2025年7月15日開始 法人向けAI ChatSenseがBox連携で業務効率化

法人向け生成AI「ChatSense」がBoxと連携

株式会社ナレッジセンスは、2025年7月15日11時00分に、法人向け生成AIサービス「ChatSense（チャットセンス）」がコンテンツクラウド「Box」との連携機能において、Box社の公式認定である「Boxエコシステムソリューション」に登録されたことを発表しました。この認定は、ChatSenseとBoxの連携における信頼性と利便性が公式に認められたことを示しています。これにより、企業はより安心してBox上の社内データをAIに連携し、活用することが可能になります。

ChatSenseは、社内データを生成AIに追加学習（RAG）できるサービスであり、業務効率化を目的に多くの企業で導入されています。特に、東証プライム上場企業を含む500社以上の大手企業が利用しており、セキュリティ面での強みが注目されています。

Box上の社内データを活用する背景

最近、生成AIの導入が進んでいる中で、特に「RAG」という機能が注目されています。RAGとは、生成AIが社内データに基づいて回答できる仕組みであり、通常の生成AIでは学習していない内容でも対応可能となります。この機能を活用することで、企業は自社のデータをより効果的に活用することができるのです。

特に、日経225の75%が利用するコンテンツクラウド「Box」を導入している企業からは、「Box上のファイルをより円滑かつ安心してAIに連携したい」という要望が多く寄せられていました。今回の「Boxエコシステムソリューション」認定は、こうしたお客様の声に応えるものであり、企業のAI活用をさらに強力に支援するものです。

「ChatSense」の特徴とBoxとの連携

法人向け生成AI「ChatSense」は、Boxとの連携において以下のような特徴があります。

• Box上にあるファイルと簡単に連携: ChatSenseでは、Box上にあるファイルを非常に簡単にRAGの学習ソースとして利用できます。アップロード可能な社内データ形式には、docx、pdf、xlsx、pptx、txt、csvなどが含まれています。
• 自動更新機能: 一度連携すると、その後は自動でAIがアップデートされます。Boxでファイルが更新されるたびに、ChatSense上の追加学習AI（RAG）も自動で更新され、常に最新の情報で回答が可能になります。
• 画像データの学習: ChatSenseでは、PDFやWord、PowerPointファイルに含まれる画像データも学習可能です。従来のRAGサービスではできなかったこの機能により、より多様なデータを活用することができます。

また、学習データはその企業専用に利用され、他社の学習に利用されることはありません。したがって、セキュリティ面でも安心して社内データを学習したAIを実現することができます。

法人向けChatGPTサービス「ChatSense」とは

「ChatSense」は、2022年秋に米OpenAI社がリリースした大規模言語モデル「ChatGPT」を基にしたサービスであり、法人や自治体の業務効率を向上させることを目的としています。以下のような特徴があります。

1. チャット内容をAIの学習から守る機能: エンタープライズプラン、スタンダードプラン、無料のスタータープランすべてで利用可能な機能です。
2. 豊富な独自機能: プロンプトを社内で共有できる機能や、メンバーの一括管理機能、フォルダ&ドラッグ整理機能など、法人契約向けの機能が充実しています。
3. 初期費用が無料: 最低利用期間の縛りがなく、企業が「使ってみないとわからない」というニーズに応えるため、導入のハードルを下げています。

ナレッジセンスと今後の展望

ナレッジセンスは、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速し、社員の生産性を向上させるために、法人向けChatGPTサービス「ChatSense」や事業コンサルティングなどを提供しています。生成AIを活用した複数のサービスをリリースし、グローバルなユーザーに提供している実績があります。

今後もナレッジセンスは、生成AIを活用して社員の業務効率を加速したい企業からの相談を受け付け、さらなるサービスの向上に努めていきます。

まとめ

以上の内容から、ChatSenseは企業のAI活用を強力に支援する信頼性の高いソリューションであることがわかります。今後の業務効率化に寄与することが期待されます。