2025年7月16日発表|タイミー、韓国スポットワーク企業へ初出資と提携
ベストカレンダー編集部
2025年7月16日 18:41
タイミー韓国出資提携
開催日:7月16日

タイミー、韓国のスポットワークサービス「급구(クック)」への出資と提携を発表
株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、2025年7月16日15時30分に、韓国のスポットワークサービス「급구(クック)」を運営するNeeder Inc.(本社:釜山広域市、代表者:申 炫植)への出資を決定したことを発表しました。この出資は、タイミーにとって初めての出資であり、また初めての海外企業への出資でもあります。
出資と同時に、Neederと提携を結び、韓国におけるスポットワークの拡大や新規ビジネスの創出を共に推進していくこととなります。タイミーは、これまで日本のスキマバイトサービスを通じて培ったノウハウを活かし、韓国市場でも人手不足の解決に貢献したいと考えています。
出資の背景と目的
日本は人手不足が深刻な課題となっており、タイミーはこの問題に対して解決策を提供することを目指してきました。韓国でも同様に、2024年には合計特殊出生率が0.75とOECD加盟国の中で最も低い数値を記録しており、労働力の中核をなす生産年齢人口が減少しています。このような背景から、韓国におけるスポットワークの需要が高まっており、タイミーはNeederと共にこの市場において新たなビジネス機会を模索しています。
具体的には、韓国での副業層やシニア層などの潜在労働力を活かし、スポットワークの広がりを実現することが期待されています。タイミーは、Neederと連携し、韓国の労働市場における新たな働き方を提案していく考えです。
各社代表のコメント
Needer Inc.の代表取締役、申 炫植氏は、「韓国は労働人口の減少と柔軟な働き方の需要増加という二つの重要な変化を同時に経験している。このタイミーとの出資およびパートナーシップは、両社のスポットワーク経験と技術を共有し、時間単位の労働市場の革新を共にリードしていく重要な第一歩である」と述べています。
また、タイミーの代表取締役、小川 嶺氏は、「タイミーは創業以来、日本で深刻な社会課題となっている人手不足の解決に取り組んできた。その中で培ってきたノウハウが、韓国という新しい市場への挑戦を後押ししている。Neederと共に新しい未来を創り上げていく」とコメントしています。
Needer Inc.の企業概要
Neederは、「人が必要な瞬間」と「働きたい気持ち」をつなぐHRテック企業であり、短期仕事マッチングプラットフォーム「급구(クック)」を運営しています。このプラットフォームでは、履歴書や面接が不要で、希望の業務にすぐに接続できるサービスを提供しています。
Neederは、Coupang、IKEA Korea、GSリテールなど多様な産業分野のパートナー企業と共に、物流・流通・外食分野全般でリアルタイム短期人材マッチングインフラを拡大しています。設立は2014年12月で、代表者は申 炫植氏です。
株式会社タイミーの企業概要
株式会社タイミーは、「はたらくに“彩り”を。」をテーマに、スキマバイトサービスを提供しています。このサービスは、「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングすることで、時間や場所に制約されない自由な働き方を提供します。
働き手は、働きたい案件に申し込むだけで、履歴書や面接無しですぐに働くことができ、勤務終了後すぐにお金を受け取ることができます。事業者は、求めるスキルや来てほしい時間を最短1時間から設定するだけで、条件に合った働き手と自動的にマッチングします。設立は2017年8月で、代表者は小川 嶺氏です。
企業名 | 設立年月 | 代表者名 | 所在地 | URL |
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Needer Inc. | 2014年12月 | 申 炫植 | 釜山広域市 | https://www.gubgoo.com |
株式会社タイミー | 2017年8月 | 小川 嶺 | 東京都港区 | https://corp.timee.co.jp/ |
このように、タイミーとNeederの提携は、両社にとって新たなビジネスチャンスを生み出す重要な一歩となります。韓国市場でのスポットワークの拡大に向けて、両社がどのように協力していくのか、今後の展開が注目されます。