7月22日開始！ローソン北大塚店に炒め調理ロボ導入で新メニュー拡充

グリーンローソンに炒め調理ロボット「I-Robo 2」を導入

TechMagic株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：白木裕士）は、株式会社ローソン（本社：東京都品川区、代表取締役社長：竹増貞信）が運営するローソン北大塚一丁目店（グリーンローソン／東京都豊島区）にて、2025年7月22日（火）から炒め調理ロボット「I-Robo」を導入することを発表しました。この取り組みは、2025年6月23日（月）にオープンしたローソン高輪ゲートウェイシティ店に続くもので、からあげクン用揚げロボットに次ぐ第2弾となります。

導入の背景と目的

ローソン北大塚一丁目店は、「サステナブルな暮らしを顧客と共に考える」ことをコンセプトに、社会課題の解決に取り組む店舗として2022年にオープンしました。この店舗は、店内厨房で調理を行う「まちかど厨房」を全国の約7割にあたる9,600店舗に導入しており、厨房スペースを常設する小売店舗としては国内最大規模です。

2021年には、デリバリー専用に開発した商品を店内厨房で調理しお届けする宅配サービス「ゴーストレストラン」を開始し、現在では北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・九州地区の約700店舗に導入されています。このように、店内厨房「まちかど厨房」では、弁当や惣菜、サンドイッチなどの調理メニューの需要が高まっており、今回の「I-Robo」の導入は、出来たてメニューのさらなる拡充と厨房オペレーションの省力化を目的としています。

「I-Robo」の導入による変化

「I-Robo」の導入により、これまで油調・電子レンジ中心だった店内厨房に「炒める」調理工程が追加され、提供可能メニューが大幅に拡大します。具体的には、「たまごチャーハン」や「野菜炒め」といった火力とスピードが求められるメニューを、約1.5～2.5分で誰でも安定して調理できるようになります。

注文は店内の専用端末から受け付けられ、注文後にはロボットが店内で調理したメニューをできたての状態で提供します。具体的に「I-Robo」を活用して提供される炒めメニューは全14品（トッピング違いを含む）です。

「I-Robo」による調理対象商品

• 炒飯（商品例）
  • たまごチャーハン（税込538円）
  • たまごチャーハン 春巻き2個のせ（税込646円）
  • たまごチャーハン 牛もつのせ（税込862円）
  • たまごチャーハン 豚ハラミのせ（税込862円）
• 野菜炒め（商品例）
  • 野菜炒め（税込538円）
  • 野菜炒め チャーシュー入り（税込646円）
  • 野菜炒め 牛もつ入り（税込754円）
  • 野菜炒め ネギ塩豚タン入り（税込754円）

「I-Robo 2」の特徴

テックマジックが開発した「I-Robo」は、攪拌、加熱、調理後の鍋の洗浄といった一連の動作を自動化することができる調理ロボットです。このロボットは、炒飯や野菜炒めなど、熟練の職人のレシピを自動で再現します。自動調理においては、メニューに応じて加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向を柔軟に調整できるため、安定した品質の料理を提供することが可能です。

「I-Robo 2」は、さらにサイズがコンパクトになり、洗浄性やタッチパネルの操作性が向上した進化版モデルです。また、安全ガードや循環フードなどのオプションも追加可能で、多様化するクライアントのニーズに応じたカスタマイズが可能です。

テックマジックの企業概要と事業内容

TechMagic株式会社は、2018年2月に設立され、東京都江東区に本社を構えています。代表取締役社長は白木裕士氏で、企業のパーパスとして「サイエンスとテクノロジーの力で人類が創造的に生きる世界を実現する」を掲げています。テックマジックは、食を取り巻く多くの企業が直面する人手不足を解消し、より付加価値の高い業務に従事できる環境を提供するために、最新のAIやロボット技術を融合した各種プロダクトの企画、設計、販売、保守を行っています。

主な事業内容

1. 調理ロボット事業 – 大手飲食チェーン店の厨房内での調理工程を自動化し、料理の味やおもてなし品質を保ちながら人件費を抑制します。
2. 業務ロボット事業 – 食品工場やセントラルキッチンでの単純作業を知能ロボットで自動化し、生産性を向上させます。

まとめ

今回のローソン北大塚一丁目店における「I-Robo」の導入は、調理の自動化による効率化と、顧客に新しい食体験を提供することを目的としています。これにより、厨房のオペレーションが省力化され、より多様なメニューの提供が可能となります。テックマジックは、今後も技術革新を進め、飲食業界における人手不足の解消と生産性向上に寄与していくことが期待されます。

このように、テックマジックの「I-Robo」の導入により、ローソン北大塚一丁目店では、より多様で新鮮なメニューを提供することが可能になります。調理の自動化が進むことで、顧客にとっても魅力的な選択肢が増えることでしょう。