7月15日開始『火垂るの墓』Netflix配信と地上波放送予定
ベストカレンダー編集部
2025年7月15日 11:58
火垂るの墓Netflix配信
開催日:7月15日

名作アニメ『火垂るの墓』がNetflixで配信開始
2025年7月15日、株式会社新潮社からの発表によると、アニメ映画『火垂るの墓』が本日16時よりNetflixで配信されることが決定しました。この作品は、スタジオジブリによる名作アニメであり、1988年に公開されました。原作は野坂昭如の直木賞受賞作「火垂るの墓」であり、戦争孤児の兄妹が懸命に生き抜こうとする姿を描いています。
本作は、戦後80年の今こそ広く読まれるべき名作として、アニメと原作の両方が再び注目を集めています。特に、8月15日には日本テレビ系「金曜ロードショー」での地上波放送も予定されており、多くの視聴者がこの名作を再び楽しむ機会が増えることでしょう。

原作小説の特別展開と電子書籍キャンペーン
『火垂るの墓』の原作小説は、現在全国書店で開催中の「新潮文庫の100冊」フェアにて特別帯で展開中です。このフェアでは、特別な販売台が設けられ、多くの読者に手に取ってもらえるような取り組みが行われています。
さらに、電子書籍版もKindle Unlimitedにて読み放題キャンペーンが実施されており、2025年7月1日から8月31日までの期間限定で『アメリカひじき・火垂るの墓(新潮文庫)』が対象となります。この機会に、原作を再読することができるのは、非常に嬉しいポイントです。
特集記事や関連情報
また、7月25日発売の新潮社PR誌「波」8月号では「火垂るの墓」特集が掲載されます。この特集では、野坂昭如と高畑勲による貴重な対談や、丸谷才一による名書評が再録されます。さらに、南陀楼綾繁、上村裕香、砂原浩太郎の三氏による新原稿「火垂るの墓」論も掲載される予定で、内容が非常に充実しています。
加えて、「芸術新潮」8月号(7月25日発売)では、現在麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中の「高畑勲展」を4ページにわたって紹介しています。これらの情報は、作品を深く理解する手助けとなることでしょう。
『火垂るの墓』の書籍内容と著者について
原作小説「火垂るの墓」は、昭和20年9月21日に神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ場面から始まります。彼の腹巻きの中にあったドロップの缶が駅員によって投げられ、その中から妹の節子の白い骨が転がり出る描写は、戦争に翻弄された兄妹の悲劇を印象深く描いています。
著者の野坂昭如(のさか・あきゆき)は、1930年に神奈川県鎌倉で生まれ、様々な職を経てコラムニストとして活躍しました。1963年に発表した処女小説『エロ事師たち』で注目を浴び、その後1967年に「アメリカひじき」と「火垂るの墓」を発表し、直木賞を受賞しました。彼の作品は、戦争や社会問題をテーマにしたものが多く、深い洞察力が感じられます。
書籍データ
タイトル | アメリカひじき・火垂るの墓 |
---|---|
著者名 | 野坂昭如 |
発売日 | 1972年2月1日 |
造本 | 文庫 |
定価 | 693円(税込) |
ISBN | 978-4-10-111203-9 |
URL | 作品ページはこちら |
まとめ
名作アニメ『火垂るの墓』のNetflix配信開始と、地上波放送の決定は多くの人々にこの作品を再評価するきっかけとなるでしょう。また、原作小説の特別展開や電子書籍キャンペーンも行われており、読者にとっては非常に魅力的な機会です。さらに、特集記事や関連情報も充実しており、作品をより深く理解するための材料が揃っています。
これらの情報を通じて、『火垂るの墓』の持つ深いメッセージや感動を再確認する良い機会となるでしょう。
参考リンク: