準備が整い次第、2025年9月下旬頃から順次開始される予定です。具体的な実施内容については、別途発表される予定です。

「かながわ次世代型太陽電池早期普及プロジェクト」の立ち上げ
神奈川県は、次世代型太陽電池の需要創出と早期普及を目指し、新たに「かながわ次世代型太陽電池早期普及プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、企業、大学、自治体、金融機関、団体、県民など、約40者が参加し、次世代型太陽電池の普及に向けた具体的な取り組みを推進します。
プロジェクトでは、以下のような活動が行われる予定です。
- 実証事業で得られたデータの活用
- 倉庫の屋根等への次世代型太陽電池の設置を見据えたケーススタディの実施
- 次世代型太陽電池の開発状況や課題の共有
これにより、次世代型太陽電池の普及に向けた課題を整理・検討し、実際の導入に向けた具体的なアプローチを模索します。
プロジェクト会議の開催について
「かながわ次世代型太陽電池早期普及プロジェクト」の第1回会議が、令和7年7月30日(水曜日)14時から16時まで、神奈川県庁西庁舎703会議室で開催されます。この会議では、次世代型太陽電池の開発状況や課題の共有、具体的なケーススタディの設定が行われる予定です。
会議には、学識経験者や電池開発メーカー、設置希望の企業など約40者が参加し、実証事業の実施事業者も含まれます。また、会議中の取材はできませんが、頭撮りは可能です。取材を希望する場合は、前日までに問い合わせ先に連絡が必要です。
神奈川県の脱炭素に向けた取り組み
神奈川県は、2050年の脱炭素社会実現に向けて、県民や企業、自治体などの様々な主体との連携を強化しています。これを実現するために設置された「かながわ脱炭素推進会議」では、地域からの脱炭素の推進を目指し、様々な取り組みが行われています。
この会議は、企業、大学、自治体、金融機関、団体、県民などが参加し、地域の特性に応じた脱炭素の取り組みを促進しています。具体的な活動内容については、以下のリンクから確認できます。
これらの取り組みを通じて、神奈川県は次世代型太陽電池の普及を促進し、持続可能な社会の実現を目指しています。
取り組み内容 | 詳細 |
---|---|
実証事業 | 次世代型太陽電池の実用化に向けた5件のプロジェクトを実施 |
次世代型太陽電池早期普及プロジェクト | 約40者が参加し、需要創出に向けた具体的な取り組みを実施 |
第1回プロジェクト会議 | 令和7年7月30日(水曜日)に開催予定 |
脱炭素推進会議 | 地域からの脱炭素推進を目指す取り組み |
神奈川県の次世代型太陽電池に関する取り組みは、地域の活性化や環境保護に寄与する重要な施策となるでしょう。これにより、持続可能な社会の実現に向けた一歩が踏み出されることが期待されます。