2025年6月18日発表 LEGIKAと日本工学院がクリエイター育成で連携

LEGIKAと日本工学院の連携協定について

2025年6月18日、特定非営利活動法人LEGIKA（以下「LEGIKA」）と日本工学院（以下「日本工学院」）は、クリエイター育成を加速するための連携協定を締結しました。この協定は、東京・大田区の新しい施設「上池台トキワソウルーム」のオープンを機に実施されるもので、両者の協力によってマンガやアニメーション分野の人材育成を推進することを目的としています。

LEGIKAは、マンガ家育成事業「トキワ荘プロジェクト」とマンガ制作事業「レジカスタジオ」を運営しており、その活動の一環として日本工学院との連携を強化することにしました。日本工学院は、蒲田および八王子にキャンパスを持ち、マンガ・アニメーション科を設置している総合専門学校です。

上池台トキワソウルームの概要

新たにオープンする「上池台トキワソウルーム」は、東京都大田区に位置し、全55室を備えたシェアハウスです。この施設は、クリエイターが共同生活をしながら、創作活動に専念できる環境を提供します。上池台トキワソウルームは、学生や若手クリエイターが集まり、互いに刺激し合いながら成長するための場となることが期待されています。

施設のイメージは、居室を含むラウンジやアトリエも完備されており、クリエイターが創作活動を行うための快適な環境が整えられています。入居者は、トキワ荘プロジェクトの一員として、さまざまなイベントやコンテストに参加し、デビューや就職支援を受けることが可能です。

提携の詳細と目的

LEGIKAと日本工学院の提携内容は、以下のように多岐にわたります。

• トキワ荘プロジェクト等施設への日本工学院生の入居者募集及び入居
• トキワ荘プロジェクト等が行うイベントへの日本工学院生の参加
• トキワ荘プロジェクト等参加者及び日本工学院生の育成
• トキワ荘プロジェクト等参加者及び日本工学院生の各種コンテスト参加
• トキワ荘プロジェクト等参加者及び日本工学院生のデビュー・就職
• トキワ荘プロジェクト等参加者及び日本工学院生のクリエイティブ作品制作
• その他、双方協議により必要と認められる事項

この提携により、クリエイターに対する協働型能力開発プログラムを展開し、質の高い教育と多様な機会の提供を目指します。特に、トキワ荘プロジェクトに参加することで、クリエイター同士の交流や競争が促進され、より高いレベルでのスキル向上が期待されます。

日本工学院の概要

日本工学院は、1947年に設立された日本最大級の総合専門学校で、放送技術やコンピュータ、エンタメなど、時代に即応した人材育成を行っています。現在、蒲田と八王子、登別にキャンパスを持ち、107の多彩な専門分野に約10,000名の学生が在籍しています。また、理工系総合大学である東京工科大学も併設されており、約8,000名の学生が学んでいます。

日本工学院では、マンガ・アニメーション科を通じて、クリエイターとしての基礎を築くための教育を行っており、学生は実践的なスキルを身につけることができます。

LEGIKAの活動と今後の展望

LEGIKAは、2009年に設立され、マンガ制作事業「レジカスタジオ」やマンガ家育成事業「トキワ荘プロジェクト」、シェア型学生寮事業「チェルシーハウス」などを展開しています。特に、レジカスタジオは、マンガパブリッシャーや企業団体に対するマンガ制作・IPプロデュースを行う事業で、既存の取引先には大手企業が名を連ねています。

今後、LEGIKAは日本工学院との連携を通じて、より多くのクリエイターを育成し、マンガやアニメーション分野での人材の育成に貢献することを目指します。また、質の高いコミュニティを通じての成長を重視し、集団全体での成長を促進する方針を掲げています。

このように、LEGIKAと日本工学院の連携は、クリエイター育成の新たなステージを切り開くものであり、今後の展開が注目されます。両者の協力によって、質の高い教育と多様な機会が提供されることで、未来のクリエイターたちが育っていくことが期待されます。