2025年7月18日mederiがレバレジーズグループに参画しオンライン診療拡大へ

オンラインピル診療サービス「mederi」がレバレジーズグループに参画

2025年7月18日、オンラインピル診療サービス「mederi Pill」および法人向け福利厚生サービス「mederi for biz」を展開するmederi株式会社が、レバレジーズ株式会社を譲受先とする株式譲渡を決定し、同社グループに参画することを発表しました。この提携により、両社はオンライン診療の可能性をさらに広げる取り組みを推進していくことになります。

mederiの成長とビジョン

mederi株式会社は、「誰もが愛でりあえる社会へ」というビジョンのもと、女性の健康支援に取り組んできました。特に、主力サービスである「mederi Pill」は、LINE公式アカウントの友だち登録者数が45万人を突破し、多くの女性に利用されています。このサービスは、低用量ピルのオンライン診療プラットフォームとして、女性が自分の健康を管理しやすい環境を提供しています。

さらに、企業向けの福利厚生サービス「mederi for biz」も、企業からの導入ニーズが高まり、着実に広がりを見せています。これにより、企業の人的資本経営や女性活躍推進を支援する役割を果たしています。

レバレジーズとの提携の意義

mederiは、レバレジーズ株式会社のグループに参画することで、オンライン診療領域での経験やインフラを活用し、さらなるサービスの向上を図ることができます。レバレジーズが展開するオンライン診療サービス「レバクリ」との連携により、より多くの女性に対して健康支援を行うことが可能になります。

mederiの代表取締役坂梨亜里咲氏は、今回のグループ参画がmederiにとって大きな節目であり、新たなフェーズへの第一歩であると述べています。特に、個人の健康とキャリアを大切にする社会の実現に向けた取り組みを強化していく意向を示しています。

両社のコメント

坂梨亜里咲氏は、mederiがレバレジーズグループに参画することに対して、以下のようにコメントしています。

「このたび、mederi株式会社はレバレジーズ株式会社のグループに参画いたしました。これまで築いてきたユーザーの皆さまとの信頼関係を大切にしながら、より深く、より広く、社会に必要とされる価値を届けてまいります。」

一方、レバレジーズ株式会社の代表取締役岩槻知秀氏は、mederiのサービスが「関係者全員の幸福追求」という理念を体現していることに共感し、今回の決断に至ったと述べています。

「テクノロジーの力で医療への障壁をなくし、多くの人々の感情に貢献していくという、その質の高いサービスと温かい思想に、私自身深く共感し、今回の決断に至りました。」

前澤ファンドからの支援

mederiの株主である前澤ファンドの代表前澤友作氏は、mederiがレバレジーズグループに参画することに深い感慨を覚えているとコメントしています。彼は、mederiの成長を見届けてきたことに感謝し、今後のさらなる発展を期待しています。

また、セルソース株式会社の取締役CXOである裙本理人氏も、mederiのビジョンに共感し、レバレジーズ社との連携がmederiにとって大きな価値をもたらすことを確信しています。

mederiとレバレジーズの企業概要

mederi株式会社は、2019年に設立され、東京都目黒区に本社を構えています。主な事業内容には、オンラインピル診療プラットフォーム「mederi Pill」の運営や法人向け福利厚生プラン「mederi for biz」の提供があります。

一方、レバレジーズ株式会社は、2005年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。インターネットメディアや人材関連事業、システムエンジニアリングなど多岐にわたる事業を展開し、2023年度には年商1149億円を突破しています。

このように、mederiとレバレジーズの連携は、オンライン診療の新たな可能性を切り開く重要な一歩となります。今後の展開が期待される中、両社がどのように医療アクセスの課題に取り組んでいくのか注目されます。