7月12日開催!大滝詠一ナイアガラ・レコード50周年記念ライブレポート
ベストカレンダー編集部
2025年7月18日 09:49
ナイアガラ50周年ライブ
開催日:7月12日

大滝詠一の「ナイアガラ・レコード」50周年記念ライブの開催
2025年7月12日(土)、J-WAVE(81.3FM)は「ナイアガラ・レコード」の設立50周年を祝し、「大滝詠一ナイアガラ・レコード 50th anniversary Eiichi Ohtaki’s NIAGARA 50th Odyssey Live」を「LINE CUBE SHIBUYA」にて開催しました。このイベントは、ジャパニーズ・ポップス界において多大な影響を与えた大滝詠一の音楽の世界を一夜限りで再現するものでした。
ナイアガラ・レコードは、50年前に設立され、日本のポップス史において重要な役割を果たしてきました。今回のライブでは、スクリーンに映し出された貴重な映像や名曲の数々が披露され、ナイアガラに縁あるアーティストたちが共演する特別なステージが展開されました。

ライブのハイライト
ライブの冒頭では、ナイアガラの象徴である滝の映像が流れ、その後1976年に撮影された幻のスタジオ・ライブ映像が上映されました。大滝詠一と共に演奏した坂本龍一や伊藤銀次など、当時の若きミュージシャンたちの姿が映し出され、観客はその歴史的な瞬間に釘付けとなりました。
ライブのサウンド・プロデュースを務めた井上鑑が率いるバンドが登場し、オープニングナンバーとして『NIAGARA MOON』のタイトル曲が流れると、会場の雰囲気は一気に盛り上がりました。続いて「ハンド・クラッピング・ルンバ」や「Blue Valentine Day」など、ナイアガラの名曲が続々と演奏され、観客はその魅力に酔いしれました。

スペシャルバンドの演奏
井上鑑率いるスペシャルバンドは、名うてのミュージシャンたちで構成されており、彼らの奏でる大滝メロディーとナイアガラ・サウンドのアンサンブルは、まさに珠玉のものです。特に、メドレーで演奏された「スピーチ・バルーン」や「夏のペーパーバック」は、観客の心を掴む素晴らしいパフォーマンスでした。
井上は、ナイアガラに関わったミュージシャンの中で最も多くの参加回数を誇り、そのストリングス音源をバンド演奏と同期させることで、今夜の前半を彩りました。特に「恋するカレン」や「恋のナックルボール」といった楽曲は、観客にとって懐かしくも新しい体験をもたらしました。

ゲストアーティストの登場
このライブには、数多くのゲストアーティストが登場しました。まずは、鈴木茂がステージに現れ、「雨のウェンズデイ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンを披露しました。鈴木は大滝との長い関係を語り、そのギター・ソロは観客を魅了しました。
続いて、野宮真貴とNight Tempoがサプライズ出演し、「真夏の昼の夢」を歌い上げました。野宮は浴衣姿で登場し、会場を盛り上げました。Night Tempoは、80年代の日本のポップスを現代に響かせるDJプレイを披露し、観客を夢見心地に誘いました。

渡辺満里奈と川崎鷹也のパフォーマンス
渡辺満里奈は、「うれしい予感」を笑顔で歌い上げ、そのフレッシュな姿に観客は拍手喝采でした。彼女は自身の音楽のルーツを大滝詠一に求め、その魅力を再確認しました。また、川崎鷹也と共に「FUSSA STRUT」を演奏し、観客とのコール&レスポンスで会場を盛り上げました。
特に「君は天然色」を歌う川崎は、堂々としたパフォーマンスを見せ、観客に感動を与えました。彼は大滝の名曲を歌うことにプレッシャーを感じながらも、その期待に応える姿勢を見せました。

大貫妙子の登場とライブの締めくくり
ライブの後半には、大貫妙子が登場し、「蜃気楼の街」を歌いました。彼女の清廉な歌声は、まるで1975年にタイムスリップしたかのような感覚を与え、会場は感動に包まれました。
続けて、全ての出演アーティストがステージに集まり、ラストナンバー「幸せな結末」を披露しました。大滝詠一の生前のヴォーカルをまじえながら、全員で歌い上げる姿は、感動的なフィナーレを迎えました。50周年の節目に、世代とジャンルを超えたアーティストたちが集い、ナイアガラ・サウンドの未来を繋ぐ架け橋となるライブでした。

イベントの放送情報
このライブの模様は、2025年8月11日(月・祝)にJ-WAVEの特別番組として放送される予定です。また、フジテレビTWOでも9月4日(木)に放送される予定で、詳細は公式ウェブサイトで確認できます。

まとめ
イベント名 | 開催日 | 場所 | 出演アーティスト | 放送情報 |
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大滝詠一ナイアガラ・レコード 50th anniversary Live | 2025年7月12日 | LINE CUBE SHIBUYA | 大滝詠一、井上鑑、鈴木茂、野宮真貴、Night Tempo、渡辺満里奈、川崎鷹也 | J-WAVE 8月11日、フジテレビTWO 9月4日 |
このライブは、ナイアガラ・レコードの歴史と大滝詠一の音楽を再確認する素晴らしい機会となりました。観客は、アーティストたちの情熱と音楽の力を感じることができ、心温まるひとときを過ごしました。音楽の力で人々を繋ぐこのイベントは、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。
参考リンク: